柴俊夫 ここまで長く付き合ったのは「人間がいいから。君を尊敬しているから」

西田さんとの楽しい思い出が語られるなか、柴さんは、西田さんのことを「人を喜ばせることが好きな、エンターテイナー」と称しました。

柴:一つの例を挙げると、松崎しげるのコンサートで隣に座っていると、西やんは「俺、来てるよ」って意思表示をするわけ。

松崎:うん、うん。

柴:松は、俺たちが来ていること、知っているんだけど。「早く、俺を舞台に呼ばねぇかな…」って(笑)。それで、(松崎さんが)「西やんが…」って言ったら、「はい、はい、はい」って(手をあげるジェスチャー)。要するに、“行って、やりたい”んだよ。みんなを喜ばせたい、その精神というか、それは絶対、誰よりも抜きん出ていた。でもそれ以上に、西田敏行が素晴らしいのは、人間性。俺は、そこにほれたな。だから、もっともっと長く一緒にいたかった。

田中:うん。

柴:「西やんね、あんた、役者として素晴らしいよ。だけどね、(それだけで)半世紀は付き合わないよ」って言ったら、「なんでだ?」っていうから、「人間性がいいから」って、俺、偉そうに言ったんだよ。「人間がいいからでしょ。君を尊敬しているから」って。これは、俺が同い年だから言えたんだけど。

柴俊夫

柴さんは「それを今考えると、なにかせつなくて…」と声を震わせ、目頭を押さえました。

すると、松崎さんも「思い出が多すぎる」と、西田さんへの思いを語りました。

松崎:あの人がいないと、俺は頑張れなかったんだなって思うくらいに。あの背中、おじいちゃんみたく曲がってきてるんだけど、それも全部、西田敏行で。

松崎しげる

田中:うん。

松崎:お棺に入ったときの、あの顔を見たとき、まだお芝居してるんじゃないかって思うくらい。すごい役者だなって。(涙をこらえながら)絶対に、あいつに声かけようと思っていたのが…「西田、日本一」。

田中:(涙をこらえ、天を仰ぐ)

田中健

松崎さんは「僕にとっては、体の一部に近いものもあった」と語り、西田さんの席に向かい「忘れないですよ。ね。絶対に忘れられないです。忘れるわけがないです。ありがとう」と、涙ながらに語りかけました。

柴:ホント、そうだね。「ありがとう」だな。感謝だ。

松崎:これから、西やんの分まで俺らが楽しまないといけない。もっと、もっと。楽しいことが大好きな人だから。最後にあいつが言ってたように「老いを楽しむ」。

田中:うん。

松崎:西田敏行をね、みなさんがいろんな形で思い出してくれるっていうことが、故人が一番喜ぶことだし。

田中:一番の供養ですよね。

最後は、西田さんの席を含め、3人が手を取り合い「老いを楽しもう」と誓い合いました。

涙をこらえきれなかった松崎さんが「ああ、我慢してたのにな」とこぼすと、田中さんは「いいの、いいの」と、やさしく声をかけました。

左から)柴俊夫、松崎しげる、田中健

『ボクらの時代』2024年11月17日放送より

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