JFA(日本サッカー協会)が掲げた「2050年ワールドカップで優勝」という目標は、本当に実現することができるのか。
これからの日本サッカーについて徹底討論する特番『激論!サッカー2050 世界一は夢のままか』(12月12日放送/テレビ静岡制作/フジテレビ)の放送が決定。
岡崎慎司、酒井高徳、鄭大世、風間八宏からの指摘や提言も
MCを務めるのは、加藤浩次。
激論を交わすサッカー論客として、スタジオには、海外クラブも経験したサッカー元日本代表・中田浩二、同じく元日本代表で2012年にはJリーグ得点王とMVPを獲得したストライカー・佐藤寿人の元選手2人。
さらに、あの本田圭佑選手の兄にして、選手と海外クラブを繋ぐFIFA公認代理人である本田弘幸氏。
海外サッカーからJ3まで年間約300試合を視聴するサッカー通の慶応義塾大学教授・宮田裕章も参戦。
5人の論客が独自の目線で日本サッカー界に一石を投じる。
テーマ①「決定力不足」
最初のテーマは、日本代表の課題として長年叫ばれる「決定力不足」。現在行われている、FIFAワールドカップカタール2022に向けた最終予選でも、アジア諸国を相手になかなか得点が奪えず苦戦を強いられている。
そんな中、日本で世界に通用する絶対的ストライカーを育てることはできるのか?そのためには何が必要なのか?VTRとともに徹底討論。生粋の点取り屋・佐藤寿人が持論を熱く語る。
さらに、日本代表通算50ゴール、現在もスペインでプレーを続ける“侍ストライカー”岡崎慎司選手に、番組独占インタビューを敢行。岡崎が語る”理想のストライカー像“とは。
テーマ②「誰も彼もが海外を目指す風潮」
続いては、「誰も彼もが海外を目指す風潮」について。ひと昔前までは、選ばれし者にのみ開かれた海外への扉。だが現在、海外移籍自体は珍しくもなくなり、海外でプレーする日本人選手は50人以上。
では、日本人選手の評価は高まったのか。海外事情を知り尽くす本田弘幸は「むしろ下がったのでは」と語る。
VTRでは、ドイツ・ブンデスリーガで7年半プレーしキャプテンも務めたヴィッセル神戸・酒井高徳選手が、「Jリーグとヨーロッパの違い」を痛烈に指摘。
同じくドイツでのプレー経験を持つFC町田ゼルビア・鄭大世選手は、海外での日々を「地獄だった」と激白する。
誰も彼もが目指す「海外」は、日本と何が違うのか。選手が持つべき“覚悟”とは——。
一方で、国内での“育成の可能性”も取材。日本サッカー界のレジェンド・風間八宏が唱える、大胆な発想での育成改革とは。これには、加藤も「変わるときですね…」と、日本サッカー界への期待を語る。
『激論!サッカー2050 世界一は夢のままか』(テレビ静岡制作)は、12月12日(日)25時より、フジテレビで放送される。
<加藤浩次 コメント>
——収録はいかがでしたか?
いろんな角度から、これからのサッカーについての話ができて楽しかったです。
元サッカー日本代表選手、代理人、大学教授とさまざまな視点を持った方たちのお話から、朧気(おぼろげ)ながらも今後の日本サッカーの未来が見えたような気がしました。ぜひ、みなさんにも見ていただきたいなと思います。
——特に印象に残ったトークパートは?
今後の選手育成についての話です。2050年にワールドカップで日本代表が優勝するには、やっぱり育成がどのように変われるのかというところが、この番組を通して一番大事だと感じました。視聴者のみなさんも、そこをぜひ注目して見ていただきたいです。
——「2050年ワールドカップで優勝」という目標について、収録の前と後で印象は変わりましたか?
今日、スタジオにいらっしゃった有識者の方々のお話を聞いていると、「もし、これが実行されたら、ワールドカップ2050年の優勝も夢ではない!」と思いました。期待から確信に変わった感じはありました。
——もし実行されたら、どのくらいの確率で優勝できると思いますか?
5分5分ですかね(笑)。この番組をきっかっけに、50%まで可能性が広がるということは、すごいことだと思います!
——視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
この番組に出演させていただいて思ったのは、「今の日本全体がどう変わらないといけないのか」ということが、サッカーを通じてわかる部分もあるということです。
サッカーファンはもちろんのこと、サッカーファンではない方にも、この番組は面白い内容となっていると思います。ぜひ、ご覧ください。
<番組概要>
『激論!サッカー2050 世界一は夢のままか』
放送日時:12月12日(日)25時~
出演:加藤浩次、中田浩二(サッカー元日本代表)、佐藤寿人(サッカー元日本代表)、本田弘幸(FIFA公認代理人)、宮田裕章(慶應義塾大学教授)
VTR出演:風間八宏(セレッソ大阪スポーツクラブ 技術委員長)、鄭大世(FC町田ゼルビア)、岡崎慎司(スペイン・FCカルタヘナ)、酒井高徳(ヴィッセル神戸)、原大智(ベルギー・シントトロイデン)
ナレーション:大江戸よし々