2作品について予備知識を得たところで、いよいよ制作現場へ。大きな声は禁止ということで、みなさん静かに移動。
作画フロアの入り口には、用紙が詰まれたラックが。紙で作業しているスタッフ向けの用紙で、工程指示を出す作業者によって使う紙の色が異なるのだそう。

普段はめったに見られない『炎炎ノ消防隊 参ノ章』と『陰陽廻天 Re:バース』の作画エリアを見学!
『炎炎ノ消防隊 参ノ章』と『陰陽廻天 Re:バース』が制作されるこのフロアでは、全体の照明は落とされ、静寂に包まれていました。
まずは、『陰陽廻天 Re:バース』エリアへ。最近の作品はデジタル作業の分量が多く、自宅などリモートでの作業も可能なため、この日、社内にいたスタッフは数人のみ。作業中のスタッフの邪魔をしないよう、デスクの間を歩き、空いたデスクに貼られたキャラクターに関する設定メモやさまざまな資料などを見て、7月2日(水)放送の第1話にお目見えする作品に思いをはせました。

そのまま『炎炎ノ消防隊 参ノ章』エリアに進むと、こちらでは複数のスタッフが作業中。そうしたスタッフのデスクに、『アンデッドアンラック』や『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの原作やグッズが置いてあるのを見つけた記者がその理由を質問。
アテンドした石関さんから、dpで長く働いているスタッフも多いため、過去にその人が手掛けた作品の関連品だと説明されると、興味津々といった様子で覗き込んでいました。
また、紙で作業する人、デジタルで作業する人の両方がいる理由について石関さんは、「最終的にはデジタルになって一括管理されるのですが、各作業者の経験などによって、作業しやすいスタイルを優先してもらっています」と説明しました。
続いて、制作フロアへ。多くのスタッフが慌ただしそうに働いています。ここは、各作品のスケジュールを管理しながら、時間の確保や調整を行うのが仕事。作品ごとの絵コンテやカットなどのステータスが「今どういった状態か」ということを把握し、遅れがないように進行管理を行います。


各エリアの移動中、社内に貼られたポスターにも記者のみなさんは反応を示し、見入ったり、写真を撮ったり、普段めったに来訪できないスタジオを楽しんでいる様子でした。
