10月25日(日)放送のフジテレビ『くいしん坊!万才』では、鮮魚店ならではの「酢あじと旬魚の神経抜き」が紹介された。

神奈川県小田原市にある老舗の鮮魚店「魚國商店」を訪れた松岡修造は、 店主の矢嶋寛さんに迎えられ、まずは「酢あじ」をいただく。

左から)松岡修造、矢嶋さん

矢嶋さんによると、あじは小田原を代表する魚で、小田原の人はあじにはうるさく、その日に水揚げされたものしか食べないという。そのためあじが余ってしまったときには、酢でしめて「酢あじ」にして店に出していると説明する。

松岡は一口頬張ると「酢っ!!」と笑顔で一言。

酢で締めると身が固くなる印象がある、と言う松岡に、矢嶋さんは「もともと鮮度の高いあじを使っていることと、酢の力で骨がやわらかくなっている」とやわらかな食感の理由を明かした。

その後も松岡は「酢あじ」を口に入れる度に「酢っ!!」を連呼。「なんか酢にやられています」と言いながら箸がとまらない。矢嶋さんは「酢と塩しか使っていないので、あとは魚の力」と、鮮魚店だからこそ質の良い状態の魚を使っていることもアピールした。

左上から)旬のカンパチと小田原を代表する魚のあじ、「カンパチの神経抜き」
下)あじを酢でしめた「酢あじ」

続いて、旬のカンパチを使った「神経抜き」をいただく。

「神経抜き」とは、活締めした魚の血を抜いて、神経を抜くことで、約8時間、生きた状態と変わらない鮮度を保てるという処理法。

一切れ箸に取った松岡は「これ、脂が乗ってるわ~」と感嘆。口に入れると「ねっとり。いい意味でまとわりついてくる。おいしいわ~」と目を細める。

矢嶋さんは3日間熟成したものだと明かしつつ「3日熟成をかけても、神経抜きの処理をするとコリコリとした食感も残るし、旨味も増していく」と秘訣を伝えた。

松岡は「新鮮プラス、処理の技ですね!」と感心すると、「何事も処理が大事ってことですね!身体も心も処理していくぞ!」と気合を入れていた。

次回、11月1日(日)の放送は、「小田原の卵」を紹介する。

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