“琉球風水”を基にした独自の“数意学”による「運気を上げる数字」を提示し、話題を集めている占い師のシウマの「琉球風水志シウマが教える 身の回りをパワースポットに変える『数字の魔法』」(講談社)が、10月8日(木)に発売される。

これまでに延べ10万人以上を鑑定した経験を携え、『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ)などの番組にも出演し、まさに時の占い師となっているシウマに、フジテレビュー!!が前後編に渡ってインタビュー。

前編はこちら

琉球風水と数意学について、そして今すぐ役に立つ数字について聞いた前編に引き続き、後編ではこれまでに鑑定した運気がすごい有名人、開運ルーティン、来年の予想について掘り下げる。

<シウマ インタビュー(後編)>

開運した有名人!紗栄子の「11」、ISSAの「U.S.A」

――これまで述べ10万人以上を鑑定し、『突然ですが占ってもいいですか?』などの番組でも有名人を鑑定されていますが、印象的だった方はいますか?

すごい運気を持っていたのは紗栄子さんですね。以前、ゲストを迎えてその人に合うネイルをネイリストさんに施してもらいながら、その時間内に鑑定をするというネット番組に出演していたのですが、そこにまだ結婚前の紗栄子さんがゲストで来てくださったことがあって。その時に紗栄子さんを鑑定し、ラッキーカラーのターコイズブルーとラッキーナンバーの「11」をネイリストさんに伝えてネイルをしてもらいました。

紗栄子さんから「私、結婚できますか?」と聞かれたので、「1、2年後くらいにスピード結婚する可能性がある」というようなことを伝えたら、その1年後にダルビッシュ有選手と結婚したんです。その時のダルビッシュ選手の背番号が「11」で、当時在籍していた日本ハムファイターズのユニフォームのラインにターコイズブルーが使用されていました。

その番組出演時には、まだダルビッシュ選手と出会ってもいない時期だったようです。紗栄子さんが自身のラッキーナンバーの「11」繋がりで運を引き寄せたんでしょうね。

「11」という数字は、「天恵を受ける」「誠実・素直」「良い流れ」というエネルギーがあり「上昇志向、結婚という目標を持っていた当時の紗栄子さんには合っていたと思います。

あとは、数字で運気が変わったという話ではありませんが、DA PUMPのISSAさんは「U.S.A.」(※)のヒットでブレイクする以前から知り合いで、「俺の運勢どう?」と聞かれた時に「今焦っても何も動かない、2年後だよ」という話をしていたら、2年後に「U.S.A.」が大ヒットしました。本人も「何の前ぶれもなかったからビックリした」と話していましたね。

(※)2018年に大ヒットし、16年ぶりに『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たした。

これは数字の話ではなく、これまでの鑑定経験からの勘になってくるんですが、その人の持っている何かに「そろそろ火が点く」のが分かった出来事でした。後から検証してみたら、ISSAさんの地元の沖縄県沖縄市は米軍基地の影響で昔からアメリカの文化が盛んでアメリカンロックの街です。その影響を受けてか「USA」という曲で再ブレイクしたのもうなずけます。

ちなみに僕もISSAさんと同じ年で同じ地元でもありますが僕はロックの方ではなく、ベースボールの方に進みました(笑)

丸山桂里奈の入籍日決定の裏話

――丸山桂里奈さんと本並健治さんの入籍日を、シウマさんが決めたというのが話題になりましたね?

元々、丸山さん本人から相談を受けていた経緯があって、その流れで入籍日を相談されていたのですが、途中から「9月5日にしたい」と言われて、 5日が結婚にはあまり良くない日だった ので「いや、これ無理」とお伝えしていました。

唯一の抜け道としては、「お昼の12~13時の間」という話はしたのですが、それが実はイベント真っ最中でした。ただ、前日の9月4日はすごく良い日で、さらに2人にとっても良い日だったので、5日ではなく4日に決定したという経緯があります。

でも、まさか「東京ガールズコレクション」で結婚発表をするとは思っていなかったですし、まさか僕も『突然ですが占ってもいいですか?』の企画で同じランウェイを歩くとも思っていなかったです(笑)。

丸山さんとは、お互いにスケジュールが合わなくて、ずっとお会いできていなかったのに、まさか当日現場で会えるとは、という感じです。お互いに「なんでいるの?」と驚くという、不思議な縁がありました。

流れには逆らわない、シウマの開運ルーティン

――ここまで数字を知り尽くしたシウマさんが、開運のために普段心がけていることやルーティンはありますか?

琉球風水の基本は「循環」です。朝起きたら、まず常温の水を飲みます。これは人間の体はほぼ水だからという理由と、寝ている間に溜まってしまった良いエネルギーとマイナスのエネルギーもすべて含めて、1回体の中の水を動かすためです。

水を飲むグラスには「6」という数字が書かれているものを使用していました。「6」はいわゆる、「ルーツ、先祖の導きで目に見えない力をキャッチしたり使う」という意味を持つ数字なので。

大切にしていることは「流れに逆らわない」ということです。暦の流れには逆らわないし、いつも基本にあるのは「循環」。家の中も「動線確保」が一番のポイントになるので、邪魔になるような物はなく、必要な物しか置いていないです。風水は完璧に施してはいますが、いわゆる“ザ・風水”というような、方角に合わせて物を配置したりというようなことはしないので、人が見ても風水が施されているかは分からないと思います。

ただ、数字はたまに貼っています。「11」という数字を電気を点けるスイッチとかに貼っています。「1」系の数字は電気系統と相性がいいし、「11」には、「すべての物事が流れ良く進むように、滞りなくちゃんと循環するように」という意味があるので、僕自身のリズムが良くなるように。

――シウマさんが、ちょっと調子悪いなという日に実践することは?

あまりストレスを感じることがないのですが、走りに行くか、毎週のように草野球のチームの試合があるので、そこで試合すると気分的な調子の悪さは終わっていますね。

なぜか、ランニングをしていると犬に勝負を挑まれるんです。僕がダッシュをする坂道があるんですが、その横にドッグランがあって、そこにいる犬達が僕が来るのを待っているんですよね。犬はスピードあるものを追いかける習性があるので、野生を引き出しているんだと思います。昨日も勝負しましたからね。

――犬には勝つんですか?

マルチーズには勝てます。でも猟犬みたいな細くて毛のない犬には勝てないです。犬だから「よーいドン!」とかないし、フライングもしてくるし。側で飼い主さんたちが笑って見ていますね(笑)。

大予想!来年2021年はどんな1年に?

――今年、2020年は新型コロナウイルスで大変な年になっていますが、「2020」という数字にも意味があるのでしょうか?

2020年はみなさん、コロナの影響で止まってしまったり、気持ち的にも少し沈んだりすることが多いと思います。本来の数字的には「明るく前に出ていく」年で、東京オリンピックがあったら今頃は余韻に浸っている時期だったはずなんです。「おもてなしをして、日本が海外からさらに良く見られ、日本全体の運気が上がっていく」というのがいわゆる人間界のテーマだったんですけれど、逆の自然界のテーマが、思いっきり出てしまったのがこのコロナの影響だと見ています。

暦でいくと今年は「七赤金星」という年の「ねずみ年」になるんです。七赤金星が先ほど言った、「おもてなし、プライべートを充実させる、楽しむ、人と人との縁を繋ぐ」という意味を持つ年で、本来なら結婚もすごいラッシュになるような1年になるはずなんですけれど、コロナに止められてしまいました。

裏を見てみると、ねずみ年の影響がすごく出てきた1年で、ねずみ年は「スタートの年でもありますが未知なるもの、寝てたものが出てくる。そして、七赤金星の星の特徴として「喉・肺」が弱点なんです。そのまま読み解くと、「ねずみのウィルス的なものが世の中を止めている」となって、たしかにその影響が出てきているなと。

コロナで少し停滞してしまったと思う人は「32」という数字を活用してみるといいと思います。「32」は良縁が良縁を呼ぶという数字。仕事や人との縁も呼び込むので、コロナで停滞したと感じる人にはおすすめの数字です。

――来年、2021年はどんな1年になると思いますか?

難しい1年になると思います。このコロナ禍に、いかに自分自身を見つめ直して、この先生きていくために、この先必要なことをちゃんと学んだかどうかというのが一番のポイントになります。

ねずみ年って「学術とか知識、知恵をいかに吸収できるか、取り込むことができるか」というのが大きなポイントになるんです。コロナ禍だからこそ「楽しみながらそれを力として身につけていこう」というテーマもこの1年にはあるので。

2021年は「本物志向、本物が残っていく」という1年。かといって、現実的なところばかり追いかけていくというのとはまた違って、目に見えない力も取り入れながら、現実世界も見ながらというバランスを取らないといけない1年になります。

現実ばかり見ていると運気が下がるし、目に見えない世界に行き過ぎると今度はどこかおかしくなって運気が下がってしまう。その両方をバランス良く取り入れるというのが一番大切です。琉球風水の基本は「陰と陽のバランス」ですからね。