10月3日(土)、アニメーション映画「トロールズ ミュージック★パワー」の公開記念舞台挨拶が行われ、ゲストに日本語吹き替えを務めた上白石萌音、ウエンツ瑛士、仲里依紗、木村昴が登壇した。

本作は、「ボス・ベイビー」などを手掛けたドリームワークス・アニメーションによるミュージック・アドベンチャー作品。

主人公ポピー役を上白石、ポピーの親友ブランチ役をウエンツ、ロック村の女王バーブ役を仲、新キャラクターでラップが得意なタイニー・ダイヤモンド役を木村が務める。

上白石がポピー役に対して「私の中で新しい扉」

それぞれの役どころで難しかった点を尋ねられ上白石は、「基本的にポピーはすごくテンションが高くて、普段の自分とのテンションとのギャップがあったので、そこを超えていくのが大変でした」と語った。

ミュージカルアニメならではの楽しさもあったようで、「木村さんのようにテンションの高い外国人のボイストレーニングの先生がレコーディングの日も立ち会ってくださって、『いけいけ萌音ゴーゴー!』と応援してくださり、なんとかレコーディングができました。私の中で新しい扉だったと思いますし、難しかったですが楽しんでできました」と振り返った。

また、ウエンツは、ポピーの親友ブランチに感情移入しながら役を務めていたようで、「歌もチャレンジでした。ブランチのように、相手を想っているからこそ伝えたい気持ちってあると思うんです。自分が伝えたい想いを、相手に受け取ってもらう難しさや大切さを、ブランチを通じて勉強させていただきました」と明かした。

仲は「やっぱり歌ですね。私はカラオケもあまり行かないし、行ったとしても聞く専門なんです。自分から歌うことはあまりないんですけど、バーブは私も大好きなロックのキャラクターだったので頑張りました」とコメント。

続けて「萌音ちゃんすごい褒めてくれるんですよ!仲里依紗で歌うのは恥ずかしいんですけど、バーブになりきっていたので、歌えました。バーブのおかげですね。アフレコの時もロック T シャツを着ていって、佇まいをバーブに寄せていきました」と奮闘ぶりを語ると、上白石は「最高でした、本当に最高だったんです!」と絶賛した。

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一方、木村は「これまでに演じた中でも、パパの髪からポンっと産まれるキャラクターはなかなかないので。僕自身もキューティクルを多めに、トリートメントは欠かさず行いましたね」と会場の笑いを誘った。

そして「こういう映画はリアリティというよりも想像力が掻き立てられるファンタジーなので、私生活のときの感情よりも何倍も表現豊かにやったほうがいいのかなと、ご機嫌に楽しく、いつもの10倍ぐらいのテンションで挑みました。楽しかったです」と話した。

ウエンツ瑛士vs木村昴がラップ対決!

木村が劇中で“タイニーラップ”を披露していることにウエンツは「タイニーラップ大好きなんですよ、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか。まあ僕もラッパーみたいなもんですし、ラップ留学行ってましたから。ロンドンでは韻を踏んでしかいなかったですよ」とジョークを飛ばした。

すると、すかさず木村が、「じゃあラップバトル、やりましょうよ」と挑発。ウエンツは「もし僕が勝ったら、(木村が出演する)『おはスタ』のMC いただきますよ。僕が負けたら『SUBA ROOTS』(木村昴30thメモリアルブック)めっちゃ買って、皆に配ります」と宣言し、木村は「それでいきましょう。勝ちゃいいんでしょ、勝てば」と男の約束が決まり、2人のラップバトルがスタートした。

見事なラップで会場を沸かした木村。「そんじゃ次はウエンツ瑛士!かませー!」とバトンを渡すと、ウエンツも負けじとノリノリのラップを披露し、上白石と仲も「オーイェー!ヘイ、タイニー!」と合いの手で盛り上げた。

終了後ウエンツは、「気持ちよすぎー。木村さんのラップを聞けた嬉しさ、このメンバーに合いの手を入れてもらった素晴らしさ、もう最高でした」と大興奮の様子。勝敗は木村とウエンツへの観客の拍手の大きさで決めることに。

結果は「聞き間違いのないくらい、俺が少なかったですね…。でも本当にタイニーラップはかっこいいので、皆さんも家に帰ってやってみてほしいです」とウエンツが敗北宣言。木村は、「ウエンツさんもナイストライでしたよね、かっこよかった」と健闘を讃えた。

しかし、ラップバトルはこれで終わらずウエンツが、「やるか?やるか?萌音ちゃんもラップ、好きだよね?」と無茶振し、上白石も急遽ラップを披露することに。いつものキュートな上白石の雰囲気を打ち壊す、ノリノリのタイニーラップに、会場からは今日一番の拍手が沸きあがった。

上白石がラップ披露

木村も思わず「イェーイ。かっこよかった。これは優勝ですよね!」と敗北宣言。ウエンツも「おはスタ MC 決まっちゃったよ」とジョーク交じりに絶賛。上白石も「振り切ることの大切さは、ポピーから教わりました…!」と少し照れくさそうに喜びを語った。

最後に上白石は、「日々、色々なことが起こる中で、耳を塞ぎたくなるようなこともありますが、そういうときでも音楽が体に入ってくると、ちょっとだけ前向きになれたり、元気になれたりすることがあると思います。この映画を観ることで少しでも嫌なことを忘れて、心から楽しんでいただければ幸いです。ありがとうございました」と締めくくった。

映画「トロールズ ミュージック★パワー」は全国公開中。

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配給:東宝東和、ギャガ

最新情報は、映画「トロールズ ミュージック★パワー」の公式サイトまで。