11月14日(土)映画「さくら」の公開記念舞台あいさつが行われ、劇中で兄弟妹役を演じた北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、小松の友人役を演じた小林由依(櫻坂46)、矢崎仁司監督、“サクラ”役の犬のちえが登壇した。

満席の会場を目にし、北村は「遂に、間を空けずに座られたみなさんを前に、舞台あいさつに⽴てて、すごく嬉しいです」と笑顔を⾒せると、小松は「⾃分が2020年に携わった作品で、お客様が⼊っての舞台あいさつは今⽇が初めてなので、『ただいま』という安⼼感を得ています」吉沢も「こうやってお客様が⼊っての舞台あいさつは久々な気がして、少し緊張してますが、楽しんでください」とコメントした。

また、今作にオーディションで選ばれた小林は「初めての映画出演で、こんなに豪華な、いつもテレビで見ていた皆さんとご⼀緒させていただくということで、本当に緊張しました。撮影現場がウソのような夢⾒⼼地ではあったのですが、すごくいい刺激をいただきました」と喜んだ。

お互いの共演シーンについて、北村は「3⼈で会うと『あのとき、ああだったな』という撮影の空気感や思い出が蘇る感覚があります」と話すと、小松は「最近、メイキング映像を見させてもらったんですが、私たちは本当に楽しそうにやっていたんだなと。夜の撮影も多く、深夜ならではの変なテンションになっていて、今思えば全然⾯⽩くないことも、全部⾯⽩く感じていました」と振り返った。

そんな小松に吉沢は「いつも菜奈ちゃんは、撮影が終わった後『おつカレーライス』と⾔って帰っていくんですが、それで僕たち2⼈も『おつカレーうど ん』『おつカレーそば』とか、よくわからない感じで⾔ったりしていました」と明かし、北村も「今聞いても全然⾯⽩くないけど、当時はめちゃくちゃ⾯⽩かった」と話し、3⼈で笑い合った。

また劇中で、次男・薫役とナレーションの両⽅を担当した北村は「なんともいえない温かい愛情を込められればいいなと思い、薫役を演じるうえで、主観性と俯瞰性を⼤事にしました」と言うと「撮影が終わって、そのまま仮でナレーションを録った時は、 けっこう感情が⼊ってしまって、⾳声さんと僕とでやりながら泣いてしまいました。その後、見てくださる⽅たちの⽬線を意識して録り直したんです。監督が、⾃分の声が『すごく良い』とおっしゃってくれたので、そこは⾃信を持ちながらやりましたが、1⼈で勝⼿に映画を振り返られる優越感も感じました」と続けた。

映画「さくら」は、全国公開中。

最新情報は、映画「さくら」公式サイトまで。

©⻄加奈子/小学館 ©2020「さくら」製作委員会 

配給:松竹