8月4日に放送されたフジテレビ『TOKIOカケル』は、ロバートの秋山竜次、馬場裕之、山本博が登場。女性代表・エンジェルちゃんとして、ハリセンボンの近藤春菜、箕輪はるかが出演した。

ゲストとより親しくなるため、ニックネームを付けて進行するこの番組。この日は馬場=バーバ、秋山=アッキーと名付け、なぜか山本だけは“山本博”とフルネームのままで、「バーバとアッキーと山本博に友達ってことで聞いていいですか?」のコーナーがスタートした。

国分太一からの質問は「フジテレビで一番古いロバートは?」。3人が初めて出演したフジテレビの番組は、2000年に放送された『新しい波8』。翌2001年にはブームを巻き起こした『はねるのトびら』のレギュラーに抜擢され、『キングオブコント2011』で優勝し人気を不動のものにした。

秋山は馬場に内緒でNSC入所を画策。山本は相方に逃げられ…

そんなロバートだが、意外にも結成のいきさつは知られていない。経緯を尋ねられた秋山は、高3の時に父親から学費として貯めたお金を「大学へ行くならあげないけど、東京やアメリカへ行く資金として使うならあげる」と言われ、上京することを選択。

就職も進学も考えていなかった秋山は、ビル清掃のアルバイトをしながら生活していたある日、たまたま雑誌で吉本興業の芸人養成所・NSCの生徒募集記事を目にし、入学を決意。そこで、幼稚園からの幼なじみで地元・北九州でフリーターをしていた馬場を「東京観光に来いよ」と呼び出した。

遊んでいるうちに持ち金がなくなってしまった馬場は、秋山の紹介でバイトを開始。これを40日間続け、40万円を得た馬場を秋山が郵便局へと誘い出し、そのままNSCの入学資金として振り込ませた。

この行為について、秋山が「事前に伝えると『行くわけないだろう』と言いそうだったので、ギリギリまで隠していた」と釈明するも、馬場本人は「秋山とまた一緒にいられるなら」と思ったことから、入所をあっさり快諾したとコメント。

そんな馬場の態度に、城島茂&松岡昌宏も驚きの表情を浮かべた。

そして、話題はトリオ結成にまつわるエピソードへ。当初は秋山と馬場がコンビでやっていたものの、ツッコミが必要だと考え、インパルスの板倉俊之を誘って活動。しかし、板倉が、現在の相方である堤下敦と組みたいと脱退を申し出た。

新たなツッコミを探していたときに、空いている生徒は5、6人。その中に山本もいたが、秋山は「僕的には、博には手を出したくなかった」とぶっちゃけた。

一方の山本は高校卒業後に就職が決まっていたが、地元の友人から口説かれ、NSCへ。しかし、相方が2ヵ月で退所してしまったことで、いろんな人へ「一緒にやろう」と声をかけるもうまくいかず、相方を変えまくっていたのだとか。

そこへ、秋山らのトリオから板倉が抜けると聞きつけ、新たなメンバーとして山本が立候補。秋山いわく「1回だけのつもりだったのが(ネタ見せで)ウケた」ことから、3人でロバートを結成するに至ったと明かした。

そして、結成から23年目を迎えた3人へ「解散危機は?」という質問も。秋山は「馬場がお笑いに興味がないので、何回か言い争いをしています」と答え、馬場も「『いい加減に何かやれよ』って定期的に怒られる」と苦笑した。

さらに、国分が「馬場ちゃんと山本くんのケンカはあるの?」と尋ねると、コント中のセリフの振り分けでつかみ合いになったことがあると告白。

山本が「僕のセリフが多いから、半々ぐらいに分けるのかなと思ったら『博、言えるでしょ』みたいな感じで、全部俺に任せてきた。それが3回続いたらキレようと思った。でも、立ち上がって相手の胸ぐらを掴んだはいいけど、お互い、ケンカをしたことがないから、その後、どうしていいかわからなかった」と恥ずかしそうに説明。

秋山は「僕の中では一番意味のないケンカで、時間のムダ」と呆れかえっていた。

次週、8月11日(水)の『TOKIOカケル』は向井理が登場し、意外な素顔を明かすほか、女性代表・エンジェルちゃんとして吉岡里帆が出演する。

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