7月25日、都内で行われた記者会見に登場したのは、チャンネル登録者数は160万人、動画の総再生回数は2億回超えのYouTuberでクリエーターの、カルマ・24歳だ。多くのアーティストが在籍する芸能事務所・エイベックス所属と芸能界デビューを発表した。

カルマは、「何をやるかは無計画ですが、音楽や俳優業などいろいろなことにチャレンジしたい」と明るく語ったが、去年9月を最後に動画の配信を1年間休んでおり、ファンたちからは失踪説、引退説、また死亡説まで流れていたのだ。

メディアの質疑応答で、フジテレビュー!!は、休業のきっかけ、またファンたちの心配する声を、どのように見ていたのか?を聞いた。

「動画で弱音は吐かなかったが…」

以下、カルマの回答。

カルマ:正直言うと、ひとりでやっていて、すごく大変なことが多かったです。気持ちもそうですし…。今の時代すごいひといっぱいいますからね。YouTube で弱音は吐かないのですが、精神的に弱っていました。チャンネル登録者数も100万人を超え、このあたりで新しいことに挑戦する前にいったん休みたかったのです。

芸能界への夢を追っていた友人との“約束”

カルマ:動画の活動を休止して数カ月間、芸能事務所さんとも話し合いが始まっていたのですが、気持ち的に落ちていて、またYouTubeに戻らなければ、とか精神的にもかせになってしまっていたんですね。そのタイミングで、同じ九州出身で、バイト先も一緒で、動画制作にも関わってくれていた友人が亡くなったんです。

僕はメディアで力をつけたいと思いYouTubeをやっていましたが、その友人は芸能界を目指していて。僕と一緒でルックスも良かったんです。でも、去年余命宣告を受けて、今年亡くなったのですが、最後、九州で会って「自分が追えなかった夢を僕に追ってほしい」という会話をしたんです。

正直、自分は疲れもあったし、怖い部分もあり、これから新しいことをやる気になれていなかったのですが、友人の死で気持ちを切り替えられたんです。挑戦してみようと。それからは芸能事務所さんとの話し合いも積極的に行うようになりました。エイベックスさんは、最初お断りしたのですが、しつこかったです(笑)。

非公開の動画は「一日も早く戻したい」

休んでいる間に“失踪説”まで出て、ファンたちが心配していたことについては――。

カルマ:ここまで騒がれていたんだな、と。視聴者さんのために、喜んでもらえるような、ワクワクしてもらえるような形で復活したいと常に思っていたのですが、うまくいかないこともあって、今年の夏のタイミングになったという感じです。

失踪説については、コメント欄を見て「すっごい愛されているな」と感じていました。非公開にした動画も「見たい」という言葉をいただいているので、一日も早く戻したいと思っています。