7月18日(土)都内のホテルにてRIZINの記者会見が開かれ、8月9日と10日に行われる「RIZIN.22」と「RIZIN.23」(共に横浜・ぴあアリーナMM)の追加カードが発表された。さらに、会見の2部になんとK-1の人気選手・皇治が登場、今回RIZINへ参戦することを明かした。また1年ほど契約期間が残っていたが、都内で一軒家が買えるほどの違約金を払ってきたとも語った。

皇治選手は、会場に登場するや「あれ、ここK-1の会見じゃないの?」と軽くボケてから着席。隣の榊原信行RIZIN CEOから「すべりぎみですね…」と突っ込まれた。

改めて「K-1から来ました皇治です。強いんです、俺。なぜ自分がここに来たかというと、31歳ですが、一丁前にしゃべれているのはK-1があったから。本当はK-1の選手として、ここに来たいと話をしていたが、セ・リーグの選手がパ・リーグにいきなり行けないのと一緒でルールがあります。最後のチャレンジだと思い練習場を去り、K-1に違約金も払ってきました」とコメントした。

「ファンが望んでいるのは、武尊vs天心」

また「一番大切なのはファン。新しい景色を見せると約束したからです」と話し、かねてからK-1がRIZINなど団体の枠組を超えて試合を望んでいた多くのファンの声に応えたいという思いを伝えた。特に、那須川天心選手とK-1の武尊選手の闘いが待望視されていることに触れ、「武尊と天心ですよね。ファンが望んでいるカードはそれ。若いのにいろいろなものを背負って闘っている天心をリスペクトしている」と語った。

榊原CEOから「8月9日の試合に出て」とその場でオファーを受けると、皇治選手は「公開プロポーズみたいになっている(笑)。世界がこんな時期なので、自分たちが盛り上げなあかん。RIZINもK-1も野球もサッカーも関係ない。武尊も天心も必死に動いてもらっていると思うので、日本を元気にしましょう!」と呼びかけ「天心を先に食ったろうか?」と笑った。

K-1とは1年ほど契約期間が残っていたため、都内で一軒家が買えるほどの違約金を支払ったという。先輩のジムに通いながらトレーニングを続けており、得意な寝技を生かし、RIZINで大暴れすることを約束した。

「朝倉未来選手にYouTubeを教えてもらいたい」

また皇治選手はYouTubeチャンネルを開設したことも明かし「YouTubeは難しい、朝倉未来選手に教えてもらいたいな。チャンネル登録してください!」と締めた。 今回の試合で対戦相手が誰になるのか?注目したい!

大雅選手、朴選手…人気選手が続々参戦!

会見で発表された追加カードには、人気選手の名前がずらり。残念ながらコロナの影響で中止になってしまったが、4月に朝倉未来選手との対戦が決まっていた朴光哲選手は、20歳下の青井人選手と対戦が決定した。

朴選手は「未来選手とやる、ということでおなじみの朴光哲です。試合をできることが本当にうれしくて、スタッフ含め皆さんありがとうございます」と感謝の述べた上で「負けてもどっちみち辞めると思うので、“ロード to 朝倉未来”を目指して頑張る。引退商法です(笑)よろしくお願いします」とコメントした。

RIZINの人気ファイター、元K-1王者の大雅選手は、現在RISE(立技格闘技団体)王者の原口健飛選手と再戦。ふたりは2018年のRIZIN.13で激しい攻防を繰り広げるもドローとなっている。

大雅選手は「自分は準備してきた。自分の人生は格闘技なので、その格闘技のパワーを8月10日見せられたらと思っていますので、楽しみにしていて」と語った。また「今が一番強い。初めてやるつもりで(原口選手と)闘う」とコメントした。大雅選手は、コロナ禍の前にオランダへ武者修行に行っており、海外のトップファイターらとトレーニングを積んでいた。

試合当日は、会場の半分の入場者数に制限し、しっかりと感染予防対策を取ったうえで実施するとのこと。榊原CEOは「他の団体は無観客で行っているが、RIZINはそれではだめ」と会場のファンの熱量が必ず必要と強調した。

最新のカードはこちらから
RIZIN.22
RIZIN.23