10月20日(火)、「ENTA!3 4U. Zeppin de SHOW」の製作発表会見が行われ、ふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)が登壇した。

「ENTA!」は、ふぉ~ゆ~が歌い、踊り、ゲストトークもするエンターテインメントショー。今年は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、ゲストはなし。ただし、「ゲストトーク」はあり…つまり、この状況を逆手に取り、ゲスト役も自分たちで演じて成立させるという試みだ。

この「ゲストトーク」は、「各界で活躍している方から話を聞く」というコンセプトのもと進行。ゲスト役になるメンバーは、職業カードを引き、さまざまなキャラクターを演じるという。

M-1に出場するなど、“お笑い”にも定評のあるふぉ~ゆ~のコメディはもちろん、新曲あり、トークあり、着替えまでも演出で面白くする。

製作発表では、その内容に触れつつ、爆笑を多々起こしていたふぉ~ゆ~。その模様をほぼ全文起こしでお届けする。

トランクス姿でポーズを決めるふぉ~ゆ~(左から)越岡裕貴、福田悠太、辰巳雄大、松崎祐介

ふぉ~ゆ~の4人は、シャツにハット、そしてかわいらしいトランクス姿で登場。

──その恰好は…どうしちゃいました?

福田:今回の会見、ふぉ~ゆ~らしい感じで出たいなと思い、4人で協議を重ねた結果、1周回ってこうなりました。もうちょっとウケるかと思ったんですけど(笑)。心境としては、「やべぇな」って思っています。

越岡:ヤバくないですよ!

福田:どれだけインパクトを残せるか。

辰巳:なるほど。今、インパクト残ってます?

福田:残ってますよ。どうですか?

記者:(拍手)

メンバー:ありがとうございます!

辰巳:今日来ていただいたみなさんに、クスッとしてもらいたかったというのもありますから。

福田:今度の「ENTA!」の中で、生着替えをやらせていただこうかなと思っておりまして。あとで、ここで(やります)。本番の10分の1くらいの演出で、生着替えさせていただこうと思っておりますので、後ほど、お楽しみに!

松崎:お願いします!

そのまま「楽しそうな感じ」「元気に」とリクエストを受けて、写真撮影するふぉ~ゆ~。

辰巳:どうですか?画力あります?下着メーカーのCMが決まった訳ではありません!

──では、お1人ずつ、ご挨拶をお願いします。

福田:僕から自己紹介?ご挨拶?どっちでも大丈夫ですけど…。両方?わかりました。えー、東京生まれ、33歳、実家で暮らしています、福田悠太です!今日はよろしくお願いします!

辰巳:辰巳雄大です。今日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。皆さんご存じの通り、僕は、このあと2本ドラマが控えている俳優でございます。

福田:俳優!

辰巳:今日はこういう恰好でやらせていただきますし、「ENTA!3」では、最高のエンターテイナーとして輝きたいと思います。よろしくお願いいたします。

越岡:大阪府出身、越岡裕貴でございます。この中では、最近34歳になったばかりの長男坊でございます。「ENTA!3」、みなさんと一緒に楽しめる作品にしたいと思います。よろしくお願いいたします。

松崎:本日、10月20日をもって、34歳の誕生日を迎えた、松崎祐介でございます!

辰巳:おめでとうございます。

松崎:ずーっと天気が悪かったのに、今日は晴れ!まさに、洗濯日和!今日ね、ちゃんと洗濯してきたんですよ。フォー!さぁ、今日は短い時間ではございますが、「ENTA!」を経て、「ENTA!2」も経て、進化したこの「ENTA!3」、みなさんと一緒の気持ちございます。

辰巳:え、どういう気持ち!?

松崎:みなさんの力を借りて、「ENTA!3」を世界まで羽ばたけるようなものにできるように、そんな気持ちで頑張ります!みなさん、よろしこお願いします!

福田:よろし“こ”!?

メンバー:(笑)。

福田:今日、誕生日だから気持ちが浮ついちゃってね。

──ここで、そろそろお着替えしますか。蚊もいますので。

福田:やっちゃっていいですか。大きめの虫も入って来てますからね。

──きっかけは、本日誕生日の松崎さんから…。

松崎:いいですか?ハッピーボーイの私が!ジャニーズでは初めてじゃないですか?記者会見で名前着替えするの!そーですね!

辰巳:そうです!

松崎:もしかしたらポロリもあるかもしれませんが、一瞬たりともシャッターを逃さないでください!

辰巳:いや、逃さないでほしいのは俺たち…(笑)。

松崎:せーの!シャッターチャンス!

記者の前で、しゃべりながら着替えを進めるふぉ~ゆ~

…と、着替えを始める4人。松崎が脱いだパンツをセリのように売ろうとして、総ツッコミを受ける場面も。続いて、質疑応答へ。

──第3弾となりますが、新しい見せ場はどういうところでしょうか?

越岡:まず、あれじゃない?新曲が3曲増えるってことですかね。「ENTA!」では1曲、「ENTA!2」では2曲、「ENTA!3」で3曲もらいました!

メンバー:ありがとうございます。

福田:去年の「ENTA!2」の製作発表の時に、「3をやることになったら、新曲は3曲で」とお話させていただいたんですが、実現させちゃいましたね。

越岡:しましたね。

辰巳:このまま「ENTA!」が続いていったら、「ENTA!」アルバムも作れちゃうじゃないかなっていうくらい、新曲に力を入れています。あと、「ENTA!」は毎回すごく豪華なゲストの方とトークさせていただいていたんですけど、今こういう状況ですので、どうしていこうかと話し合っていました。

それを逆手にとって、毎日メンバー1人がゲストになって、各界の著名人や、いろいろな人に成りすまして、その人をゲストにしてトークしていこうかなと考えています。新たな試みもあって、今までとは違う「ENTA!」になりそうな予感がしています。

福田:どんなゲストが来るのかは、当日、その場で決めます(笑)。そこが見せ場の一つ。あと、「ENTA!」と「ENTA!2」は、東京、名古屋、大阪の3ヵ所でやっていたのですが、今回は横浜でもやらせていただくということで。まさに、ふぉ~ゆ~の4都市ということで。

松崎:ありがとうございます。

福田:とても気合いが入っています。

──今までの2作で印象的だったことはありますか?

越岡:たくさんの大物ゲストの方が来てくださっているんですけど、その中でも爆笑問題さんが遊びに来てくださった回はすごく思い出があって。「つ~ゆ~」(福田、辰巳が組むお笑いコンビ)が漫才をやるための、ネタの打ち合わせ時間を僕と松崎が埋めようとしたときに即席で「おつゆ」っていうコンビができたので、思い出に残ってますね。

松崎:かぶった…。

越岡:あ、本当?

松崎:でも、もう1個ありました!「ENTA!2」の東京公演のファイナルに松崎しげるさんがゲストに来てくださって。…あ、もう1回確認なんですけど、僕、松崎です!

辰巳:祐介ね!

松崎:松崎しげるさんと「愛のメモリー」をセッションできたことですね。それで、本人に許可をとったんですよ。小さい頃から、「僕のお父さんは松崎しげるなんだよ」って嘘ついていたんです。

辰巳:いろんな友達にね。

松崎:「愛のメモリー」を一緒に歌って、「祐介ー!」って名前も呼んでもらえて。それで、小さい頃に嘘をついていた話もしたんです。そうしたら「分かった。これからは公認だよ。オヤジって呼んでいいよ」って(言われて)。

メンバー:……。

松崎:あれ?この空気大丈夫ですか?

メンバー:(笑)。

辰巳:誕生日で浮かれているんですね(笑)。

松崎:ちょっと…ハッピーボーイなんでね!僕は松崎しげるさんと「愛のメモリー」を歌えたことが一番の思い出ですね。

辰巳:本当に松崎が、小さい頃から「松崎しげるがお父さんだ」って言い続けた結果、「家族に、隠し子がジャニーズにいるって疑われた」って話もしていただいて。あれはビックリしましたね。

辰巳:僕は、前回のオリジナル曲を作詞させていただいたんですよ。人生で初めて作詞した曲をファンの皆さんと共有したときはすごく幸せな気分になりました。

福田:作詞してるんだもんね~。

──今回の3曲には…。

辰巳:作詞したい気持ちはありますが、検討中ですね。できるチャンスがあるなら、ぜひやりたいなと。

福田:僕は、思い出は腐るほどたくさんあるんですけど。「ENTA!」でも「ENTA!2」でも来てくださった占いの島田秀平さんが、去年の最後の公演に来てくださって。僕たちのことを占ってくれたんですが、2021年のふぉ~ゆ~の運勢がとてつもなくいいと言われまして。それがすごく印象に残ってるんですよね。2020年を「ENTA!」で締めて、2021年に羽ばたくという。

辰巳:島田さんには、今年も占いだけでもしてもらえないかご相談しているので、楽しみにしていただけたらと思います。

──「つ~ゆ~」と「おつゆ」ともに「M-1グランプリ2020」に出場し、1回戦を通過していますが、手応えなどをお聞かせください。

辰巳:M-1の話になると、つ~ゆ~VSおつゆの空気が出ちゃうんですよ。だいぶライバル視しているんで。

福田:殺伐とするけど大丈夫ですか?整理しますと、福田と辰巳が「つ~ゆ~」、越岡と松崎が「おつゆ」でして。最初は楽しく「みんなで出場しようよ」っていう雰囲気だったんですけど、練習を重ねるにつれて、少しずつ亀裂が…。

辰巳:ライバル視がすごくて(笑)。

越岡:そうね。

福田:進出していくのが目標の一つなんですけど、お互いに負けないっていう思いが強くなってきまして。

辰巳:初めて挑戦したおつゆはどうだったの?

越岡:そうね…僕たちは、大阪で舞台「Endless SHOCK-Eternal-」に出演していたので、大阪での1回戦出場だったんですけど。普段のお芝居とはまったく違うので、緊張はしました。無観客だったので、お客さんの反応もないから、自分たちの間も難しくて。でも、松崎くんが審査員1人ずつに「ハーッ!」って(ギャグを)やってくれたことでリラックスしました。

松崎:そうそうそう。もう無観客が初めてだったので、その空気感を自分で変えなきゃいけないという思いもあって。空間を自分たちのものにするという意識でやったら、それを見たこっしー(越岡)がリラックスして、僕も途中からグーンと練習以上のものが出せたので、それが結果につながったという。

辰巳:お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、M-1出場で一番変わったのは、松崎がお笑いを語るようになったということですね。

松崎:そうですね。

辰巳:すごい上から来るんですよ。3人に対して。

松崎:M-1のMは、松崎のMだからね。

辰巳:…と思い始めちゃってるくらい、勘違いが怖いんですよね。

福田:ちょっとイラっとするっていう(笑)。

──でも、手応えはしっかり感じていらっしゃると。

松崎:はい!

メンバー:(笑)。

福田:まだ途中なので、優勝目指して頑張ります!

辰巳:やるからには!

──開催する4都市での思い出話をお聞かせください。

辰巳:台場は2年連続でやらせていただいているんですが、歩いてZeppに入る、あの道沿いは本当に思い出があるですけど。

福田:橋のところね!お台場は…ゆりかもめって、一番前に座れるんですよ!普通の電車はいわゆる運転席って乗れないですけど、ゆりかもめは先頭に座れるので、お台場公演の時は、新橋から乗って、運転手気分で向かっています!

辰巳:あと、公演のオープニング映像で、毎日外の様子を生で見せていたのですが、フジテレビさんをバッグに「いつかレギュラー取るからな!」って言いながらステージに出ていったのは覚えていますね。こっしーは何かありますか?

越岡:大阪の初日に入る前に、体調を崩していて。福ちゃん(福田)に走って薬を買いに行ってもらったのね。次の日初日を迎えたんですけど、やっぱりあまり調子は良くなかったみたいで。2階で歌って踊るって時に、目の前にあったライトを蹴って1階に落としたことは覚えています。

辰巳:1回曲止まったね。

越岡:そうそう(笑)。

福田:今の話で膨らませてほしいのは、前日の夜に、大阪の街を僕が1人で、越岡くんのためにドラッグストアに走ったっていうところね!

越岡:なんなの(笑)。優しさをね。

福田:そうそう!

辰巳:ちょっと、急にいちゃつくのやめてもらえますか(笑)。

福田:ありがとうだけ言ってもらっていいですか?

越岡:ありがとう!

辰巳:何の時間だよ(笑)。

松崎:仲良し~!

辰巳:名古屋はマツ何かある?

松崎:僕も頭を振り絞ってたんだけど、東京、名古屋、大阪ってそれぞれの思い出がたくさん詰まっていて。俺、今日誕生日だから許してよ!記憶がどんどん重なってくるわけよ!楽しい思い出もたくさんあるよ?だけど、テトリスのように、ててて~て~て~♪って(一列揃って)なくなっちゃうみたいな感覚なんです。分かりますか?

辰巳:絶対分からない(笑)。

松崎:今が楽しいっていうことです。それぞれの思い出、それぞれの涙、それぞれの笑いがあったっていうさ。

辰巳:それを細かく話すのが僕たちのお仕事じゃない?

松崎:そうだ~!

メンバー:(笑)。

福田:横浜はやっぱり、ジャニーズの先輩がよく横浜アリーナで公演するじゃないですか。

辰巳:横浜といえば、ジャニーズのライブの聖地っていう感覚があるので、そこでできるのはうれしいね。

福田:うれしいね。

松崎:横浜といえば、横浜中華街!「ENTA!」を観終わったあとに横浜中華街に行くのもよし。横浜中華街に行ったあとに、お腹いっぱいになって、「ENTA!」を観に行くのもよし。ステキな街だー!

辰巳:親善大使なの?

福田:怖いな~。

辰巳:よくこの人と漫才コンビやってるね!

越岡:解散しようかな(笑)。

松崎:いやいや!

「クールに!」というカメラマンからのリクエストに応えるふぉ~ゆ~

──みなさんが出演する舞台が中止になるなどということもありましたが、自粛中に何を考えて過ごしていましたか?

越岡:(虫が飛んできて)わっ!

福田:ごめんなさい!急に虫が飛んできたみたいで(笑)。質問聞いてました?

越岡:聞いてました。自粛中は、当たり前のことが当たり前じゃないんだなと思いましたし、コロナ禍で僕らも我々も大きな影響を受けました。でも、エンタメ業界では新しいコンテンツもできてきてるので、チャンスなのかなという気持ちも生まれました。

辰巳:僕たち、公式LINEアカウントを持っていて、LINEライブをやらせてもらったんですけど、その存在があったから、公演がなくなっても、ファンとつながる時間が持てたことが良かったなと思っていますね。

福田:LINEの話で言うと、「僕たちに何かできないか」と毎日のようにふぉ~ゆ~でテレビ電話で会議をしていました。毎日企画を考えて、動画をアップして。友達のみんなが「うれしい」っていう声があったんですけど。その反面、「やりすぎだ、うるせー」っていう声もあって(笑)。その加減が勉強になった時期でしたね。

松崎:今ある幸せ。僕は舞台の公演が中止になって。次の日あるはずだった公演が急になくなって、ぽっかり穴が開いて。正直なところ、気持ちとしては一回落ちたんですけど、エンタメを志すものとして、いろいろな映画を観たり、本を読んだり、料理をしたり、自分磨き…一番は歯磨きをして。

辰巳:磨き違い!

松崎:何か見つけられるものがあれば、それはふぉ~ゆ~にとっても武器になるし、自分にとっても武器になる。泣く時期もありましたけど、そうじゃいけない。1人でも多くの方に笑顔を届けたい。志が変わったので、僕もう34歳なので、言わせていただきます。(渋い声で)ここからがスタート。ありがとうございました。

辰巳:急にエアコンつきました?ぞわっとした(笑)。

福田:急に風が(笑)。

──最後にメッセージをお願いします。

越岡:嫌なことは全部忘れて「ENTA!」で楽しみましょう!

福田:ふぉ~ゆ~らしいエンタメをお届けしていきたいと思います!

辰巳:芝居も、お笑いもラジオも全部詰め込んでやるので楽しみにしていてください。

松崎:2020年のいろいろあったことを消し飛ぶくらいの感じでやりますので、ラフな感じで来ていただければと思います!