映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」の全国公開初日となった11月26日(金)に、櫻井翔と堤幸彦監督が北海道旭川市の「シネプレックス旭川」と沖縄県那覇市の「シネマQ」にサプライズ登場し、舞台挨拶を行った。

この模様は、全国198館にてライブビューイング中継を実施し、約13万5000人が同時視聴した。

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櫻井翔「『ジュンドック』を3つ食べちゃって…」

外の気温はマイナス2度。外は雪が降りそそぐ旭川の劇場内では、上映終了後の熱気が冷めやらぬ雰囲気。突如登壇した櫻井・堤を見た途端、客席からは驚きの声と悲鳴にも近い反応が起こり、思わず櫻井も「久しぶりの大歓声ですね、ありがとうございます」と一言。

全国公開初日を迎え、櫻井は「本日これ、公開初日の1発目(の上映)ですよね。旭川の皆さん、そして全国でもご覧になられてますもんね、朝早くから足を運んでくださりありがとうございます」と感謝。

「せっかく目の前にいるので旭川の皆さんにお伺いしたいんですけど、『ジュンドック』ってご存知ですか?あれを3つ食べちゃって。めちゃくちゃ美味しかったです。いつも北海道だと、札幌に足を運ぶことが多くて、旭川はこういう機会があんまりなかったので、短い時間ですがよろしくお願いします」と挨拶した。

監督は「旭川そして全国の皆さま、ご覧いただきありがとうございます。この映画は一昨年になりますけど、持てる力をすべて出し切って撮った映画です」と達成感を感じる表情でコメントした。

『ARASHI Anniversary Tour 5×20』ツアーでも、最初の公演が札幌だったことを振り返る櫻井。本作の見どころのひとつに、櫻井がピアノを弾く演出があり、「新千歳空港から会場に向かうまでの景色をいまだに忘れられなくて。今思い出すだけでも、手汗をかいてしまいますけど、すごく緊張してましたね。でも札幌で最初の公演をすることが多くて、5人ともソワソワしたり緊張したりするのが初日ですかね」と語った。

また、「全国の皆さんと場所を超えて同じ時間を共有したい」という櫻井の想いを受け、各ライブビューイング中継会場からTwitterに投稿された声を、櫻井・堤がリアルタイムで答えていくというライブトーク企画を実施。

イオンモール幕張新都心の会場から「ドローン始まりドローン終わりは誰が考えたんですか。最初から普段見えない角度で見れたことが凄く嬉しかったです」という質問に、「はい、自分です」と堤監督。

「ドローンというのを近くで使いたかった。となると、松(本)潤の手に置くしかなかった。彼は『失敗したらもう1回やる』って言ってましたからね」と、映画での撮影を意識して特別なものを作り上げたい堤監督とメンバーの意気込みが伝わる回答。櫻井も「ドローンがかなり小さくて会場にいた方も何が飛んでいるのか分かってなかったと思います」と補足した。

T・ジョイPRINCE品川からの「監督的に一番好きなシーンは?」という質問にも、「やっぱりドローンなんですよ。個々の顔のアップからドーム全体を映すっていうところが狙いだったので、あれが上手くいったときは『やったぜ!』って感じでしたね」と答える堤監督。櫻井も「いわゆるDVD作品だと無理ですもんね。来ていただいているお客さんの上にドローンを飛ばすなんて難しくて」と合わせた。

続けて櫻井は「この間改めて観て思いましたけど、エンドロールがすごいですね。ムービーのスタッフロールがすごい人数で。そして燦然と輝くDirected by 松本 潤って。あれ好きなんですよ。メンバーの間でも感動してました」と興奮気味に語った。

この日誕生日の大野智から「翔ちゃん、(舞台挨拶)よろしくね」

舞台挨拶を終えると、櫻井一行は(本作の上映劇場の中で)国内最北端の劇場・シネプレックス旭川から、(同・本作の上映劇場の中で)最南端の劇場・シネマQに、弾丸移動。

沖縄の会場でも大歓声で迎えられた櫻井と堤監督。「全国の皆さんこんばんは。私たちが今どこにいるかお分かりでしょうか。沖縄に来ております!那覇です。シネマQでございます。」と、総移動距離5,000kmのハードスケジュールを駆け抜け、旭川と那覇の気温差24度の過酷な超弾丸ツアーを感じさせない元気な表情で登場した櫻井。

「『朝に続いて、またお前かよ』って空気だったらどうしようかと思っていたんですけど(笑)。足を運んでくださりありがとうございます」と改めて挨拶。堤監督も「60歳を超えているので、ちょっとダメかも(笑)」と少し疲れた様子を見せた。

トークセッションでは、シューティングライブ中、カメラ125台による総撮影時間がおよそ17日間分と、膨大な映像記録を前に、監督は「5人の表情と人間性を切り取ることに注力をした」と本作へのこだわりを見せ、「ちょっとしたとこで触れ合う肩とか、目線のやり取りとか。これはまさに嵐の人間性ですね」と続けた。

それに対して櫻井は「会場やライブDVDでは観られない瞬間を切り取ってもらえたので、それは本当に宝物ですね」と喜びをにじませた。

本作のライブ収録曲のうち、印象に残った楽曲についての質問に、櫻井は「この日においてはやっぱり一曲目ですよね。『感謝カンゲキ雨嵐』の『Smile Againありがとう~♪』『嵐ー!』(コール&レスポンス)ってやつ。過去最大の『感謝カンゲキ雨嵐』ですね」と、当時の熱気ぶりを伝えながら答えた。

更に、全国公開初日にあたり、櫻井は「今日は大野の誕生日で、昨日の夜からメンバーみんなで『おめでとう!』ってやり取りがあって。『翔ちゃん、(舞台挨拶)よろしくね』なんて、大野さんから言われたりとか。今日は僕ひとりで申し訳ないですけど、4人の想いも背負ってきているつもりではあります。みんな見守ってくれてます」と嵐メンバーとのエピソードを披露。

「でもさっき見てたら、僕が昼間に話した『ジュンドック』がトレンドに上がってて。さすがに3つも食べるといまだにお腹空かないですね(笑)」とネット上での盛り上がりに驚いていることも明かした。

最後に櫻井から「今日15時過ぎくらいに動画をファンクラブ内で公開したんですけど、記念すべき全国公開日と同時に大野さんの41歳の誕生日なので、そんな日にこんな機会をいただいたことをうれしく思っています。およそ3時間、この大きなスクリーンと素晴らしい音響で楽しんでいただきたいです」と締め、イベントは幕を閉じた。

映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」は全国公開中。

配給:松竹
©️2021 J Storm Inc.

最新情報は、「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」公式サイトまで。