<神木隆之介&生見愛瑠&水川かたまり&山田涼介 インタビュー>
――今回が初参加となる山田さん、出演のオファーを受けた際の心境と実際に共演してみての感想を聞かせてください。
山田:テレビでずっと見ていたCMだったので、素直にうれしかったですし、現場に来てみてリュウ(神木さん)とも話したんですけど、実際に見るとさらに細かい部分までこだわっていて、「いい現場だね」という話をしました。
――同級生の神木さんとの共演の感想は?
山田:いい意味で緊張しないというか。いろんなやりとりをCMの中でやりましたけど、高校のときに戻ったような感覚で撮影したなという印象です。
水川:ずっと神木さんが山田さんのことを「ハニー」って呼んでるから、なんで「ハニー」なんだろうってすごく気になっていたんですけど、人見知りなので聞けなかったです。
神木:学校で最初は「山ちゃん」って呼ばれていたんですよ。(ドラマで)初共演が中学1年生だったので、僕らはそのときからの関係なんです。
高1のときに同じ学校になったのですが、(そのころから山田さんが)彼女っぽい雰囲気なんですよ。僕のほうが高校のときに結構まわりの男子から「お前のことは守ってやる」って言われていたので、どちらかというとみんなから見て彼女っぽかったんですけどね。
だけど唯一、僕から見て(山田さんが)彼女っぽい(のでハニーと呼ぶようになりました)。
――印象に残っているシーンとCMの見どころについて教えてください。
神木:「オネスティインパクト!」(と叫ぶシーン)じゃないですか。これは名シーンですからね。
山田:リュウと共演しているので、同級生同士の熱い戦いをCMの中で見られるんじゃないかなと思っていますし、そこは第一の見どころなのかなと思います。
ただ、そこからどんどん懐かしい話に花が咲いて、(話が)それている二人の様子を見ている水川さんと生見さんっていうのが見どころの一つになっているんじゃないかなと。
――アドリブのシーンを通して、お互いに仲がいいなと感じた瞬間があれば教えてください。
神木:本番前に目線を合わせながら芝居をするんですけど、そのときにどう仕掛けようかなと思った顔を読みとって、ちょっとニヤつきます。「何かやろうとしてるだろう」みたいな。
山田:なんかリュウって動き出そうとするときにちょっとクセのある顔をするんですよ。それはもうやっぱりずっと一緒にお芝居してきましたし、高校生活も一緒に過ごしてきたので、やっぱりわかるというか。そこは阿吽の呼吸で撮影できたのかなって思います。
――そんな二人を見てどう感じましたか?
水川:やっぱり仲いいなと思いましたよ。友情っていいなと思いました。二人がバックヤードでお話ししていたのが聞こえたのですが、「(高校のときに)学校が終わって渋谷に遊びに行ってたよな」みたいな話をしていて、そんな二人がCMで共演しているって羨ましいなぁと思いました。
生見:本当に仲がいいんだなって思いました。撮影が終わっても「あれ?二人で同じ部屋に戻ってる」っていう。一人に一つ控室があるのに一緒にいるところを見て、素敵だなと思いました。
神木:僕が勝手に山ちゃんの楽屋に行きました。
山田:ずっとしゃべっていました(笑)。
――学生時代のお互いの印象を教えてください。
神木:もう、ひたすらモテるんですよ。
水川:でしょうねぇ、聞かなくてもわかります。
神木:みんなと仲良かったですし、マスコットキャラクターみたいな存在でもあったかなっていうのはあります。ちょっと天然なところとか、みんなが「しっかりして!」、「じゃあ、俺たちが、私たちがやるから大丈夫」っていう“守ってあげたい感”も相まって、みんなに好かれていました。
山田:リュウは変わらないです。いつでも“神木隆之介”ですし。それこそ僕から見たら、学校の中心にいたような存在だなって思う。分け隔てないですし、鼻が伸びた瞬間なんて一度も見たことがないし。いつも優しくてかわいくて、カッコよくて。
でも、おちゃらけるときはおちゃらけて。別のクラスだったんですけど、クリスマスの時期になると装飾をいっぱいつけたリュウが「ハニー!」って教室の扉をガラガラッと開けて、先生に怒られながら出ていくみたいな(笑)。
神木:拘束違反です(笑)。
山田:そんなふうにみんなを盛り上げていた人ですし、今でもそういう性格なので、昔から「リュウは変わらなくていいね」って会うたびに言っている気がする。
神木:僕のモットーは“変わらないこと”です。