今年2月に長男を出産し、その後わずか3ヵ月で復帰したプロゴルファー・横峯さくらが、夫婦間のルールや、ママゴルファーとしての目標などを、10月26日(火)放送の『セブンルール』で語った。

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19歳でプロデビューし、2009年には賞金女王を獲得。同級生のライバル・宮里藍と人気を二分し、女子ゴルフブームを起こした。子育てとゴルフの間で過酷な挑戦を始めた彼女の“セブンルール”とは?

ルール①:試合前は神社に行ってお参りをする

横峯が試合前に必ず訪れる場所が、神社。自然との戦いとなるゴルフで、「自然を味方につけられるように」と会場付近の神社へのお参りは欠かせない。

ルール②:練習はクリア方式で行う

室内練習場で真っ先に始めたのはパターの練習。1球決めると、次は20ヤード先のカゴを狙う。3球外すと、再びパターへ。「パターを入れたら、カゴに3球打って1回入れる」という、幼い頃から続けているこの「クリア方式」を現在も継続。

目標の距離を伸ばしていき、失敗したら1つ前の目標からやり直す。この方法について、横峯は「自分にプレッシャーもかけられるし、試合のための練習になっている」と語った。

ルール③:メモは動画で残す

横峯が連日取り組んでいるのは、スイングフォームの改善。理想とするのは、2009年の賞金女王を獲得した年の自分自身。当時は、100%フィーリングでゴルフをやっていたため、どのようにやっていたのか覚えていないという。

父の指導のもと8歳からゴルフを始めた横峯は、2015年からはアメリカで戦ってきた。その2年後の2017年は、年間300万円くらいしか稼げず大赤字となり、スランプを味わった。

練習中に手応えを掴むと、夫の陽太郎さんにスマホで動画撮影を依頼。自分で解説をしながら、そのときの状態を動画で残す。「紙だと表情(まで)は書けない」と、感覚を忘れないための工夫を明かした。

スタジオでは、長濱ねるが「19歳のフィーリングでやってたときのことを思い出すのは、難しいでしょうね」と感想を。「見てて共感する」という尾崎世界観は、「僕も昔の曲とかピッチが合ってるとか気にせずにやっていたので、歌いづらいんですよね。長くやってると何かと意識するので(そういう歌い方が)出来なくなるんですよね」と、自分に当てはめて話した。

「芝居でも当てはまる」という、本谷有希子は「(役者さんに)『今日の芝居良かった』って言うと、次の回はダメになる」と、無心でやることと(良かったときを)意識してやることの違いを語った。

ルール④:夫の愚痴は夫の母に言う

静岡県に夫・陽太郎さんの両親が建てた家があり、ここで横峯は二世帯同居生活を送っている。陽太郎さんは、海外クラブにも在籍した元サッカー選手だが、2014年に結婚すると独学でゴルフを学びサポートしてきた。そのため、時には横峯と喧嘩をすることも…。

そんな時には、夫のお母さんに愚痴を聞いてもらう。愚痴が言える関係であるため、子どもも安心して預けられるという。その一方で姑も「(夫婦間で)なにかあったら、100%さくらちゃんにつく」と笑顔で明かした。

ルール⑤:夜泣きの対応は夫に任せる

全てのトレーニングを終え、寝るのは23時すぎ。長男・桃琉(とうり)くんが夜泣きを始めると、起きてきたのは陽太郎さん。

翌日のコンディションに影響するため、「夜泣きについて夫が対応する」というのは、夫婦で決めたルール。このように、ルールをもとにしながら、育児を担っている。

ルール⑥:休日の夕食はパターで決める

週に一度のオフの日には、母として家族との時間を大切に過ごす。夕飯時になると、夫婦でパター対決が始まり、敗者となった方が食事を作る。練習がある日は夕食を担当している陽太郎さんも、「休みの日はさくらに作る義理はないので」と笑顔で語った。

スタジオでは、ゴルフと生活でサポートしてくれる陽太郎さんについて、YOUは「まずいですね、パーフェクトヒューマンですね」、長濱ねるは「(こういう人が)もう1人いないかな」と称賛。

青木崇高は「もし、このオンエアを嫁さん(優香)が見て、『あんな旦那さん、すごいね』と言われても、(僕は)『編集でそうしてるんでしょ』と返す」とコメントし、笑いを誘った。

ルール⑦:優勝するまでは引退しない

この日は2年ぶりに挑むアメリカでの試合のため、荷造り。2015年から挑戦してきたものの、今まで一度も優勝していない、世界最高峰の舞台。母になっても「アメリカツアーで優勝したい」という夢を持ち続けている。

コロナ禍のため、桃琉くんは両親に預け、夫と2人で行くことを決意。横峯は、「1人で子育てしながら1人でゴルフをしていたら、とっくに辞めちゃってる」と現状に感謝。「次の優勝って家族にとってすごく価値のあるものなのかなと思うので、優勝するまで引退はしません」と意気込みを語った。

スタジオでは、長濱が「中学のとき職業体験として1ヵ月ゴルフ場で働いてた」と明かすと、YOUは「こんなキャディさんがいたら、おじさんたちは“でれんでれん”で、『もうこのゴルフ場に決めた!』ってなるね」と話し、青木は、「(長濱から目を離せなくて)全然違う方向に打っちゃう」と笑わせていた。

※記事内、敬称略。

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日本マクドナルドCMO「ヒットを生み出すマーケティング」

11月2日(火)放送の『セブンルール』では、木村拓哉や堺雅人を起用したCMの仕掛人、日本マクドナルド マーケティング本部 上席執行役員CMO・ズナイデン房子に密着。昨年、マクドナルドはCM好感度ランキングで企業部門1位を獲得し、また歴代最高益を売り上げた。そのすべての広告表現を手掛け、ヒットを次々と生み出すマーケティング部門のトップ、ズナイデン房子の7つのルールとは。