「ロレアル パリ WOMEN of WORTH Award」が11月24日(水)に行われ、YOU、櫻坂46(渡辺梨加、渡邉理佐、田村保乃、森田ひかる)、みたらし加奈が登壇した。

ロレアル パリが掲げるスローガン「Because you’re worth it(あなたにその価値があるから) 」の誕生50周年を記念し、自分らしさを表現し全ての女性に勇気を与える、価値ある活動を行っている人を表彰する本アワード。

【特別功労賞】を受賞したYOUは、「光栄に感じています。ありがとうございます」と感謝した。「表現者として目指すゴールや、活動のポリシー」を質問されたYOUは、「ちょっと、長くなっちゃうので大丈夫です」と話し、会場を笑わせた。

櫻坂46からは、活動休止中の小林由依を含め、5人が受賞。渡邉は「本日はありがとうございます。さまざまな分野で活躍されている女性の姿に、たくさんの刺激を受けています。私たちもそんな芯のある強い女性になれるように、これからも頑張っていきます」とコメント。

田村は、「櫻坂46のメンバーとして、かっこいい女性の姿をたくさんの方に伝えていけるように頑張ります。ありのままの自分を肯定し、自信を持つための努力をすることを大切にしています。そうすることで、日々の生活やお仕事に良い影響を与えることに繋がっていると思います」

続けて、「他人にばかり目を向けるのではなく、自分を見つめるようにしています。グループにはたくさんのメンバーがいて、それぞれの良さがあります。これからもお互いに切磋琢磨しながら、よりよいパフォーマンスをお届け出来るように頑張ります」と抱負を語った。

また、文化人部門として、臨床心理士のみたらし加奈が受賞した。みたらしは、「臨床心理士として活動していると、いただいたご相談の根底に、制度の不平等や、格差の問題が含まれていることは少なくありません。個人の声に耳を傾けながらも、それだけでは埋まらない社会の歪みに悔しさを感じて、個人的に発信を始めました。これからもいただいた賞の重みを感じながら、活動をしていきます」と語った。

授賞式後に、YOU、みたらし、スタイリストとして活躍しているFUKAMIがトークセッションを行った。

「女性が自分らしく生きるためには、どうすべきか」と聞かれた、YOUは「みんなが自分のことを肯定できればいいんですけど、気持ちが弱く、気を使う人もいると思うので、周りの先輩たちだけでも、話ができる環境が整えば少しは改善するのかな、と。私を含めて、古い考え方の人は、しっかりとアップデートをして対応しなければいけないですね」と語った。

みたらしは「私たちは、日々『こうならなければいけない』と呪いの言葉をかけられていると思うんです。特に女性に対して強くなっていっていると思う。なので、自分にかけられた呪いの言葉から、自分を解放することが大切。個人の努力では、なかなか難しいので、自分らしくいられない環境や関係性を手放す勇気も必要だと感じています」と説明。

FUKAMIは、「スタイリングをやっていても、輝いている女性は、自分に自信があるのが一番のポイントだと思う。その自信を作るために、社会で活躍していくはずなのに、大人の女性は“おばさん”、“ピエロ”にならなければいけないといった風潮や、世代によって女性としての自信を水面下で失わせるコミュニケーションが多いのではないかと思います。なので、若い人も大人の人も一斉に、この問題に目を向けることが大切なんじゃないかと思います」と呼びかけた。

また、イベントでは、路上、電車、バスなどの公共の場におけるハラスメント行為である「ストリートハラスメント」について語る場面も。

YOUは、「私の場合は、本当に怖い思いはなくて、自分で対処ができたんです。けど、学生の子とかが声を上げられるかというと、なかなか難しいと思う。電車とかでも、最近だと、パトロールしながら乗っている感じです(笑)。割り込んで助けたりとか、いっぱい人がいるところだと、目を光らせていると言ったら変なんですけど、本当にそういう感じですね」と明かした。

みたらしは「自分が通っていた中学や高校では、朝登校すると、痴漢の被害を受けたと泣いている子がいたり、泣いていなかったとしてもネタみたいに話してしまっている人がいたんです。それは、この程度では傷ついてはいけないという思わせられてしまう程、常習化されていたり、問題が放置されていることだと思う。今は臨床心理士としてケアをする側に回ったので、自分もYOUさんみたいに、周りを気を付けて過ごしていきたい」とコメントした。

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