フジテレビ『めざましテレビ』のお天気キャスターを務めている阿部華也子。わかりやすい情報読みと明るくさわやかな笑顔が人気で、今年スタートした、公式YouTubeチャンネル「かやちゃんねる」も好評だ。
フジテレビュー !! では、そんな阿部の連載「空が好き」を月1で配信中!
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また、フリーテーマで描いたイラストも公開!「絵の神が降りてくる」と自負するあふれる才能で、何を描く?本人の解説入り動画で紹介する。
<阿部華也子 インタビュー>
――9月のトピックスといえば、なんといっても阿部さんの、土ドラ『顔だけ先生』(10月9日スタート)出演のニュースですね。
ありがとうございます。NGを出さないように、ということで必死なのですが、絶賛撮影中です。
<阿部華也子 イケメン好きの英語教師役でドラマデビュー!「右も左もわからない状態ではありますが、私らしく頑張ります」の記事はこちら!>
――初めて、ドラマの話を聞いたときは、どんな感じでしたか?
マネジャーさんから「ドラマの仕事に興味ある?」と言われて。私、何を思ったか「やってみたいです」と、二つ返事で答えちゃったんですよ。
本当に「何言ってんだよ?自分」という感じなんですけど(笑)、なぜか言っちゃったんですよね。それで、出演が決まって。ドラマの現場がどういうものなのか、まったくわからなかったですし、始まるまでは、そんなに緊張することもなく、普通に過ごしていて。
でも、台本をもらってからくらいですかね。自分の名前の上に役名が書いてあって、こういう設定で…とかいうのがわかってくると、やっぱりどんどん緊張が…。
でも、それ以上に一番心配だったのは、寝る時間がなくなるんじゃないかということ。よく、ドラマの撮影エピソードであるじゃないですか。睡眠時間が少ない中で…っていう。私はまず、『めざましテレビ』がありますし、もし自分がそうなった場合、それに対応できるのか、体調管理できるんだろうかという不安が…。
イケメン好きの英語教師役には「明るいキャラクターで、やりやすさを感じています」
――実際のところ、体調管理はできていますか?
「ドラマのお仕事は、本当に体力勝負」ということを日々実感していますが、今のところ大丈夫です。睡眠時間については、少し睡眠不足になっても、移動のときに寝たりしながら補っています。
ドラマの撮影スケジュールは不規則になりがちですが、『めざましテレビ』の放送が平日毎日あることで、私のリズムを整えてくれているというか。それが自分を保てている要因になっているという気が、すごくしますね。
――ご両親の反応は?
それはもう「大丈夫なのか?」って、心配がすごいです(笑)。YouTubeを始めたときと違って、なんといっても演技のお仕事ですから。体調面とあわせて、とても心配してくれています。
――出演情報が解禁になるまで、『めざましテレビ』のメンバーには伝えられていなかったそうですね。
そうなんです。メイク室で会う万梨乃ちゃん(藤本万梨乃フジテレビアナウンサー)とは、少しだけ話すことができたんですけど。すごく応援してくれて、インスタにも「見ます」ってコメントをくれたりして。
ほかのみなさんとは…三宅(正治フジテレビアナウンサー)さんとも、コロナ禍での放送体制ということもあって、まだ直接会ってお話できてないんです。ドラマの放送が始まったら、『めざましテレビ』の中で感想を言っていただけるかもしれませんね。
――阿部さん演じる小畑友理佳(おばた・ゆりか)は、イケメン好きな英語教師ということですが印象は?
基本的にすごく明るいキャラクターで、自分とも年齢も近いので「いいな」と思う部分もあって、やりやすさを感じています。イケメン好きという設定に関しても、主演の神尾(楓珠)さんが、とてもきれいなお顔をされているので、見たまま「きれいだな」と思いながらセリフを言えています。
実は、プロデューサーに「なぜ私を選んでくださったんですか?」とお聞きしたら、「『めざましテレビ』での永島(優美フジテレビアナウンサー)さん(※)と私の関係性が、貫地谷しほりさん演じる亀高千里先生と小畑の関係に似ていたから」と言っていただいて。
※21年3月まで『めざましテレビ』のメインキャスターを務めた。
これは、本当に永島さんに感謝なんですけど、自分のままでいいと言っていただいた気がして、そこは大きな安心材料になっています。無理して演じなくてもいいというか。
とはいえ、今の私は、まだいちいちものすごく緊張して、演技中も「ああ、もうすぐ私のしゃべる番だ…」とか思いながら、頭をフル回転させている状態なんですけど。
英語教師という点については、今後、教壇に立って英語を披露するシーンが出てくるかも…しれませんね(笑)。
ドラマのお仕事は、すべてが未知数。何もわからないですし、緊張感がすべてに勝っている状態です
――撮影現場の雰囲気はどのような感じですか?
私自身は、初めてのドラマの現場ということもあって苦労しているんですが、みなさん本当にやさしくて、早朝から深夜まで本当に1日中笑いっぱなしで、めちゃくちゃ楽しいです。
とにかく初めてなので、「ご迷惑をおかけしないように」「NGを出さないように」ということを心がけているのですが、一度だけNGも出しました。共演の八嶋智人さんと直前まで会話をしていて、八嶋さんが面白過ぎて、「はい、本番!」となったときに、私からのセリフだったんですけど、思い出し笑いで吹き出してしまって。あれは、申し訳なかったです。今のところは、それほど長いセリフもないので、その1回くらいですかね。
それと、驚いたのは、ひとつのシーンを撮るのに、2時間くらいかけるんですね。何度もリハーサルをして。スタッフのみなさんがそれぞれのシーンにかける準備を見ると、大変さに感じ入るところがあって、これからドラマを見る目が変わりそうだな、と思いました。
――阿部さんは大の海外ドラマ好きですが、自分が見てきた女優さんの演技を参考にすることはありますか?
シーンを見て、「これはどういうふうに撮っているんだろう?」と思うことは増えました。ただ、演技の参考にするというのは、私にはまだまだレベルが高すぎます(笑)。
それよりも今は、現場で貫地谷さんの現場での振る舞いや演技を見て、近くで学ぶことが多いですね。
――どんな学びがあるのですか?
例えば、演技をするということについて、貫地谷さんをはじめ、みなさんの熱量が本当にすごいんです。“本気で“演じる”ということに向き合っている”と言いますか。だから、私も本気で~というふうになりますし、みなさんに引っ張られているなということを強く感じています。
――キャスターと女優さんでは、やはり違いますか?
それはもう全然!お天気キャスターは、東京に出てきてからずっとやっていることで、“キャスターとしての自分”という意識があるんです。もちろん生放送の難しさや緊張感は毎回ありますが、経験を重ねた分「ものすごく変なことは言わないだろう」という、自分へのちょっとした信頼みたいなものも芽生えてきていて。
それに対して、ドラマのお仕事は、すべてが未知数。何もわからないですし、自分に与えられた役割という部分では、緊張感がすべてに勝っている状態なので。
この間、八嶋さんに「ドラマの現場でここにいるということは、キャスターじゃなくて女優なんだから、キャスターでいる必要はないんだよ」と言っていただいて。「キャスターとしての自分が出ちゃっているんだな」「そこが捨てられていないんだな」と、ハッとしました。
だから、このドラマで一皮でもむけたらいいなと思っています。
『新しいカギ』では、コントにも挑戦!「この秋は、『仕事の秋』になりそうですね」
――また、『新しいカギ』(フジテレビ)の「ぶっとび!飛美男くん」では、飛美男くんの新たな恋のお相手!?として衝撃的な登場もありましたね。
いやぁ、お恥ずかしい。事前の告知がなかったので、驚かれた方も多いかもしれませんが…。これから、また「ぶっとび!飛美男くん」にも登場させていただくことになります。
『新しいカギ』の現場では、まだ(チョコレートプラネットの)松尾駿さんとしかご一緒してないんですけど、これからほかのみなさんとの絡みもあるといいなと思っています。
コントの収録も、まだ少ししかしていないんですけど、間とかセリフとか…演技のお仕事にすごく近いなというのが印象です。だから、私にとってこの秋は、『仕事の秋』になりそうですね。
――それでは最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします!
やっと涼しさを感じる日が多くなってきて、今年は、少し秋が来るのが早い感じがしますね。
私にとって、この秋は『顔だけ先生』『新しいカギ』への出演など、新しい展開が始まった秋になりました。今はまだ、今後自分が演技のお仕事をいただけるのか、また続けていくのかもわからない状況ですが、とても大きな刺激になっていて、いただいたお仕事に全力で臨まなければと感じているところです。
みなさんに楽しんでいただけるよう、自信をもってお届けできるような作品を…と、全員で頑張っていますので、見ていただけたらうれしいです。
過ごしやすくなってきましたので、気が緩むことのないよう、体調管理には十分注意して、楽しい日々にしていきましょう!
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