3月2日(日)の『ボクらの時代』は、本谷有希子さん、小木博明(おぎやはぎ)さん、ファーストサマーウイカさんが登場します。
芥川賞をはじめ数々の受賞歴があり、昨年出版した『セルフィの死』も注目されている作家の本谷さんが、友人の小木さん、一度だけ会ったことがあるというファーストサマーウイカさんを指名し、今回の鼎談が実現。
収録前には、小木さんが本谷さんから「うわべの話はやめよう」と釘を刺されたと明かし、スタートします。
<芥川賞作家・本谷有希子が『ボクらの時代』の鼎談相手に小木博明とファーストサマーウイカを指名した理由は「自意識」>
本谷さんと10年以上の親交があるという小木さんに、ウイカさんが「本谷さんには、結構オープンなんですか?」と尋ねます。
本谷:なんかでも、最初から私のこと「性格悪いもんね」って、ずーっと言い続けてきたもんね。
小木:なんか…なんだろうな。
本谷:なんで?
小木:二言、三言しゃべって「こいつ性格悪いな」とか「むかつくな」ってあるでしょ。
ウイカ:「鼻につくな」とか?
小木:鼻につくし、なんか、意地悪な人間なんだろうなとか。
ウイカ:(本谷さんを)そう思ったってことですか?
小木:そう思ったの。
ウイカ:(笑)。失礼な話だ。
本谷:別に、会話上で意地悪なことは言ってないよね?
小木:会話上では言ってないんだけど…。
小木さんが、本谷さんと出会ったころ、人狼など心理戦系のボードゲームをよくやっていたと振り返ると、本谷さんが「私は人狼がわかるの。だから、すぐに殺される」と言い出し…。これを聞いて小木さんは「そういうふうに自分で言うやつが、腹立つ」といって――。
ウイカ:「私、合コンに呼ばれないんだよね~」みたいな。
小木:そうそう、それと一緒なのよ。
本谷:(苦笑)。
そこで、小木さんが「だから、本当に好きではないの、ゆっこ(本谷さん)のこと」と発言し、「どういうこと?」(本谷)と、波紋を呼びます。
小木:本当は、好きではない友だちなの。そんなに。
本谷:小木が?私を?
小木:うん、そうよ。
本谷:ちょっと待って、やめてよ。
小木:けど、仲はいいの。
ウイカ:どういうこと?
小木:好きではないけど、居心地がいいっていう人いない?
ウイカ:「居心地がいい」が勝ってるってことですよね。
小木:そうそう。
ウイカ:じゃあ、本谷さんには、自分のダサいところとか、かっこ悪いところ見られても平気ってことですね。
小木:平気。
本谷:平気だよね。
ウイカ:そんなに好きじゃないし、好かれたいとも思ってないから、だから心地が良いんだ。
本谷:そういうことか。
ウイカさんは「そういう意味で言うと、もうファミリーなんですね」と2人の仲に納得。
そんななか、本谷さんが「私は小木、好きよ」と言い、小木さんが照れる一幕も。ここから、小木さんをモデルにした小説の話題が語られます。
ほかにも、本谷さんが小木さんとウイカさんを呼んだ理由や、本谷さんとウイカさんの共通点、仕事とプライベートの切り替えや創作活動についてなど、さまざまな話題で盛り上がります。
公式HP:https://www.fujitv.co.jp/jidai/index.html
公式Instagram:https://www.instagram.com/bokura_fuji/