8月3日(火)、舞台「スタンデングオベーション」ゲネプロ(公開稽古)と取材会が行われ、単独初主演・初座長となるジェシー(SixTONES)、寺脇康文が登場した。
本作の企画・原作・脚本を手がけるのは、秋元康。
舞台は、ある歴史大作を上演中の劇場。老年の王を演じるのはイケメン俳優(ジェシー)、息子役(木場勝己)は演劇界の重鎮、娘役(水夏希)はどう見ても母親の年齢と、なぜかキャステングがちぐはぐ。そんな中、突然バックステージに刑事(寺脇)が現れ、「逃亡中の殺人犯が劇場に紛れ込んでいる」と告げる。上演を続行する中、犯人逮捕のためにセリフや演出を変えようとする刑事と、それに抵抗する演出家だがーー。
取材会では、ジェシーと寺脇にさまざまな質問が飛んだ。
本作にちなみ、“スタンディングオベーションを受けた思い出”について聞かれると、寺脇は「鳥肌が立つような感動があって、次の公演を頑張れる。本当に(心から)立ち上がって拍手したいと思ってもらえる芝居をしなければ」と、気を引き締めた。
ジェシーは「普段は僕が(スタンディングオベーション)をしている側。バラエティ番組でも立って笑うじゃないですか、あれも一種のスタンディングオベーション。心が動いて感じてくれるものがあったら、ぜひ立ってください」と呼び掛けた。
すると寺脇が「冒頭からずっとスタンディングオベーションだったら?」と尋ね、ジェシーが「最後に座っていただく。シッティングオベーション(笑)」と、拍手をしながら“空気イス”で座り会場の笑いを誘った。
また、最近感動したことについて聞かれると、ジェシーは「昨日の野球!家に帰ってオリンピックを見たら日本が負けてて。でも9回の裏で同点になって、10回裏でサヨナラ勝ち!」とうれしそうに語り、「今日は(監督の)稲葉篤紀さんの誕生日ということで、おめでとうございます!」と、深く一礼をした。
寺脇もオリンピックに感動したようで「試合が終わった後の選手たちのインタビュー。人生を背負っているし、スタンディングオベーションしたくなる」とニッコリ。
そして本作への意気込みについて、ジェシーは「感謝です。人生一回ですし(何事も)やっていかないと。みんなが落ち込んでいても何も始まらないですし。健康第一、安全第一でやっていきたい。不安ですが、楽しんで全力でやります!」と力強くコメント。
寺脇も「座長のおっしゃる通りです。今日、久しぶりに満席のお客さんの前でやれるのは感動するだろうな。出てきてすぐ泣かないようにしなきゃ」と笑顔を見せた。
最後に2人は、ジェシーが考えた掛け声「『スタンディングオベーション』成功させましょう、ズドン!」と、SixTONESではおなじみの「ズドン」とともにポーズを見せ、寺脇から「漫才コンビやろうか」という提案が飛び出す。
ジェシーが「『M-1グランプリ』でもなんでも」と応じると、寺脇が「もうええわ!」とツッコみ、終始笑いの絶えない取材会となった。
最新情報は、舞台「スタンデングオベーション」公式サイトまで。