ロック☆オペラ「ザ・パンデモニアム・ロック・ショー ~The Pandemonium Rock Show~」の初日前会見&公開ゲネプロが9月17日(土)、都内で開催され、作・作詞・楽曲プロデュースの森雪之丞、音楽の亀田誠治、演出の河原雅彦、 出演する中山優馬、桜井玲香、水田航生、玉置成実、浜中文一とともに登壇。ゲネプロでは、桜井がピンクレディーを思わせるような昭和アイドルのパフォーマンスで魅了した。

本作は、昭和の音楽界を舞台に、友情を分かち、恋に導かれ、激動の時代を生き抜く若者たちを描きだす、パワフルでノスタルジックなロック・オペラ。

1966年6月30日、ザ・ビートルズの来日に日本中が沸いていた際、中学生の楠瀬涼(中山)は隣に越してきた“お姉さん”荒木三枝子(玉置)にROCKを教わり、次第に夢中になっていく。また、三枝子が人気のグループ・サウンズ「ザ・カニバルズ」のボーカル・野村正嗣(浜中)と付き合いだし、失恋をした涼はますます音楽にのめり込む。

時は1973年、20歳になった涼は山下勝也(水田)、岡島大樹(汐崎アイル)、伊丹俊介(小松利昌)、真柳満(山岸門人)とロックバンド「THE REASON」を結成し、若者から熱狂的な支持を受けるように。そんな中、涼は、歌番組で姉妹アイドルデュオ「ウエハース」として活動する及川真実(桜井)と出会い、互いに惹かれ合う。

だが、夢のような日々は、1980年12月8日、ジョン・レノンの射殺を契機にボロボロと崩れ落ち、やがて涼は悪夢と現実の狭間を彷徨い始め…。

昭和の女性アイドルを演じた桜井。会見では、「本当に魅了溢れる作品で、話もいろんな展開があって面白いですし、音楽もいろんな曲があり、どこを観たらいいかわからなくなるくらい魅力のたくさんある作品」とコメントし、「早く皆さんに見ていただきたい。楽しみです」と満面の笑み。

劇中では、真実は田舎から姉と上京し、原宿で歌手を引退してスカウトに転身した野村からスカウトされ、アイドルとして人気を集め、涼との恋を楽しみ、事務所の社長さえも翻弄しようとする魔性の女に上り詰めていく。

桜井はそんな真美を、体当たりで好演。真美の小悪魔ぶりはもちろん、歌唱力抜群の感情のこもった歌を会場に響き渡せていた。

また、中でも印象的なのが、「ウエハース」のパフォーマンスシーン。昭和の人気アイドル・ピンクレディーを連想させるような近未来的な衣装で登場。

美脚が光るコスチュームで、乃木坂46時代を思い出させるようなアイドルパフォーマンスで笑顔をふりまき、会場を魅了していた。

詳しくは、ロック☆オペラパンデモニアムロックショー〜The Pandemonium Rock Show〜」公式サイトまで。