ジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫監督×シリーズ構成・乙一のタッグによる、白石聖主演、オトナの土ドラ『恐怖新聞』。

なんでもアリのホラーとはいえ、ツッコミどころ満載の演出に、SNSでは「怖いの通り越して笑えてくる」「シャワー中に思い出したくないドラマ」と話題となっている。

本作は、未来に起こる災厄を予言し、読むたびに寿命が100日縮むという恐怖新聞が届くようになった女子大生・詩弦(白石)の、死と隣り合わせの悪夢を描く新感覚ルール系ホラー。

9月19日(土)放送の第4話を前に、 第3話の詩弦にまつわる恐怖シーンを振り返る。

詩弦にまつわる第3話の恐怖ポイント

第3は、詩弦と幼馴染で同じ大学に通う桃香(片山友希)との友情が壊れる兆しから始まる。不倫の末の死傷事件を目撃し、警察署での取り調べが終わった桃香と勇介(佐藤大樹)。恐怖から震えが止まらない桃香は、勇介の服の裾をつかんで嗚咽を漏らす。が、詩弦が取調室から出てきた途端、勇介はその手を払って詩弦の元へ。勇介に肩を抱かれて歩く詩弦の背中をじっと見ている桃香…その目に不穏な空気を感じて、もう怖い!

その後、自宅マンションに戻った詩弦。ベッドに横になるも思い出すのは、死に際の父・蔵之介(横田栄司)の言葉や、父の死後に母・歌子(黒木瞳)が放った言葉…リフレインする「お前のせいだ」に嫌な汗をかき、うなされて、眠れない夜を過ごす。

そんな詩弦を癒すのは、もちろん勇介。今回も「突然来てごめん」と詩弦の部屋に訪れ、30秒も経たずにバックハグ、からの「もし抱えきれないほどの苦しみがあるなら、俺が一緒に背負うから」と男前なことを言ったり、詩弦に内緒で実家を訪れ、歌子に「詩弦をちゃんと見て欲しい」と訴えたり、詩弦のためにカウンセラーを調べたりするのだ。

そんな癒し&男前シーンに視聴者がホッとしていると、場面は変わって大学。

桃香が友人らと楽しげに話しながら教室に現れ、詩弦が声をかけた途端、苦々しい顔に。2人で話すも桃香から「詩弦のせい…詩弦が私の人生を滅茶苦茶にした!」と責め立てられる。

桃香の言葉に落ち込む詩弦を、またもや勇介が癒す。バイト先からスマホに届いた配達依頼の着信に、どっちが行くかを「いっせいのーせ」で決める2人、可愛すぎる~!と視聴者がほっこりしていると、その気持ちをなぎ倒すかのように恐怖シーンが訪れる。

配達を終えた詩弦が自転車に乗ろうとすると風が吹き、足に何かが絡みつく…恐怖新聞だ!一瞬動揺するもカウンセラーから「恐怖新聞に関わらないことが大切」と助言を受けていた詩弦は、それを丸めてゴミ箱へ。その後、公衆トイレに寄る詩弦。手を洗い、鏡を見ると1本の白髪が…冬夜(猪野学)が言った“寿命を吸い取る新聞”を思い出す。

ほどなく、照明が明滅し、カサカサと音がする。振り向いて個室に声をかけるも誰もいない。すると個室の戸がゆっくり奥へと開き、見えてきたのは…棚に置かれたトイレットペーパー。なんだ、風のせいかと思った瞬間、さらに戸が開いて、壁に恐怖新聞が!

トイレを飛び出し、逃げるように自転車を漕ぐ詩弦。道の先に停車中のトラックが見える。と、突然、顔面に新聞が。慌てて手で剥がすも、バランスを崩して自転車ごと滑り込むようにトラックの下へ…起きあがり、自転車を引き出すと、後輪に恐怖新聞が…。

自宅マンションに戻るも何度も襲って来る新聞の恐怖から「助けて、神様」と祈っていると、ガチャリと玄関ドアが解錠。ゆっくりとドアが開くのを見た詩弦は、部屋の隅にうずくまって、耳を塞ぐ。震えるその肩に手が伸びて、肩をつかまれ絶叫する詩弦。

しかし、それは歌子だった。安堵から詩弦は歌子に抱きつき、泣きながら事情を話すと、歌子は恐怖新聞の存在を信じることに。

そこからの母娘の和解シーンに胸をなで下ろしていると、突然ベランダの窓ガラスに何かがぶつかる音がする。見に行くと白いカーテンに長方形のシルエット…恐怖新聞が貼り付いている!その後、予言された児童虐待死事件を防ぐべく、詩弦と歌子は刑事の篠崎(駿河太郎)に協力を求め、動いていく。

壊れゆく友情。時と場所を変え執拗に届く恐怖新聞。その合間に詩弦に訪れる勇介や母との癒しの時間。“恐怖”と“癒し”の波状攻撃に見る者の心はますます心酔していく――。

9月19日(土)23時40分から放送の第4話では、独特の存在感がさまざまな憶測を呼んでいた詩弦の隣人、鬼形礼(坂口涼太郎)の正体も明らかに!?

そして、恐怖新聞の秘密も!?さらに、弱りきった詩弦の心に追い討ちをかける出来事が…。第3話を見逃した方、もう一度この波状攻撃に酔いしれたい方は、迷わず今すぐ FOD へ。

<第4話あらすじ>

詩弦(白石聖)は、冬夜(猪野学)から、ベランダ越しに話す青年は隣人・片桐ともをではなく、恐怖新聞を届ける鬼形礼(坂口涼太郎)であること、恐怖新聞から逃れるには、誰かに新聞紙に名前を書かせればいいと知る。また、勇介(佐藤大樹)と親友・桃香(片山友希)の関係を知り…。