11月7日(土)13時より、フジテレビでは『2020JリーグYBCルヴァンカップ決勝 柏レイソル×FC東京』(延長の場合あり)が放送される。

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そこで、ルヴァンカップ決勝を盛り上げるべく、フジテレビでは5夜連続の事前番組『ルヴァンカップ決勝直前!Message 君に伝えたい言葉』が放送となる。

<番組テーマ>
友達や仲間に恥ずかしくって言えなかった言葉がある。
恩師や両親に黙っていた思いがある。
アスリートは、その熱いメッセージをそのプレーだけで表現してきた。
でも、今、最も大事なこの時、
たまには、恥ずかしがらず、その思いを大きな声で伝えたい。

『ルヴァンカップ決勝直前!Message 君に伝えたい言葉』

放送日時:
11月2日(月)       24時55分~
11月3日(火)~5日(木) 24時25分~
11月6日(金)       24時55分~

第1夜 渡辺剛編 (FC東京)
第2夜 大谷秀和編 (柏レイソル)
第3夜 森重真人編 (FC東京)
第4夜 江坂任編 (柏レイソル)
第5夜 聖地・国立.決戦前夜編

ナビゲーター:内田篤人

今年のルヴァンカップ中継のテーマ は「届け!フットボールのチカラ」。選手たちは今、何を思い、何を誓い、この決戦に挑もうとしているのか――今回は、第2夜となる大谷秀和編 (柏レイソル)を紹介する。

<第2夜 大谷秀和編(柏レイソル)

柏レイソルのキャプテン、大谷秀和(おおたに・ひでかず)選手、35歳。

8月29日(土)Jリーグ第13節、柏レイソル対鹿島アントラーズの一戦。前半8分、レイソルのディフェンダー高橋祐治(たかはし・ゆうじ)選手が負傷。苦痛に顔を歪める姿に、ピッチにいた大谷選手もただならぬ事態であることを即座に理解した。

「祐治に関しては、出場機会がなかなかなかった中で、出場機会を掴み、彼自身のストロングポイントを出しながらチームの勝利に貢献してくれた時だったので。自分たちも、ショックは大きかったです」。

右膝前十字靭帯断裂など全治約8~9ヵ月の診断を受け戦線を離脱した高橋選手に、真っ先にメッセージを送ったのは、普段は敵として戦う川崎フロンターレの中村憲剛選手だった。昨シーズン、同じケガを負ったベテランは、手術の不安、リハビリの辛さを誰よりも理解していた。

「周りを信じて、頼って。絶対に戻って来ることができる。手術の成功を、そしてリハビリが順調に行くことを祈ってます」 

そしてもうひとり、高橋選手のことを見守る選手がいた。今シーズン、柏レイソルに同期入団した呉屋大翔(ごや・ひろと)選手。

辛く長いJ2でのプレーを経験した呉屋選手は、2年ぶりとなるJ1復帰。高橋選手もこれまでさまざまなクラブを渡り歩き、今シーズン、レイソルへの完全移籍でようやく大きなチャンスをつかんでいた。

新天地で今シーズンに賭けていた思いは、誰よりもわかっている。お互いに決して若いとはいえない年齢。そうそうチャンスが回ってこないことも理解している。だからこそ、間近で支え励ましたい。しかし、「俺の一言が、余計なプレッシャーをかけてしまうのではないか…」。

そんな中迎えた、9月2日(水)のルヴァンカップ準々決勝、セレッソ大阪戦。前半40分、呉屋がGOALを決める。得点後、3本の指を高々と突き上げた呉屋選手。それは、ケガで苦しむ高橋選手の背番号。このメッセージに、キャプテン大谷は、ある確信を抱いた。

「呉屋だったり、あの辺は同い年。『祐治がケガしたから、元気な自分が…』という思いを呉屋は持ってピッチに上がって結果を出してくれたと思うので。チームの雰囲気の良さというのは、ああいうところに出ていると思います」

大谷選手は、「過密日程の中、ケガ人が本当に多くて。そういう意味では、チームが一つになって戦ってきたという自負があります」と語る。

キャプテンとして、ルヴァンカップ決勝に向けて伝えたいMessageが、そこにあった――。

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