8月1日(日)に開幕する舞台「『デュラララ‼』~円首方足の章~」公開稽古と取材会が7月31日(土)、東京・日本青年館ホールで行われ、橋本祥平、杉江大志、伊万里有、猪野広樹らが本番さながらの熱演を披露した。

「デュラララ‼」は、成田良悟・作、ヤスダスズヒト・絵による小説で、2004年に電撃文庫(KADOKAWA)より刊行。第1部が13巻で完結した後にも第2シリーズ「デュラララSH」やスピンオフなどが刊行されているほか、テレビアニメやコミカライズ、ゲーム化など大きくメディアミックスされたヒットタイトルだ。

これを原作とし、2020年春に舞台化が決定していたものの、新型コロナウイルス感染症に対する措置として、全公演中止に。そして、2021年――改めて上演されることとなり、人気キャストが顔をそろえた。

ちなみに副題となっている四字熟語「円首方足(えんしゅほうそく)」とは、“人間”をさしているのだそう。

物語は、都会の非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人(橋本祥平)が、幼なじみ・紀田正臣(杉江大志)の誘いもあり、地元を離れて東京・池袋にある来良学園へと入学。しかし、池袋の街は帝人の想像以上の非日常で、標識をへし折り、自動販売機をぶん投げる平和島静雄(伊万里有)や情報屋の折原臨也(猪野広樹)、ダラーズや黄巾賊と呼ばれるカラーギャング、そして、漆黒のバイクを駆る首なしライダーが傍若無人に振る舞っていた。そして、気がついたときには帝人も非日常の中心に……というストーリーだ。

そして、初日を目前に控えたキャストからコメントが届いた。

<橋本祥平 コメント>

本来なら、昨年に公演していたはずの作品でしたが、悔しくも本番直前に中止となってしまいました。どこにもぶつける事ができないこの熱を鎮火せず、この日のためにずっと心にしまっておきました。

そして、ようやく引き出すとき。昨年からの想いと合わせて膨れ上がったこの熱、そして愛を全力で皆様にぶつけたいと思います。

演劇という非日常を楽しみにしてくださっている方々のためにも、非日常を求めて日常を頑張っている方々のためにも、明日からの日常を頑張れるような作品を届けたいです。

<杉江大志 コメント>

「舞台『デュラララ!!』~円首方足の章~」、いよいよ、そしてやっと開幕です。素晴らしい作品にでき上がったと思います。去年、中止になって悔しい思いをしたぶん、より洗練された舞台に仕上がりました。皆さんの期待を大いに越える非日常を体感しに、劇場までいらしてください!お待ちしております!

<福島雪菜 コメント>

コロナ禍の影響もあり、応援してくださっている方や舞台を楽しみにしてくださっていた皆様にお会いできず、もどかしい思いをしている中で、昨年のリベンジとして新キャストの方々も加わり改めて挑戦できること、すごくうれしく思います。早く皆様にお会いしたいです。

<佐野夏未 コメント>

まずは無事に幕が上がること、本当にうれしく思います。セルティとして舞台に立てる日々をかみしめて、最後まで気を抜かずに全員で走り抜けたいです!皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

<安西慎太郎 コメント>

まずは、無事に幕を開けることができ、ホッとしています。そして、最後まで誰ひとり欠けることなく走りきれることを願い、自分自身緊張感をもって過ごしていきたいです。

兎にも角にも、「デュラララ‼︎」の魅力を、舞台を通して伝えることが使命だと思っております。「岸谷新羅」懸命に演じさせていただきます。

<伊万里有 コメント>

いよいよ、8月1日に開幕するデュラステ。やっとここまできました。待ちに待った開幕です。この日が来るのを本当に待ちわびました。場当たりをしているとき、照明、映像、音響、衣装が組み合わさって本当に池袋の非日常がそこにあると実感しました。ぜひ楽しみにしていて下さい。

<猪野広樹 コメント>

去年、上演するはずだったこの舞台。だからこそ初日を迎える喜びは2倍あります。僕は今作からの参加ですが、皆の思いを共有し、最後まで1公演も欠けることなく、駆け抜けられるよう願い、日々この「日常」を楽しみます!

なお、本作のBlu-ray&DVDの発売が決定していることも同日、発表された。

最新情報は舞台「『デュラララ‼』~円首方足の章~」公式サイトまで。

©成田良悟/KADOKAWA/舞台「デュラララ‼」製作委員会