主演・安田顕、監督・李闘士男、原作・つぶやきシローで送る、映画「私はいったい、何と闘っているのか」が、2021年12月に全国公開される。

見栄や虚勢、嫉妬や“空(から)元気”は当たり前!現実と理想のギャップと闘いながら、それでも今日の日本を、職場を、家庭を、地味に支え続けるミドル世代にエールを贈るサプリメント・ムービーと称される本作。

手掛けるのは、「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(2018年)、「神様はバリにいる」(2015年)などのヒット作を輩出する李監督。テレビドラマや映画まで縦横無尽に渡り歩く“コメディマスター”が、本作でもその手腕を振るう。

また原作は、Twitterフォロワー数約100万人を誇り、芸人・役者・作家と多才なジャンルで活躍するつぶやきシロー。2016年に発売された著書「私はいったい、何と闘っているのか」が初の映画化となる。

そして、主演を務めるのはドラマや映画、舞台に引っ張りだこの俳優・安田顕。李監督とは「妻ふり」以来のタッグとなり、仕事や家族のために七転八倒する中年男の日常を切り取った喜劇を体当たりで演じている。

また、小池栄子、岡田結実、ファーストサマーウイカ、伊集院光、SWAY(劇団EXILE)、金子大地、菊池日菜子、小山春朋、伊藤ふみお(KEMURI)、白川和子らなど、多彩なジャンルの才能が脇を固める。

この度、本作初の映像となる特報映像が解禁。安田からのコメントも到着した。

<特報映像>

安田演じる主人公・伊澤春男が万年主任を務める地域密着型スーパーウメヤで、驚異の誤発注が勃発!春男を呼ぶスーパーの人々の声に応え、春男は「伊澤春男、やるしかない。」と真剣な面持ちで出動するも、直後に「間違えてしまいまして、5000袋」と笑う姿が印象的だ。この一見平凡な男がいったい、どんな闘いを繰り広げるのか!?今後の展開に期待が高まる。

<安田顕 コメント>

試写を観た皆様の評判が良いのです。
もちろん嬉しいのですが、なかなかないくらい評判が良いので、不安です(笑)。
李闘士男監督とは2度目ということもあり、楽しく笑えるハートフルコメディに仕上げてくださると信頼し、現場では「クソ真面目に」滑稽な男を演じさせていただきました。
大好きな名優、小池栄子さんとも2度目の夫婦役。本当に恵まれてます。
なにより、出演された皆々様がキラキラ輝いているなんて、これ程嬉しいことはありません。
それってやっぱり、良い作品ってことです。
だから安心してください。
良い映画です。
年末年始くらいは楽しい気分で過ごしたい。
そんな方に観ていただきたい映画です。
老若男女、こぞって、是非。

<ストーリー>

伊澤春男、45歳。勤続25年の地元密着型スーパーウメヤ(大原店)の万年主任。それでも信頼する上田店長の「春男はこの店の司令塔」という言葉が、今日もやる気を掻き立てる。

たまの休みは、息子の少年野球の熾烈なレギュラー争いのために考えた“差し入れ作戦”。またある時は長女の彼氏に父親の威厳を見せつけるための名酒“ナポレオン”作戦。

そして仕事では、念願の店長昇進への妄想と現実の狭間で喜んだり落ち込んだりの繰り返しの日々。一見平凡に見えても、彼の脳内は今日も戦場と化す。

甘えも嫉妬も憤りも悔しさもすべてを強がりのオブラートに包み込み、日常を戦うこの中年サラリーマンは、束の間、なじみの食堂で哀愁に浸りながらいつものカツカレーを全力で喰らい尽くす。

愛する妻や子供たちとのかけがえのない生活と、夢にまで見た店長昇格への長く険しい戦いの果てに待っていた予想外の結末とは…。