宮世琉弥が予告ナレーションに起用された映画「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」 の予告映像が公開された。
この作品は、1980年代、痛烈な音楽と独特の音楽性で、イギリスのミュージックシーンを席巻した伝説のバンド ザ・スミスの名曲の数々と、貴重なインタビュー映像を彩りに80年代が蘇る青春音楽映画。
予告映像は、ザ・スミス解散を告げるニュースから始まる。1987年、青春時代の象徴ともいえるバンドの解散にやるせなさをにじませるクレオやディーン。そんな中、ディーンは「僕に計画がある」と静かに銃を握り、ラジオ局をジャックする。
要求はただ1つ、ザ・スミスの曲をかけること。ラジオ局ジャック事件を通し、未来への不安と自分を探し町へ飛び出す若者たちは、「人生に不満があるなら、行動を起こすべきだ」「音楽だけが僕らの救いなんだ」と口々に語る。
予告編では未来への不安を抱え、それぞれに行動を起こす若者たちの刹那的な瞬間を切り取り、ザ・スミスの音楽でドラマチックに盛り上げている。そして、さまよう若者たちの気持ちを宮世が無垢なナレーションで見事に表現している。
映画の予告ナレーションに初挑戦した宮世は収録について「難しかったです。普段のお芝居は声だけではないので、声だけだと感情の入れ方が難しかったです。本当にいい経験をさせていただきました」と語った。自身の初ナレーションの点数をつけてもらうと、「100点と言っておかないと!」と笑顔をみせた。
映画については、「ザ・スミスさんたちのファンの方々に焦点を当てた映画で、すごく面白かったです。曲も歌詞の内容もすごくいいし、音楽と青春がすごく混ざった映画になっている思います。ザ・スミスのファンの方はもちろん、 僕と同世代の10代の方が見ても面白い作品です」とコメントし、もともとザ・スミスというバンドは知らなかったという宮世も「今は普通にプレイリストにスミスさんの曲を入れて聞いている」と明かした。