JO1(豆原一成、川尻蓮、川西拓実、大平祥生、鶴房汐恩、白岩瑠姫、佐藤景瑚、木全翔也、河野純喜、與那城奨 ※金城碧海は休養中のため欠席)が念願の有観客ライブを無事に完走した。フジテレビュー!!では、11月21日(日)に幕張メッセで行われた「2021 JO1 LIVE “OPEN THE DOOR”」夜公演の模様をレポートする。
横並びで現れたJO1は、M1「Born To Be Wild」を披露。会場に重低音のビート音が鳴り響くなか、キレ抜群のダンスを見せたのち、M2「OH-EH-OH」へ。鶴房は力強い視線を会場に投げかけ、川尻は衣装の上着を脱いで腕を見せてJAM(JO1のファンの呼称)を魅了した。
トークコーナーでは、佐藤が「まだまだいけるよ?」と会場を煽り、木全も「一緒に楽しみましょう!」とハリのある声で叫んでハイテンション。鶴房は「どうも、伝説のイケメンです」と自己紹介(?)をし、序盤からシャウトを繰り広げて絶好調の河野は「まだまだいけるで!」と叫ぶも佐藤から「前髪が(汗で額にくっついて)エックスになってる」とツッコミが。河野は「エックスこうのじゅんきです!!」と元気よく叫んでいた。
川尻蓮「明日のことは考えるな(笑)!!」
豆原は「後ろのほうまで見えてるよ!」と心遣いを見せ、川尻は「一つだけ約束。明日のことは考えるな(笑)!ライブのことだけ考えて!」と呼びかけを。大平は「めちゃくちゃ盛り上がっていきましょう」と穏やかな笑顔を見せ、白岩は「(ファンネームとして)JAMという名前をつけた理由には、“会場を満杯にしてくれる”、“僕たちJO1に味つけをしてくれる”という意味があります。その夢が叶ってうれしいです。世界でいちばん幸せな空間にしましょう!」と話す。川西は「会いたかったです!楽しみましょう」とキュートにほほえみ、與那城は「(金城)碧海のぶんまで僕たちが全力で頑張りますのでよろしくお願いします!」と意気込んだ。
コロナ禍ということで、なかなか歓声やコールを出せないことから、JAMには手を叩いてリアクションしてもらうことに。大平のラップのリズムにあわせて会場が一体となってクラップを叩き、コロナ禍ならではの交流を見せていた。
「Speed of Light」で会場のJAMを圧倒!
「テンション上げてこ!」という河野の曲フリのもと、M3「GO」、M4「Safety Zone」へ。念願の有観客ライブでファンを目の前にしているということもあって、メンバー全員の“表情管理”が抜群に決まっており、艶めいたセクシーな眼差しがたびたび会場へ投げかけられる。
映像転換を挟んだのち、JO1はメンバーカラーが組み込まれた衣装に着替えてM5「Design」、M6「Speed of Light」へ。バラエティ番組などで見せる平和でわちゃわちゃした雰囲気とは正反対の、クールで「覇気全開」なパフォーマンスに会場が圧倒される。
佐藤景瑚がペンライトに魔法を!「エクスペクト・パトロール?」
その後のトークでは、木全が「皆さんのペンライトを、僕らが遠隔操作できるということで…」といい、佐藤がさっそくペンライトの色を変える「呪文」を唱えようとするが「エクスペクト…パトロール?」と言い間違えてしまうおちゃめな場面も。会場のペンライトが一斉に佐藤のメンバーカラー「キャメル」色に変わると一同は大感激。続いて木全が「ルーモス!」と唱えてふたたび色が変わるが、佐藤が「きれいだけどJAMのほうがきれい」と甘い言葉をつぶやいて会場を沸かせた。
続いて披露されたM7「NEVER ENDING STORY」はこのライブで初披露の新曲。吐息混じりのバラードを歌い、川西は爽快感溢れる笑顔を見せ、M8「MONSTAR」では木全がまさに魂のこもったシャウトを披露し、佐藤は凛とした表情で会場を見据えた。
木全翔也は「ゲンドウポーズ」で爆笑をさらう
続く映像転換では、「内面の扉」と題されたVCRが登場。メンバーが鏡に映る自分の姿を見つめるシーンから始まるのだが、木全は両手を口元で組む「ゲンドウポーズ」でドヤ顔をしながら鏡を見つめ、会場が笑いに包まれた場面も。
「実際の自分はどんな人?」という質問では豆原が「やんちゃ、かわいくない」、白岩は「変わっている人」、鶴房は「神様」、川尻は「人に助けられて生きている」などと回答。「一生変わらないポリシーは?」では、與那城が「誰にでも優しく、感謝の気持ちを持つ」、河野は「Life is journey」、白岩は「人は誰しも1人では扉を開けられない」などと答えていた。
この公演では、川尻、佐藤、白岩、豆原の4人がダンスを披露する場面も。今年3月にYouTube上で公開されていた「ATELIER」シリーズのコレオを踊っただけでなく、激しくカマすヒップホップダンスを4人で踊って会場を沸かせていた。
豆原一成の“ぷるぷる”が可愛すぎる「Dreaming Night」
M9「Freedom」を終え、M10「Dreaming Night」へ。曲のラストで「おやすみ」のポーズをしながら豆原が体をぷるぷる震わせると、会場からは大きな歓声が出せないものの「かわいい…!」といった声がいたるところで上がっていた。
トークコーナーでは、川尻、佐藤、白岩、豆原のダンスコーナーを振り返り、川尻は「見て分かるとおり、大変なんだよ(笑)」とぼやき、佐藤も「Speed of Light 3回分」と独特の表現でコメント。メンバーからは「めちゃくちゃかっこよかった!」と健闘をたたえる声が上がっていた。
改めて会場を見渡し、「景色いいんよ!」とうれしそうな河野。與那城は「花道を歩けるって最高ですね。JAMの皆さんに囲まれて本当に幸せです、ありがとうございます!」と感謝を語った。
鶴房汐恩「次の曲は泣いちゃいます…」!
鶴房の「次の曲は泣いちゃいます」という曲フリののち、M11「Blooming Again」へ。メンバーがセンターステージで横一列に並んで歌いあげ、川尻と豆原は見つめ合って笑い、與那城と鶴房は肩を組み、河野と大平は頭をコツンと突きあうキュートな仕草を見せていた。
川尻らが渾身のダンスを見せたM12「ICARUS」を終えると、ふたたび映像転換へ。白岩×木全、川尻×河野、與那城×豆原×鶴房、さらに3人ともメガネ姿の大平×佐藤×川西が見せた寸劇ムービーに、ここでも会場からは「かわいい!」というリアクションが殺到していた。
衣装チェンジを終え、M13「Shine A Light」、M14「Run & Go」、そしてM15「ツカメ〜IT’S COMING〜」へ。木全は大平とともにステージ上をくるくる回り、楽しそうな様子を見せる。
トークコーナーでは豆原が「3曲連続でいきましたが盛り上がってますか?」と呼びかけを。大平は先ほど会場で流れた映像に触れ、「(佐藤)景瑚くんなんか、台本見た瞬間『おれ、アドリブでいけるわ』って言ってて(笑)」と撮影時の裏話を明かしていた。
白岩瑠姫「今年の冬もJAMと一緒に温まりたい」
続いて、白岩の「今年の冬もJAMと一緒に温まりたいと思っているので、ずっとずっと一緒にいてください」という呼びかけのもと、M16「僕らの季節」へ。白岩が曲の終盤で演奏音が終わってもゆっくりとカメラ目線で首をかしげ、最後まで丁寧に曲を締めるプロ意識を見せた。
M17「Prologue」では、JAMから事前に寄せられた「扉の写真」が多数登場。さらに同曲がテレビアニメ『BORUTO』のエンディングテーマに使われていることもあってか、河野が「この曲めちゃめちゃ好きだってばさ!」と言いながら川西へ体当たりアタック。河野の突然の謎の行動に、倒れた川西は「なんで?」とツッコミを見せていた。
さらに、ここまでを終え、メンバーからJAMへコメントを寄せた場面も。
川尻蓮「僕らもJAMの皆様の力を信じます」
川尻は「今日は集まってくれて本当にありがとうございます。楽しかった?マジで楽しかった。こういう2時間のライブをちゃんとやったことが初めてだったので、不安とか難しいことがたくさんありました。でもJAMの皆さんに会いたい一心で、その壁を乗り越えてきました。これからもいろんな壁が出てくると思うんですけど、僕らにはJAMがついてるし、JAMの皆には僕らがついているから絶対大丈夫だと思います。これからもずっと僕らのことを信じて下さい。僕らもJAMの皆様の力を信じます」と話した。
木全翔也「じゃあ、またね!」
木全は「ここまで本当に長かった。2年ぐらい、皆に会えていなくて、それでも僕たちを応援してくれて。今日まで本当に長かったんですけど、ライブをやってみたらあっというまで、まだ終わりたくないなという気持ちです。いっぱい(ライブを)やれたらなって思います。今日楽しめましたか?ありがとうございます。じゃあ、またね」と締めくくった。
大平祥生「次は碧海も一緒に!」
大平は「本当に幸せな時間でした。ずっと夢に描いていたライブができたし、今日のために、スローガンだったり、色々準備してくれたんだなと思うと幸せな気持ちでいっぱいです。JO1とJAMはもっと上にいけると思うので、これが終わりじゃないし、次は碧海も一緒に、もっと大きいステージで会いましょう」と呼びかけた。
豆原一成「毎日毎日ダンスして…」
豆原は「素敵なステージに立てていること、本当にうれしいなと思います。小さい頃、めちゃめちゃダンスを踊ってたら、お母さんに『あんたそれ誰に見せるの』って言われて。毎日毎日ダンスして、好きなダンスをずっとやってきて。このステージに立てていることが本当にうれしいです」と話した。
すると、豆原のエピソードに感化された河野がここでぼろぼろと“爆泣き”しはじめ、会場の空気が一転して爆笑の渦に。
川西拓実「本当は緊張してるんですけど楽しくて、とても幸せな時間です」
川西も笑いをこらえながら「とにかく(笑)、こうして皆さんの前で大きなステージでパフォーマンスできることが本当に幸せです。皆さんの顔を見ながらしゃべることも、本当は緊張してるんですけど楽しくて、とても幸せな時間です。僕たちJO1が皆さんを幸せにできるようこれからも頑張っていきます」とコメント。
河野純喜「豆も、そんなことがあってんな(泣)?」
大号泣の河野は「いや〜。ありがとうホンマ。豆も、そんなことがあってんな?俺も昔、小学校の頃、Tくんという友達がおって、彼はすごく賢くて、オール5だったんですよ。でも音楽だけ3で、僕は5で。Tくんが『音楽3』を親に怒られて『純喜は5だぞ、その理由を聞いてこい』と言われたそうで、僕はその当時に『楽しく歌ったら5が取れる』って言ったらしいです。このエピソードは僕のお母さんが教えてくれました(笑)。ホンマに僕は、ここまで楽しく歌いつづけてきてよかったなと思いました」と話した。
佐藤景瑚「皆さん、ここまで本当にありがとうございます。ねぇ、泣いてよ」
「今日の純喜くんはオール5ですね」と粋なコメントをした佐藤は、「まず1つ、愛してます!メンバーの皆、JAMの皆、ナオトさん、チェ社長、ジャンさん、北橋さん、マネージャーや関係者の皆さん、ここまでありがとうございます。僕はここまで本当に辛くて、練習が嫌いでした。でもJAMに会いたいし、ステージの前でパフォーマンスがしたいから、やりたいことのためには嫌なことだってできます。本当に…。(涙をこらえ、他のメンバーを見ながら)ねぇ泣いてよ。マネージャーが支えてくれたから、ここまで頑張れました。泣いてよ(笑)!!これからもよろしく、大好き、ありがとうございます」と話し、メンバーから「マネージャーの話(笑)?」と突っ込まれていた。
與那城奨「これからももっと恩返ししていきたい」
「配信をご覧のみなさんも楽しめてますか?」と心遣いを見せた與那城は「ここまでなかなか会えなかったけど、会えて僕たちは幸せです。恩返しをしたいと思って活動してきて、その一つがこれです。だけどまだ、ひとつしか恩返しできてないんです。これからもっと恩返ししていきたいと思います。JAMの皆、ついてきてくれるかな?今日という日を忘れないでいてください」と語った。
白岩瑠姫「僕らが現場入りするずっと前から、寒い中皆並んでくれていて」
公演中に投げキスを送っていた白岩は「僕らが現場入りするずっと前から、寒い中皆並んでくれていて。僕ら11人の力だけではここに立てなかったし、本当に皆さんのおかげだと思ってます。なのに2年間会えなかったのは辛かったです。声が出せないよりも会えないほうが辛い。練習つらいよりもステージに立てないほうがつらいです。本当は、全国を回って11人全員でステージ立ちたいんですけど、今僕たちが出せる感謝や全力を出しきれたと思ってます。これがJO1にとってのプロローグになると思ってます。足を運んで寒い中待ってくれて、僕たちに元気くれて、ありがとう。配信見ている方もありがとう。またすぐ絶対にやります。約束します。本当に5公演ありがとうございました。やっぱ皆さんのことが大好きです。以上!ありがとうございました」と呼びかけた。
鶴房汐恩「まず、高1のときに…」「大丈夫そ?」
「以上!JO1でした!で終わるのかと思った(笑)」という鶴房は「まず高1のときに…」と自分史を語りだして全員からストップが。「大丈夫そ?」などツッコミが寄せられるなか、鶴房が仕切り直した。「高1の時にライブを見に行って、ステージに立ちたいって思って。オーディションを受けても落ちて、父親の仕事場で妹とダンスしてました、下手くそなダンスなんですけど。その頃から練習していて、高校3年で学校を中退して韓国に行って、『有名になるためならなんでもしたらぁ!』と思って死ぬ気でいろいろ踏ん張ってきて。夢かなえたいという気持ちは強かったです。本当に個性が強いアホが多いJO1。でもホンマに最高で、マジでいいやつらしかいない11人。2年間頑張ってきて、夢のステージに立って、JAMと目を合わせることができて、スタッフにも恵まれていて、宇宙からやってきてよかったと思います。ここ、笑うところじゃないし!JO1、マネージャー、JAM、家族、親友、みな愛してます。以上です。本当にありがとうございました」と思いを寄せていた。
ラストに佐藤景瑚が木全翔也へキス…会場が“爆沸き”の渦に
JAMから拍手が寄せられると、川西と佐藤は指揮者風に拍手を締めてノリノリ。マイペースな2人を見て與那城が「ごめんね〜」と回収しながら大トリのナンバー・M18「REAL」を披露。ステージの奥まで行ってJAMに手を振っていた佐藤は、隣にいた木全の頬にキスをして会場が大きく沸き上がる。豆原や川西も白い歯を見せてニッコリと微笑み、最後は川尻の笑顔でライブを締めくくった。
写真:©LAPONE ENTERTAINMENT