「芸人をどこか信用しているところがある」という松本人志が明かした、老後の構想とは?
11月19日(金)、フジテレビでは『人志松本の酒のツマミになる話』が放送された。
今回のMCを務めたのは、松本人志と千鳥(大悟、ノブ)。ゲストには、磯村勇斗、王林、鈴木もぐら(空気階段)、田中律子が登場した。
“松本ヒルズ”構想「芸人マンションで介護されたい」
松本は、将来、芸人だけが住むマンションを作り、介護されながら余生を過ごしたいと、まさかの構想を明らかにした。
大悟:ビルに、劇場とか作るわけですか?
松本:あってもいいね。若手がどんどん入ってきて。
もぐら:その代わり、飯とかはタダだったり…?
松本:そう、タダだったり。食堂もあるし。
もぐら:松本さんを世話するだけで酒飲めるみたいな!?
ノブ:もう「松本ヒルズ」みたいなもんですね。
一同:(笑)
松本:なはははははは!まぁまぁ、そう、そう、そう。
ノブ:そんなになっても、松本さんは芸人といたいってことなんですね?
松本:あぁ、ちょっとあるかも。
ノブ:(うなるように)へぇー!好きやなぁ!
松本:芸人をどこか信用しているところがあるのね。そんなに俺の意識がなくても、つねったりして来ぇへんのちゃうかなって。
一同:(笑)
一方、いずれ地元に戻るのか聞かれた大悟は「年とったときに、ノブと漫才やっていこうかってなると、やっぱ大阪(が候補になる)」と答えた。
大悟:NGK(「なんばグランド花月」※)のロビーに集まってる師匠たちの顔を見ると、東京で売れてる人たちより楽しそうなんですよ。
(※)「なんばグランド花月」…吉本興業が運営するお笑い・喜劇専門の劇場。通称NGK。
一同:あぁー。
松本:脂が乗ってる感じがするよね。
大悟:70(歳)くらいで(携帯画面を見せながら)「昨日、(一緒に)飲んだ姉ちゃん見てくれ」って。
一同:あははははは!
大悟:あんな幸せな、70歳にワシはなりたい!
ノブ:週刊誌もないし、ワイドショーもないから。
そんな中、ノブが「松本さんが、東京で40~65(歳)くらいまでの劇場作っていただけたら、もう、最高です」と提案すると…。
松本:ちゃんと、体、洗ってくれる?
ノブ:体、洗います!千鳥とかトータルテンボスとかですよ?2丁拳銃さんとか。
松本:あはははははは!
ノブ:みんなで、それは。
松本:で、(将来)君らも洗ってもらうことになるわけやからな。
大悟:それを繰り返せば、みんな安心して芸人になって…。
松本:EXITだって、いつかは洗ってもらうかもわからん。
ノブ:ピンク色の髪して(笑)。
大悟:「兼近さんも、髪、白ぉなりましたね」。
ノブ:「昔は、ピンクじゃったんじゃ…」。
EXITの2人が介護される妄想劇に、一同爆笑。松本は「素敵やなぁ」とつぶやいていた。
最強のフルーツは?王林の答えに一同騒然
青森県を拠点に活躍するダンス&ボーカルユニット「りんご娘」のメンバーである王林は、「最強のくだものってなんだと思いますか?」と問いかけた。
王林:私が思う最強のくだものは、やっぱり、シャインマスカットなんじゃないかなと。
一同:!!!
「りんご娘」から発せられたまさかの答えに、一同騒然。田中は「りんごじゃないんかい!」と言いながら机を叩いてツッコミ。大悟から「りんごは何位?」と聞かれた王林は、「ギリギリ5位」と即答し、みな大笑いに。
大悟:僕は、昔は梨でしたけど、今は桃。
王林:わかるー!桃と梨、上位ですよね。
大悟:食感というか、あの“濡れ感”。桃以外であれ出しとるやつ、おらんのちゃうかな。
王林:いない!
田中:マンゴーは?
王林:確かに…。
大悟:主張が強いというか。マンゴー感が。
松本:濃いね。俺、(よく)桃の種をいつまでも舐めてたわ。
これにノブが、哀れみの表情で…。
ノブ:お貧しい…。
一同:(爆笑)
松本:やめろっ!「お貧しい」という言葉やめろ!!
ノブ:お貧しい方だ…。よく頑張られました。
イジり続けるノブに向かって、松本は笑いながら「お貧しいとかじゃないねん!それは!」と反論した。
そんな中、もぐらが「ネクターが好き」と言うと、「不二家のネクターな!」(松本)、「焼肉のたれくらい濃厚やろ」(大悟)と賛同の声が続々と上がる。
松本:ネクターなんてもう、割りばし入れて舐めてたもん。
ノブ:お貧しい!
一同:(笑)
ノブ:磯村くん、どうですか?最強フルーツ。
磯村:僕は、ライチ…めっちゃうまいですよね。
一同:あー!
大悟:むいたときの色びっくりするよな。
磯村:はい(笑)。
大悟:トゥルトゥルの。
松本:ちょっとズラした話で言うと、干し柿が大嫌いなんやけど。干し柿おいしがるの通みたいな…。
大悟:おばあの暇つぶしなんですよ。
一同:(笑)
大悟:個人的な見解ですけど…。おばあが力仕事もできんし、だからって家でずっといてもあれやから、息子が「おばあ、今年も干し柿作ってくれ」って言うて。おばあはそのために一生懸命干し柿を作るんです。
松本:みんなに求められてると思ってるからな。
ノブやもぐらからも「干さなくていい」という趣旨の発言が飛び出す中、田中が「干し柿は、渋柿で食べられないものの“渋”を抜くため」と説明すると、一同からは「なるほど」といった声が。もぐらも「交換できないパチンコ玉を、飴に変えるみたいなことですね」と納得していた。
最強のフルーツについて、熱い議論が展開されていき、松本が最終的な答え「キングオブフルーツ」を発表したのだが――。
松本:正解は…はっさくです!
一同:……。
松本:俺、鼓膜やぶれたんか。
一同:(爆笑)
大悟:みんなが声出してないだけです(笑)!
一同:(苦笑)
ノブ:松本さん。はっさくは、すっぱいっす!
松本は、もったいぶって発表したものの、一同からの賛同が得られえず「いやいやいや、マジで言ってんけ?」と反論を開始。
「剥くんが面倒くさい」という大悟に、松本ははっさくの皮の硬さを「ガードエグいよね」と表現しながら「それを乗り越えたときの、あの“つぶつぶ感”とあの”柑橘感”!」とその魅力を訴えた。
松本:何より、食べたあとの手を嗅いだとき、幸せな気持ちになるよね。
ノブ:においが残ってるから?
松本:俺、ずーっとかいでたもん。子どものとき。
ノブ:お貧しい!!
一同:(爆笑)
ノブから三たび放たれた「お貧しい!!」に、一同大ウケとなった。