9月2日(水)放送の『林修のニッポンドリル 開かずの金庫VS天才鍵開け師!前代未聞のダブル解錠SP』の、「目を疑う!摩訶不思議ドリル」では、みやぞんが千葉県・富津市へ。日常の風景に潜んだ“摩訶不思議”をリサーチした。
まず登場したのは、入り口の3分の2くらいがコンクリートで塞がれているトンネルの謎だ。トンネルの入口まで続いている普通の道路が、突如途切れる形になっている。
トンネル内部には、木材やボート、船のスクリューなどが放置されており、強い風が吹き込んでいる。誰が、何のためにトンネルの入口を塞いだのだろうか?
トンネルの出口に隣接する「金谷マリーナ」のオーナー・前橋和則さんによると、トンネルを塞ぐ壁は、前橋さんが風除けとして設置したもの。もともと、マリーナのある場所は、トンネルのある山によって、北から吹く強風から守られていたという。
しかし、その山にトンネルを通した結果、トンネル内をビル風のような強風が吹き抜けるようになってしまった。トンネル自体は、前橋氏の私有地だった山の一部を国に貸して作ったものだったのだが、その後、新たなトンネルが隣に作られたため、使われなくなったトンネルの私有地部分を塞ぐことにしたのだ。
トンネル内部に置かれていた資材は、マリーナ建設中に仮に置いておいたもので、マリーナがオープンした現在では撤去されているそうだ。
奇妙な高さに掘られた洞窟の正体は、第二次世界大戦中に作られた要塞!?
続いてみやぞんが向かったのは、同じ富津市内の道路脇にある、中途半端な高さにくり抜かれた謎の洞窟だ。洞窟の入り口はコンクリートで補強されており、少々急だが上り下り可能な階段もあるので、明らかに人が作ったものだということがわかる。誰が何のために作った洞窟なのか。
急な階段を登って、みやぞんは明かりの届かない洞窟内へ。すると、洞窟内で古びた車輪やヘルメットの残骸を発見。そして、暗さと大量の虫に怯えながらみやぞんが歩みを進めると、洞窟の奥にはコウモリの巣が…!
コウモリの巣の先には道がないことを確認したみやぞんは、別の方向に続いていた道へ。すると、水のたまった通路を通ってたどり着いた出口は、先ほどとは違う場所につながっており、洞窟が山を掘り抜かれていることがわかった。
近所の方によると、この洞窟は首都圏を守るために旧日本軍が作った東京湾要塞の一部。詳しい資料は残されていないが、兵士の待機場所や食料などの貯蓄庫として使われていたと考えられているそうだ。