8月3日(火)、舞台「スタンディングオベーション」ゲネプロ(公開稽古)と取材会が行われ、単独初主演・初座長となるジェシー(SixTONES)、寺脇康文が登場した。

本作の企画・原作・脚本を手がけるのは、秋元康。

舞台は、ある歴史大作を上演中の劇場。老年の王を演じるのはイケメン俳優(ジェシー)、息子役(木場勝己)は演劇界の重鎮、娘役(水夏希)はどう見ても母親の年齢と、なぜかキャスティングがちぐはぐ。そんな中、突然バックステージに刑事(寺脇)が現れ、「逃亡中の殺人犯が劇場に紛れ込んでいる」と告げる。上演を続行する中、犯人逮捕のためにセリフや演出を変えようとする刑事と、それに抵抗する演出家だがーー。

取材会に現れたジェシーと寺脇は、そのまま舞台袖に帰ろうとするなど、登場直後から笑いを誘う。取材陣がカメラを向けると、現在開催中のオリンピックにかけて「メダルラッシュ!」とガッツポーズをしたりと、ノリノリ。

冒頭から息ぴったりな2人だが、寺脇が「馬は合うと思う。お互いモノマネ好きで。(ジェシーは)モノマネがすごく上手です」と笑顔で話すと、当のジェシーは「いやいや、…ど緊張です」と謙遜。

そして「SixTONESメンバーの(京本)大我が、舞台やミュージカルをメインでやっているので、自分はバラエティでやっていくのかな」と思っていたそうだが、オファーを受けたときは「『ドッキリ!?』みたいな。ドッキリの仕事が最近多いので」と驚いたそう。

さらに、寺脇も出演することを知って「うわー『相棒』だ!おじいちゃんが好きでよく見ていた」と、思い出のドラマで見た先輩との共演に、感激したと明かした。

今回、王の役を演じるジェシーは、金髪ロングヘアのかつらと煌びやかな衣装で登場。「いろいろな重みがありますね。座長とか、プレッシャーとか」としみじみ語るも、「緊張しすぎて髪が伸びちゃいました。いつ切りに行こうかな?」と、冗談を飛ばす余裕っぷりを見せた。

豪華な衣装に身を包んだジェシーを見て、寺脇が「普段着も派手だから、違和感ない」とイジると、ジェシーは「家には、まだまだ派手な洋服があります」と返すなど、テンポ良く掛け合った。

今回の出演について、ジェシーは「自分でもびっくり。今までにはないセリフの量で、よく(全部)言えたなって。セリフを覚えるのは苦手で、ソファで6度寝しながら必死に覚えました」と苦笑いしながらも「改めて、稽古は大事だな」と感じたよう。

そんなジェシーについて、寺脇は「もともと華を持っていて、大胆かつ繊細。そして役に対して真面目」と太鼓判を押した。

一方のジェシーは、寺脇と今回初めて会ったときのエピソードを明かした。仕事が終わって建物を出たら雨が降っていたそうで「2人で相合傘をして駅まで一緒に行った」のだとか。

さらに寺脇について「どんだけ優しいんだよ!」とニコニコ。ジェシーは、寺脇からLINEで「自信を持ってやればいい。どんどん良くなっているよ」と送ってもらったそうで、「自信(じぇしん)になりますね、ジェシーだけにね!」と、うれしそうに声を弾ませた。

そして「また違ったジェシーが出せているのでは。(劇中で)僕の声がどんどん低くなっていくので、声帯を6個くらい使いたいですね。家に帰ったら取り替えたいですね」とジョークを交えて見どころを伝えた。

最新情報は、舞台「スタンディングオベーション」公式サイトまで。