9月18日(土)24時10分より、伊野尾慧主演、オトナの土ドラ『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』Season1 第7話が放送される。

本作は、完全記憶力を持つ民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と、人の嘘がわかる大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)の凸凹バディによる謎解きミステリー。

『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』の記事はこちら!

第6話「図書館のマリエさんの怪」では、高槻たちが珍しい暗号解読型の呪いを解明。本作では異質な内容に、SNSでは「謎が一斉に解けた時の、鳥肌と感動がすごい」「切ないけど温かくてめちゃくちゃ泣いた」と感動の声が広がっている。

いよいよ残すところあと2話。第7話は、人間の悪意が暴走。さらに尚哉にかけられた“孤独の呪い”の謎、高槻の過去の秘密も明らかになり、クライマックスに向け急速に加速していく。

千葉県警記者クラブ所属の記者・畑中(森永悠希)を含む4人の記者が、軽い遊びでやった“四時四十四分の呪い”から話が始まる。

そのせいで次々と災難が起こる事態に怯えた畑中が、高校剣道部の先輩・佐々倉(吉沢悠)を通じて高槻に相談。尚哉と共に話を聞くと、畑中の言葉は一ヵ所だけ歪んで聞こえて…と、またしても波乱の予感。

番組プロデューサーいわく「男だらけの第7話」のキーパーソン・畑中を演じる森永悠希に話を聞いた。

<森永悠希 インタビュー>

畑中健吾(森永悠希)

――森永さん演じる畑中の役どころについて教えてください。

畑中は、千葉県警記者クラブに所属する新聞記者。年齢がひと回りほど離れていますが、先輩である佐々倉さんが母校の高校剣道部にOBとして指導に来たことから親しくなり、先輩を頼って相談にきた後輩という設定です。

畑中は基本的にナイーブで、集団の中にいたら“よく使い走りにされそうな感じ”という印象を受けたので、弱っぽく演じています(笑)。

衣装合わせのときに監督が「大の大人が心霊現象のようなものを信じるところに信憑性を持たせたい」とおっしゃっていたので、精神的に繊細な感じの人のほうが信じ込みやすいのかなと思い、デリケートに演じています。

左から)畑中健吾(森永悠希)、大野忠一(大朏岳優)、林文雄(大水洋介)、村田康介(西村直人)

――畑中とご自身で、似ている点・似ていない点はありますか?

僕自身は、そこまでデリケートではないと思いますし、何かを引きずって考えることもほとんどないです。「仕方がない」と割りきって考えることが多いので、スイッチングするように気持ちを切り替えられます。

でも、呪いや都市伝説は信じるほうです。この世に説明できない何かがあってもいいんじゃないかと思っているので、畑中が呪いに怯える気持ちがすごくよくわかります。

あんなふうに説明のつかないことが、いきなり目の前に現れて、何度も続いたら何かにすがりたくなりますよ!それが何かがわからないから、自分がとりあえずわかる“呪い”という形にして、そのせいにしておこうと考えるんですよね、きっと。

――伊野尾さんとの共演経験、印象は?

伊野尾さんとは初共演です。もともと“すごく柔らかい雰囲気を持った方”という印象がありましたが、実際お会いしても印象は変わらず、うれしく思いました。

本作では、台本の中の高槻先生のキャラクターと伊野尾さんご自身のキャラクターがうまく混ざり合って、とても魅力的ですよね。オトナでクールな中に“オカルト大好き”みたいな一面が、一緒にセリフを交わしていて楽しかったです。

伊野尾さんは、座長として現場のスタッフさんにも声をよくかけていらっしゃる姿が印象的でした。僕自身、現場で声を出すことを一番大事にしているので、率先してやってくださる方が現場にいることで雰囲気も明るくなり、士気も全然違いますね。

―― 神宮寺さんの印象は?

神宮寺さんも初共演ですが、周囲の方が“天然”という印象を話されていたので「どのぐらいのレベルなのか?」と気になっていました。

というのも、芸能界って割と天然の方が多いような…僕も人のこと言えないんですけど(笑)。それで先日、撮影の合い間に神宮寺さんが、ほかの共演者の方たちと話していて「病は気から」という言葉を「気は病から」とおっしゃって、それがあまりにも自然だったので誰も気づかなかったんですね。

でも、直後に「ん?」となって「違うよ~!」と総ツッコミ!それに対して神宮寺さんが、「僕も自然すぎてスルーしちゃいました!」と明るくおっしゃっていまして、僕が思っていた以上に天然でしたが(笑)、同時にその素直さに「素敵な方だな」と思いました。

――7、8話のキーパーソンの一人、遠山役の今井朋彦さんの印象も教えてください。

今井さんも初共演です。衣装合わせのときに、遠山と畑中の関係性を説明する中で、監督が「とにかく今井さんには不気味な感じで演じていただこうと思っている」とおっしゃっていたので、どういう感じで来られるのかとすごく楽しみにしていました。

現場での今井さんは「この人は悪い人なのかどうなのか」といった、“正体のわからない不気味さ”を絶妙に演じていらっしゃったので、僕も畑中として“完全に恐れる”ことができ、今井さんのおかげで畑中の恐怖に、より現実味を増させていただきましたね。

遠山宏孝(今井朋彦)

――本作の「異能を持つ凸凹バディ」にかけて、森永さんの“人より優れた才能”は?

危機察知能力みたいなものはあるかもしれないです。例えば、行こうとしていた場所で何かあったとか、そこに前日までいたとかよくあります。

あと僕、機嫌が悪い人を察知するのが異常に早いんですよ(笑)。体がザワっとして「なんかイヤだ!」と思って周囲を見回すと「あの人、絶対機嫌が悪い。今日はノータッチにしよう」とわかる。これ、僕の特技です。

僕は、4歳から芸能界にいて、この感覚を自覚したのは中高生くらい。僕自身が怒られたり、不機嫌な人と一緒にいるのが苦手で、誰かが怒られているのを見ると、こっちが「ごめんなさい!」って気持ちになるので、それを避けたいという思いが強くて、この力が身についたのかも…。

ちなみに、今日の現場は大丈夫でした。もし、現場で僕がフラっと歩いてきたら、逃げてきた方向にそういう人がいるかも知れません(笑)。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

 第7話全体で言いますと、登場人物たちのいろいろな秘密が明かされる面白さがあるので、そこを楽しみにしていただきたいです。

畑中的に言うと、視聴者のみなさんの中にも怪異という不思議な現象に遭った方・信じている方、逆に「そんな現象は信じない」といろいろな方がいらっしゃると思います。

ですが、第7話では、不思議な現象を素直に信じてしまう畑中の目線に立ってドラマを見てもらえると、より内容を楽しんでいただけると思いますので、ぜひ畑中目線でご覧いただけたらうれしいです!

第6話「図書館のマリエさんの怪」を見逃した方、もう一度見たい方はFODをチェック!

<第7話あらすじ>

千葉県警記者クラブ所属の記者・畑中(森永悠希)、村田(西村直人)、林(大水洋介)、大野(大朏岳優)らが息抜きで行った“四時四十四分の呪い”のせいで次々に災難に遭っているという。畑中の先輩である佐々倉(吉沢悠)から相談を受けた高槻(伊野尾慧)と尚哉(神宮寺勇太)。

そこで県警広報官・遠山宏孝(今井朋彦)と出会い、尚哉は「君は嘘がわかるんじゃないか?」と言われてしまう。