「これは一般の人が体験した実話を再現したものです」。真っ黒の画面に浮かび上がるあの明朝体の白い文字を見ると「あぁ…始まる…」とゾクゾクしてしまう。
10月23日(土)21時より、フジテレビでは『ほんとにあった怖い話 2021特別編』が放送される。そこで、フジテレビュー!!の編集部員Kが、放送に先がけ、“実録心霊ドラマ”の新作VTR4本を試写した。
与田祐希のナチュラルな演技が緊迫感を引き立たせる!
乃木坂46の与田祐希が主演を務める「或る学校の七不思議」は、ホラー系が苦手な方でも見やすいストーリーになっていると感じた。JK姿の与田がかわいいうえに、演技がとてもナチュラル。だが、その本当に学校にいそうなリアルな雰囲気が、映像に緊迫感を与えていた。友人役として長見玲亜や箭内夢菜も共演するなかで、与田だけに“災難”が降りかかるさまを見て…彼女を守りたくなってしまう。さらに、宮世琉弥が演じる美術部イケメン男子高校生も登場するが、「こんな少女漫画みたいな展開ある?」と沸いたシーンもあるので、ぜひチェックを。まさか『ほん怖』でキュンしてしまうとは…。
こんなに焦る橋本環奈、見たことない!
「凶音の誘い」は、今回のドラマ4本のうち30分超ともっとも尺が長い。ふだんは可愛らしい笑顔で日本中を魅了しつつ、酒豪でマニッシュなイメージもある橋本環奈が、ちょっと気弱そうな女性を演じているのが新鮮だ。共演している恒松祐里の”目で語る”演技も素晴らしく、幽霊に怯える緊迫さが直感で伝わってくる。しだいに2人のあいだに友情が芽生えはじめ、ハッピーエンドかと思いきや…。こんなに“焦る橋本環奈”、なかなか見られないのではないだろうか。幽霊とは関係ないが、山中崇が橋本&恒松に圧をかけるシーンも地味に怖い!
“笑える”シーンも織り交ぜつつ、ゆめっちを待ち受けていた結末は…
心霊現象に頻繁に遭遇しているというゆめっちの実体験をドラマ化した「だるまさんが転んだ?」には、3時のヒロインが本人役で出演。ちなみに、3人が収録後のインタビューで語っていたように、「ネタ合わせのシーン」はアドリブだそう。「さすがにここで幽霊は出ないだろうな」とほっと一息ついて笑えるシーンにも注目だ。だが、そんなに怖くないだろう…とそのまま高をくくって見ていると…。ゆめっちの本格的な演技に引き込まれる。
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疲弊しきった姿の山崎育三郎が切なすぎる…
山崎育三郎主演の「事故物件A」。これは…涙目になりながら視聴した。人によってはトラウマ級ではないだろうか。山崎の恐怖に怯える息遣いや、立て続けに起こる怪奇現象に疲れきった物憂げな表情が生々しい。さらには「自宅でリモート会議」というシーンも登場。会議の相手が「後ろ!後ろ!」と、山崎の背後にいる幽霊の存在を“リモート越し”に指摘するのも、この時代だからこそ新たに生まれた怖い場面だろう。そんな中で、文字通り“ドキッ”とする瞬間が、何度も、ランダムに、容赦なく降りかかる。山崎育三郎があまりにも不憫すぎて、劇中での堀田真由や山村紅葉と同じように、筆者も同情もすれば心配もしてしまった…。絶望しかない…。
学校、コールセンター、ホテル、そして自宅。ごくありふれた日常生活のなかで突然訪れる“心霊体験”。番組を見終わったあと、つい背後を振り返ってしまいそうだ。
『ほんとにあった怖い話 2021特別編』は23日(土)21時より放送。