──共演している皆さんとは現場でどのように過ごしていますか?

芳根京子さんが演じるなつ美をはじめ、関谷家は楽しい家族で、家族団らんのシーンはいつも楽しみです。特に芳根さんと(姉・はる江役の)森カンナさんは仲が良くて、私はこっそりお2人のやり取りを見て笑っています(笑)。

あとは、(柴原郁子役の)和久井映見さんがお着物の所作を教えてくださったことがあって、それがすごくうれしかったです。

──小川さんはお兄さんとの二人兄妹だそうですが、関谷家はなつ美、はる江、あき奈、ふゆ子の4姉妹ですが、姉妹に憧れはありますか?

あります。仲のいい友人が3姉妹なのですが、いつも私を入れて4姉妹のように遊んでくれていたんです。普段は兄と泥遊びや戦いごっこをしていたけど、友人姉妹と一緒に遊ぶなかで、姉妹だったら洋服の貸し借りをしたり、大きくなったら恋愛の話とかメイクの話ができて楽しいだろうなと思っていました。

ですから今回、役とはいえ、3人もステキなお姉ちゃんができて幸せです。

小川彩から見たなつ美(芳根京子)と瀧昌(本田響矢)はどんな夫婦?

──ここまでの放送で印象に残っているシーンを教えてください。

たくさんあって迷うんですけど…2話のふゆ子がみんなを仕切って「みんなで甘え方を考えようの会」を開催するシーンは、自分がたくさんしゃべっているということもありますが印象に残っています。

ふゆ子がみんなを引っ張らなければいけなかったので、事前に動きを細かく確認していただいて、監督さんといろいろ話をして、試行錯誤しながら撮影しました。

実はあのシーンを撮影したのは、まだ2回目の撮影日だったので、共演者の皆さんに触れるのも緊張していて。いろいろな意味でドキドキでしたが、皆さんと掛け合いができて楽しかったです。

──なつ美と瀧昌(本田響矢)夫婦のことは、客観的にどのように見ていますか?

本当に可愛い夫婦ですよね。こんなにピュアすぎる恋愛ってあるんだ、とドラマを見ながら応援しています。

会いたいときにすぐ会えるわけではない、昭和の時代があのピュアさを生み出しているかもしれないですね。ただ、昭和と令和で目に見えるものはたくさん変わっていますが、人を思いやる気持ちは変わらないと思いますし、改めて思いやりの心は大事にしたいなと2人を見ていて思いました。

──これまでに一番キュンとしたなつ美と瀧昌のシーンを教えてください。

ずっとキュンキュンしているのですが、1話で「接吻」という言葉に慌てるなつ美が可愛すぎて大好きです。そのあと、手をつないだまま寝てしまう2人も可愛いですし、きっとこのあともずっとキュンとしっぱなしだろうなと思っています。

──17歳の小川さんにとって、どんな夫婦がいいと思いますか?

なつ美と瀧昌みたいに、お互いに思いやりを持っていて、その思いやりの心が2人で同じくらいの大きさの夫婦っていいなと思います。いろいろな思いを一緒に育みながら、歩み寄って、好きなものも嫌いなものも理解し合っていける関係はステキですね。