毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくフジテレビのトーク番組『ボクらの時代』。

9月6日(日)の放送は、サッカー日本代表として2006年のドイツワールドカップなどで活躍した中澤佑二、楢﨑正剛、福西崇史が登場する。

楢﨑は「鳴り物入り」で、福西は「ぎりぎり」でプロ入り?

中澤が2つ年下で、楢﨑と福西は同学年。全国高等学校サッカー選手権大会に出場し、ベスト4入りしていた楢﨑を見ていた中澤は「すごい人というイメージがあった」と当時を振り返る。

中澤:すごかったですよね、もうあのとき。で、(横浜)フリューゲルスに行って。

福西:鳴り物入りで入ってるやん。

中澤:そうそう。

楢﨑:鳴り物入りちゃう!(福西と)一緒やん(笑)。

福西:いやいや(笑)。俺はもう、だって愛媛の田舎でぎりぎり入れたぐらいだから。(ジュビロ)磐田にね。

中澤:ぎりぎりなんですか?

福西:ぎりぎり。だって俺は、スカウトの方が違う選手を見に来てて、対戦相手だっただけだから。

中澤:それで。

福西:そう、それで「お、福西」と見つけてくれて。

中澤:すげえ。

当時は全国的に有名ではなかったものの、その後日本代表として活躍する福西のプロ入りの経緯を聞き、現在指導者となっている楢﨑は「その(スカウトの)人誰?」「その目が欲しい」と興味を持った様子。

三浦知良の影響でブラジルに留学してプロを目指した中澤

一方、「Jリーグに引っかからなかった」と言う中澤は、高校卒業後にプロを目指して留学していた。

楢﨑:どこにいたんだっけ。アマゾンに留学してたんやっけ?

中澤:(笑)。ブラジルです。

楢﨑:え!?(と、とぼける)

中澤:アマゾン近いですけど。ブラジルです。

福西:いきなり行ったの?

中澤:いきなりですよ。高卒すぐですよ。

福西から「なぜブラジルに留学したのか」と問われると「カズ(三浦知良)さんの影響が強かった」と振り返る。

そんな中、留学の話を初めて聞くようなそぶりの楢﨑に「知ってるじゃないですか!同部屋だったじゃないですか」と中澤が突っ込み、2人が海外遠征の滞在先で、いつも部屋が同じだったことが判明する。

福西:何で同部屋になってるの?

楢﨑:俺以外の人を受けつけないの。

中澤:(笑)。

福西:(通常は)キーパーと(部屋が)一緒になることなんかないやん。

楢﨑:先に、協会の人とかにちゃんと言って「部屋割りこうやってください」みたいな。俺は別に何も知らんから、行ったら、常に(中澤が同部屋だった)。

一同:(笑)。

中澤:これは、理由があるんですよ!

中澤によると、 実は大切にしていた「同部屋の条件」があり、その条件に見合う相手が楢﨑しかいなかったという。中澤が大切にしていた条件とは…。

また、その流れで楢﨑、福西が明かす中澤の言動から、そのストイックな一面が明らかになっていく。

「早く終わってくれ」守備の最後の砦・ゴールキーパーの本音

守備の要として活躍していた3人。特に最後の砦であるゴールキーパーの楢﨑に、中澤が気になっていたことを尋ねる。

中澤:試合で、2点とか3点取られたとすると、やっぱり苦しいじゃないですか。そういうときの精神状態って、どんな感じなんですか?僕は、ディフェンスなんで、最終的にはキーパーのせいにするじゃないですか。

一同:(笑)。

中澤:「キーパー、捕れるだろ」みたいな。

楢﨑:精神状態は「もう早く終わってくれ」やろ。

福西:そうか。人のせいにはできないよね。

楢﨑は「つらいよ」と明かし、気持ちの切り替えというよりは「次の試合で取り返すしかない」と本音を語る。

そのほか、「フォワードの人がよくしゃべる」「ディフェンダーはまず聞き手」などポジションと性格の関係や、サッカーをはじめスポーツを極めるために必要なこと、現在の活動などをざっくばらんに語っている。