学生時代の友人と劇団を結成するパターンはよくあるものの、『タメ劇』のキャストは過去に何らかの作品で共演し、意気投合してきた俳優たち。ふだんの何気ない会話から、徐々に企画がかたまっていったと荒牧さんは語ります。
<荒牧慶彦×植田圭輔 対談>
――まずはプロジェクト始動のきっかけから聞かせてください。
荒牧:役者仲間たちと世間話をしながら、「同い年だけの芝居があったら面白いよね」と会話に出たことがそもそもで、会うたびにその話をしていたんです。ただ、企画が動き出すことはなく、月日は流れていったのですが、ふと「あの企画を今、実現させたら面白いんじゃないか」と思い、持ち込みをしました。
――植田さんが演出を担当することになった経緯は?
植田:「実現するんだったら、まっきー(荒牧さん)がプロデューサーで、俺が演出やるわ」「おー、いいね」みたいな会話をしていたのが、そのまま現実になったという感じですね。
――荒牧さんは演出家としての植田さんをどう見ていますか?
荒牧:演出家さんにも様々なスタイルの方がいらっしゃいますが、植ちゃんの場合、脚本の亀田真二郎さんが「もうそんなことまで考えてるの!?」と笑っちゃうくらい、台本を細かく読み込んでいて、同じ会社の仲間としても、同い年としても誇らしかったです。
舞台で描かれるのは35歳になった、かつての15歳の少年たちの会話劇。荒牧さんと植田さんがどんな少年時代を送っていたのか、当時の思い出を尋ねます。