8月13日(木) 21時より、フジテレビでは『直撃!シンソウ坂上』が放送。今回は、誰もがなり得る、恐ろしい依存症を特集する。紹介していく依存症は、WHO(世界保健機関)も治療が必要な疾患として認定した「ゲーム障害」、万引きがやめられなくなってしまう「窃盗症」、髪の毛や眉毛などの体毛を自分自身で抜いてしまう「抜毛症」の3つ。
番組では、実際にそれぞれの依存症を経験した方々を徹底取材。彼らのインタビューや再現ドラマをもとに、恐ろしい依存症の真相に迫っていく。
スタジオゲストとして、大久保佳代子、小峠英二、ファーストサマーウイカが出演する。
「ゲーム障害」の恐怖、入院した閉鎖病棟で待ち受けていたものは…
昨年3月、県内トップクラスの高校に合格したムサシさん(仮名)。彼の母親は、合格のお祝いに、ムサシさんにスマートフォンをプレゼントした。しかし、このスマートフォンが、ムサシさんを「ゲーム障害」に陥らせる。
ムサシさんは、すぐにスマートフォンのゲームに夢中になり、1日10時間以上没頭することもしばしば。学校の成績は赤点ばかり、食事中にもゲームをするムサシさんを見かねて、母親がスマートフォンのネット回線を止めると、ムサシさんは家庭内で暴れに暴れた。
暴れる息子を止められず、ネット回線を戻すと再びムサシさんはゲームに没頭、入学してわずか半年で留年が決定した。医師から依存症専門病院への入院を勧められたが、そこはアルコールやギャンブル、薬物などさまざまな依存患者が入院する閉鎖病棟だった。
母親は、犯罪者もいるような病院に息子を入院させることを躊躇(ちゅうちょ)したが、医師からはそれしか方法がないと言われ入院させることに。閉鎖病棟でムサシさんを待ち受けていたものとは果たして?
4度も刑務所に入ってもやめれない「窃盗症」
スリルや解放感を得るために万引きなどの窃盗行為を繰り返してしまう精神障害「窃盗症」。この「窃盗症」によって、4度も刑務所に入ることになった女性・レオさん(仮名)。
彼女は現在、アルコールや薬物など、さまざまな依存症を抱える患者に対し、薬に頼らずカウンセリングやミーティングによる治療で回復を目指す専門病院「赤城高原ホスピタル」に週に一度通院し治療を受けながら、今も「窃盗症」と闘い続けている。
彼女は34歳から42歳までの8年間で6度逮捕され、4度も刑務所に入ることになってしまった。彼女がこれほどまでに万引きをやめられなかった理由とは?
髪の毛を抜くことをやめれなかった…抑えられない衝動「抜毛症 」
髪の毛や眉毛などの体毛を自分自身で抜いてしまう「抜毛症」を告白するのは、現在、髪の毛を失った女性たちの支援団体で活動する土屋光子さん。
彼女が髪の毛を抜き始めたのは小学校低学年の頃。姉が枝毛を抜いているのを見た土屋さんがそれをまねると、痛みよりも感触の良さが上回り、それ以来、髪の毛を抜くのがクセになった。
このささいなきっかけによるクセが、彼女のその後の人生を30年以上も苦しめることに。中学生になると、髪の毛を抜くクセにより彼女の頭は、まるで落ち武者のような状態に。髪の毛を抜かないように軍手をはめたり、シャワーを浴びて気を紛らわせたりもしたが、結局、髪の毛を抜くことをやめられなかった土屋さん。
高校生になると、抜毛によって薄くなった髪の毛は地毛では隠しきれず、オーダーメードの高額なウイッグを作ることに。やめたくてもやめられない「抜毛症」の真相とは?
さらに、格闘技「K-1」で活躍をしたものの、2011年に一般女性への暴行疑惑が浮上し、テレビから姿を消した韓国の英雄とうたわれたチェ・ホンマンのその後も追っていく。番組では、現在、大阪でニート生活を送っているというチェ・ホンマンへの直撃インタビューに成功。彼の空白の9年間に一体なにが!?