10月スタートのフジテレビ月9ドラマ、窪田正孝主演『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』に、八嶋智人がレギュラー出演することが決定。

2019年4月期の同枠で放送したシーズン1では、ナレーションを担当。最終話にゲスト出演を果たしたが、月9にレギュラー出演するのは、『HERO』第2シリーズ(2014年7月期)以来、7年ぶりとなる。

『ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~』は、現在「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミックが原作。2016年6月より10巻まで発刊しているコミックスの数は、シリーズ累計165万部(紙+電子)を突破している。

シーズン1となる『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』は、最終話で個人全体視聴率8.3%(世帯視聴率13.8%)、特別編では個人全体視聴率8.8%(世帯視聴率15.6%)の高視聴率をマーク(「ビデオリサーチ」調べ/関東地区)。

八嶋が演じるのは、窪田正孝演じる天才放射線技師・五十嵐唯織(いがらし・いおり)と同じく、甘春総合病院の放射線技師として働く田中福男(たなか・ふくお)。

田中は、数々の職を転々としてから放射線技師になった、見栄っ張りで小心者の中年男だ。

<八嶋智人 コメント>

月9というのは、僕ら世代にとっては、カッコイイ男の人とカッコイイ女の人が出てきて恋愛をする、という枠なんです!なので、『HERO』に出させていただいたとき、「月9でやらなくてもいいんじゃないか?」という違和感がありました(笑)。

もちろん、木村拓哉さんというスーパースターがいらっしゃって…ということですが、あれがきっかけで、“恋愛がストーリーの主軸じゃなくてもいい”という流れを鈴木(雅之)監督が作られたのはすごいことだと思います。

僕のような者でも、こうして月9に帰ってくることができるようになったんだという思いもあるので、とても感謝しています。

月9は、枠としての魅力があって、自分には無縁の枠だとも思っていたので、出られるのは本当にうれしいんです!あと、「月9に出るんだよ」って、人にも言いやすいんですよね(笑)。

『ラジエーションハウス』シーズン1振り返り>

五十嵐唯織(窪田正孝)は、“写真には必ず真実が映る”、と信じる診療放射線技師。アメリカで最も権威ある放射線科医・ピレス教授から才能を認められた唯織は、ずっと思いを寄せていた幼なじみの甘春杏(本田翼)が放射線科医として勤務する甘春総合病院に採用された。

医師免許も持つ唯織は、その天才的な読影能力を発揮すると、新人放射線技師の広瀬裕乃(広瀬アリス)や、放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)ら、“ラジエーションハウス”の仲間たちと力を合わせ、数々の患者の命を救った。

そして、ピレス教授から、人工知能を使った読影補助ソフトの開発プロジェクトに誘われた唯織は、渡米を決意し、仲間たちに別れを告げた。

杏は、そんな唯織に「あなたが手出しできないくらい優秀な放射線科医になってみせます。だから…必ず戻ってきてください」と約束する――。

『ラジエーションハウスⅡ』第1話あらすじ

その約束から2年後――。プロジェクトが一段落した唯織は、日本に帰国し、甘春総合病院への復帰を望んでいた。だが、甘春総合病院は、院長だった大森渚(和久井映見)の後を引き継いだ新院長の灰島将人が病院の合理化を実施。

「放射線科医はいらない」と言い出し、読影はすべて外部の「遠隔画像診断センター」に委託してしまう。それに伴い、ラジエーションハウスも規模が縮小され、黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、甘春総合病院を辞め、それぞれ別の病院などに転職していた。

そんなある日、ヴァイオリニストの宝生真凛がリサイタル中に倒れるという事態が起きる。客席にいた灰島は、彼女を甘春総合病院へ救急搬送することに…。

一方、裕乃は、最近様子がおかしかった小野寺が認知症予備軍と診断されたことを知り、たまきや軒下らに助けを求める。小野寺が今まで通りに仕事を続けていくためには周りのサポートが必要、と考えたからの行動だった。しかし、たまきたちの反応は冷たく…。

同じころ、唯織は、杏の父親でもある前々院長の甘春正一(佐戸井けん太)を訪ねていた。そこで唯織は、杏がすでに甘春総合病院にいないことを知る。

そんな折、仕事を終えて帰路についた杏は、妊娠中の森迫由美(森矢カンナ)が腹痛に襲われ苦しそうにしているところに遭遇する。由美は、かつて唯織たちがその命を救った世界的な写真家・菊島亨(イッセー尾形)の娘だった。そこに唯織が現れ…。