8月14日(金)に公開された映画「弱虫ペダル」の本編オープニングシーンが解禁となった。

原作は、2008年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載開始されてから今年で12年目を迎え、現在までに67巻が既刊されている大人気コミック。これまでにアニメ、アニメ映画、舞台、小説、ドラマなどさまざまなコンテンツでメディアミックスされている。

初の実写映画となる今作で、主人公・小野田坂道役を演じるのはKing & Princeの永瀬廉。坂道の良き仲間で期待の新人エース・今泉俊輔役を伊藤健太郎が、自転車競技部のマネージャー・寒咲幹役を橋本環奈が演じている。

過酷な撮影も感じさせない永瀬の演技力は必見

今回解禁となったのは、総北高校に入学した坂道が桜の咲く道を軽快に自転車で走っていくオープニングシーン。アニメ好きの坂道は、お気に入りのアニメソングを聞きながら高校に初登校。春の陽気に誘われるかのように、サビ部分ではつい声に出して歌ってしまう。

しかし、笑顔の坂道が登っているのは、実は総北高校名物といわれる激坂の裏門坂。普通は自転車では登れない坂を、坂道は歌いながら難なく登っていく。まさに坂道と自転車競技の運命的な出会いを予感させるシーンとなっている。

永瀬も以前から楽しみにしていたこのシーンの撮影は、当初4月に予定されていた。しかし、緊急事態宣言のため延期に。6月になってからガイドラインを制定し、初夏の陽気の中で検温・マスク着用・消毒を徹底しての撮影再開となった。

自転車の走行シーンは、一切CGなしで制作された本作。もちろんこのシーンも永瀬自身が斜度20度の激坂を何度も自転車で登って撮影されている。笑顔で歌いながら坂道を登るという前代未聞の過酷な撮影だが、それを感じさせない永瀬の演技力は必見だ。

また、坂道が歌っている「弱虫ペダル」ファンにはおなじみのアニメソング「恋のヒメヒメぺったんこ」も、これまでアニメ版、舞台版と制作されてきたが、今回は新たに映画版バージョンが登場。もちろん今回も坂道と一緒に歌いたくなるテンポのいい曲に仕上がっているといい、この曲もまた注目ポイントの一つと言えるだろう。

映画「弱虫ペダル」は大ヒット公開中。
©2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008

最新情報は、映画「弱虫ペダル」公式サイトまで。

<ストーリー>

主人公は、地元・千葉から秋葉原にママチャリで通う、運動が苦手で友達がいないアニメ好きの高校生・小野田坂道(永瀬廉)。あることをきっかけに、自転車競技部に入部することになった坂道は、自転車選手としての思わぬ才能を発揮することになる。

坂道の良き仲間で期待の新人エース・今泉俊輔(伊藤健太郎)や、マネージャーの寒咲幹(橋本環奈)、同じ自転車競技部のメンバーとともに自分の限界や壁を越え、初めて出来た「仲間」とともに、レースで走る喜びを見出していく-。