10月5日(火)、映画「そして、バトンは渡された」のジャパンプレミアが行われ、主演の永野芽郁、田中圭、石原さとみ、稲垣来泉、市村正親、前田哲監督が登壇した。
この作品は、本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説が原作。永野は、血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子を、田中圭は料理上手な優子の血の繋がらない父親・森宮さんを、石原さとみは小さな娘を持ちながら夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性のシングルマザー・梨花を演じる。
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永野は卒業式のシーンで誰もが知る卒業ソング「旅立ちの日に」を、レッスンを重ねて実際にピアノを演奏。ピアノ未経験でありながら、「撮影に入る3ヵ月前からピアノの練習を始めたんですけど、『猫踏んじゃった』も弾けないし、楽譜も読めなかったので、『3ヵ月後にあの有名な合唱曲を弾けるようになるのか?』という不安と戦いながら 練習をしていたんです」と明かした。
続けて、「だんだんとピアノが楽しくなって、早く皆さんにお見せしたいという思いが募りました。実際に中学の卒業式で歌ったんですけど、 そのときはお友達が難なく伴奏をやっていて、『あの子すごいな!』って今になって思いました(笑)」と笑顔で振り返った。
田中も「最初はピアノが弾けなかったことが分からないくらい、自然で楽しそうだったし、3ヵ月でこんな風にできるんだ、練習がんばって本当に偉いなと驚きました。プレッシャーに追い込まれている状況で、緊張もしてたと思うんですけど、楽しさが前面に出ていたのが、優子ちゃん役にぴったりで、ピアノを弾いている芽郁ちゃんが好きでした 」と永野をベタ褒めした。
最後に永野は、「1年前に撮影して、今日皆さんに見ていただけることで本当にうれしい気持ちでいっぱいです。この映画全体を通して、誰かを大切に思ったり、大切に思われたり、愛情深くなにかを思うということがすごく素敵なんだなと改めて感じましたし、家族や友人、自分が大事にしたい人になにか言葉をかけたい思いでいっぱいになりました。皆さんにもそういう思いになっていただきたいです。是非、楽しんでください!」と呼びかけた。
映画「そして、バトンは渡された」は、10月29日(金)より、全国公開。
©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画
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