映画「弱虫ペダル」の公開御礼舞台挨拶が8月25日(火)、都内で開催され、主演を務める永瀬廉(King & Prince)、伊藤健太郎、坂東龍汰が浴衣姿で登壇した。
原作は、累計2500万部突破の人気スポーツ青春漫画。アニメ、アニメ映画、舞台、小説、ドラマなど、さまざまなコンテンツでメディアミックスされているが、実写映画化は今回が初。
アニメ好きの高校生・小野田坂道(永瀬)があるきっかけで自転車競技部に入部することになり、そこで出会ったかけがえのない仲間たちのために自分の限界や壁を越え、レースに勝利するための努力を覚えていく姿を描く。
8月14日(金)に公開し、週末興行ランキング新作実写邦画第1位を獲得、3日間の累計興収は約2.5億円を記録し、好調なスタートを切った本作。アンケートでは、「全力で走ってる姿がかっこいい」と自転車競技に挑む役者陣への声を中心に、満足度98.5%(※鑑賞者アンケート 8/14.15(株)バルク調べ)と高い評価を集めているという。
永瀬は、「周りから評判が良くて。『何回でも見れる』という声をたくさんいただいていて、すごくうれしいです」とニッコリ。伊藤はこれまでに4回観たことを明かし、「こうやってまたみんなと一緒に立てるのはうれしい」と感謝。坂東は「たくさんの反響をいただいていて。友達や家族からLINEがきます」と笑顔を見せた。
それぞれのかっこよかったシーンを問われると、伊藤は永瀬が演じた坂道が100人抜きをしたシーンをあげ、「一生懸命さがすごくかっこよかった」と絶賛。永瀬は「いろんなシチュエーションで抜くので、カメラワークもたくさんあって。監督が途中から笑っていて、それがうれしかったですね」と当時の撮影を回顧。
坂東は、坂道の冒頭と後半の表情がすごく変わっていると言い、「表情がすごく男前になってる。ぐっとくるし、大好き。永瀬廉がかっこいいんですよ」と永瀬の表情をべた褒めしていた。
トークでは、青春が詰まった映画の内容にちなんで、「高校生に戻れたら、やってみたい青春」を告白。永瀬は「学校にピザとか頼みたかった」と打ち明け、「文化祭でお店の準備とかで疲れた時に、先生に怒られつつも、クラス全員で食べちゃうみたいな。めっちゃ青春っぽくない?」と目を輝かせながら伊藤に提案。
また、「担任に恋をしたかった。禁断の恋みたいな」とこぼし、「例えば『好き』って伝えねんけど、『20歳になった時に、まだお酒とか飲んで話しよう』とあしらわれたい」と妄想が爆発。伊藤らに「漫画の見過ぎかな?」と苦笑いつつも、「妄想ですから」と笑顔を見せた。
坂東は学生時代、私服だったそうで、「学ランやブレーザーを着て、制服デートがしたかった。観覧車やディズニーランドとかに行きたいですね。また、高校時代、携帯を持っていなかったので、女性とLINEのやり取りをしてみたかった」と学生時代のエピソードを明かしながら、願望を告白。伊藤はなかなか出てこず、悩みつつも「けんか?」と明かし、苦笑いしていた。
さらに、8月25日は “川柳発祥の日”ということで、「青春」をテーマに五・七・五で一句詠むことに。観客の拍手で順位を決め、ビリがせんぶり茶を飲むという罰ゲーム付きになる。
坂東は「赤い山、汗がふき出る ケイデンス」と読み上げ、「俳句は次の季節の季語を使うとスマートだとテレビでみたので、紅葉している山を自転車で上って汗が噴き出てる様子をしたためました。ケイデンスは、坂道くんをイメージしています」と説明を。
「川柳が一番苦手。五・七・五が分かんない」と最後まで悩んでいた伊藤は、「青春を 弱虫ペダルで もう一度」と読み上げた。
そして、最後に発表した永瀬は、「プール後と 塩素の匂いと 夏の風」と一句。「映画とかけるの忘れた」と困惑しつつも、「でも情景は分かってくれるはず。俺の青春は五・七・五じゃおさまらない!」と男前の発言をし、伊藤らから「かっこいい」と声をかけらていた。
そして観客の拍手による評価で、永瀬が人生で初めてせんぶり茶を飲むことに。あまりの苦さに悶絶しながらも、「初めて飲めたのでよかったです」と爽やかな笑み。
最後には、永瀬が「たくさんの方にこの作品が広まって、高評な感想をたくさんいただけて、僕ら一同本当にうれしく思っています。もっと『弱虫ペダル』の熱さや伝えたいことを広めていきたいと思っているので、これからもこの作品を愛してもらえるとうれしいです」とほほ笑みながら明かし、締めくくっていた。
最新情報は、映画「弱虫ペダル」公式サイトまで。
最新情報は、映画「弱虫ペダル」公式サイトまで。
©2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008