声優・入野自由をはじめ、皆川純子、森川智之、安元洋貴、内田真礼が吹き替えを担当した映画「DUNE/デュ―ン 砂の惑星」。その公開直前イベントが10月14日(木)に行われた。

本作は、「ブレードランナー2049」「メッセージ」のドゥニ・ビルヌーブ監督が、かつてデビッド・リンチ監督によって映画化もされたフランク・ハーバートのSF小説の古典を新たに映画化したSFスペクタクルアドベンチャー。

左から)内田真礼、森川智之、入野自由、皆川純子、安元洋貴

原作がSFの始祖と言われ、数多くの作品に影響を与えていることについて入野は、「実は勉強不足で、この作品を今回初めて知りました。日本での『ナウシカ』だったりの大作に影響を与えたということで、この作品を知れば知るほど奥が深くて、一度見ただけでは理解が及ばない、『この先も何度も見たくなる作品だな』と思いました」とコメント。

内田は、「本作で描かれるのはほんの一部で、原作が膨大で、ものすごく大作なんです。どうやって理解したらいいのかというと、その瞬間瞬間に向き合うことなんです。そのくらい大きな世界で。本作の砂の世界にいるという感覚が、画面や音を通して伝わってきて、早く見てほしいと思う作品です」と自信を見せた。

本作の推しキャラを聞かれた、森川は「映画には人物がたくさん出てきますけど、舞台は砂の惑星なので、砂の惑星の中にいる愉快な生き物たちがすごくかわいいんです。それが僕の中では推しキャラです。結構重いストーリなので、その中で一服の清涼感として、かわいいんですよ」とオススメした。

「Filmed For IMAX®」世界初認定作品として、今までにない“究極の映画体験”をうたっている本作。印象に残っているシーンについて、入野は「砂嵐の中から脱出を試みるシーンがあるんです。体感型というだけあって、本当に自分がその中にいるような感覚になりました。焦りだったり、胸を搔き立てられるような感覚になり、息をするのを忘れました」と振り返った。

※IMAX®とは、映像やサウンドのクオリティはもちろん、客席の角度やスクリーンからの距離などシアター空間全体を最高レベルに磨き上げた上映システム。

皆川も「やはり、砂の中のシーンが印象的で、『自分の口の中にも砂が入ったんじゃないか?』と思うくらいの映像でした。画面の中への没入感がすごい。試写を見終わった後に体の砂を払いたくなるような感覚になりました」と回想。

森川は「僕からするとSFが大好きなので、宇宙船とかマシン的なもののアイデアが豊富で、監督のすべてを出したような迫力や映像美がすごい。宇宙船が着陸したときにドアが開くんですけど、すべてのシーンで開き方が違うし、音の迫力もすごい。ヒューマンドラマももちろんなのですが、SFの見せ方がすごいので楽しんでもらいたいです」とコメントした。

全員の答えを合わせろ!意思疎通ゲームに挑戦!

本作で、未来が見える能力を持つがために、宿敵に命を狙われ全宇宙から命を狙われることになってしまう、主人公のポール。また、それを支えるポールの家族や、兄貴分役などを演じた登壇者たち。イベントでは、本当に心を通わせているのか、全員一致を目指す意思疎通ゲームをすることに。

映画の内容にかけて、「砂の惑星に住む巨大生物と言えば?」とお題が出題されると、全員がスラスラと回答を書く中、森川だけが長考気味で、ほか登壇者は不安げな様子。

司会者の掛け声で一斉にフリップを出すと、「砂虫(サンドワーム)」と森川以外の回答はあったものの、おしくも全員一致ならず。森川はイラスト付きで「ラクダ」と答えるも、ほか登壇者から「“巨大な”ですよ!」、「本編見たんですか?」などと怒りのツッコミが入り、会場を笑わせた。

また、「本作のエモいポイント」のお題が出ると、これには「これ、一致する?」、「難しい…」などと全員が苦笑い。一斉にフリップを出すと、「主人公ポールの魅力」などと本作に関係する答えが並ぶ中、内田の「世界広し!」という回答に全員が大爆笑。

内田は「『作品の世界観が広いよ』というアピールです」と説明するも、安元は「あの子、すごいことにボケじゃなくて本気で書いてるからね」と指摘。入野は「(作品について)これだけいろいろ話してきたのに、これが出てきた」と内田の天然ぶりに驚きの表情を見せた。

最後に、公開を記念した砂の惑星をイメージした、くす玉を割りイベントを締めくくった。

映画「DUNE/デュ―ン 砂の惑星」は10月15日(金)より、全国公開。

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配給:ワーナー・ブラザース映画

最新情報は映画「DUNE/デュ―ン 砂の惑星」の公式サイトまで。