7月17日(土)23時40分より、羽田美智子主演、オトナの土ドラ『♯コールドゲーム』第7話が放送される。

本作は、隕石衝突の影響で地軸が大きく変動し急激に寒冷化、マイナス45℃の氷河期に覆われた地球を舞台に繰り広げられる、完全オリジナルサバイバルストーリー。

「木村祥子(羽田美智子)は、実の息子・裕翔(川口和空)に会えるのか?」「木村家の長男である大輝(結木滉星)に避難所第七支部の支部長・如月(中村俊介)への復讐のチャンスはあるのか?」「避難所から救出されるのはいったい誰なのか!?」と、残すところあと2回ながら、解決していない問題がたくさんある。

SNSでは、「裏の顔も出てきてハラハラする!」「どうなるか予想がつかない!」など、先の見えない展開が話題となっている。

先日、避難所のセットで木村家がクランクアップ。その翌日に、祥子が幼い裕翔(森優理斗)と暮らしていた時代のシーンを撮影しオールアップを迎えた。

ラストには、祥子が裕翔と引き裂かれるシーンも撮影。「泣けてきちゃった」と、最後まで気持ちを込めた迫真の演技だった。

クランクアップ後、木村家としてドラマを盛り上げた羽田、結木、久間田、やすの4人が、撮影を振り返った。

<羽田美智子 コメント>

――クランクアップの感想を聞かせてください。

あっという間でしたね。いや、正直、あっという間ではなかったですが(笑)、濃い日々を送ることができました。滅多に来ないような役柄で、こんなチャンスを与えていただいて、うれしかったです。

今回、共演させていただいた方々の中には、舞台で活躍されている方も多く、そうしたみなさんとご一緒できたのも刺激的で、一緒にゼロから舞台を作っているような新しい世界観を感じました。

作るところから全部携わって、今日、千秋楽を迎えたような、そんな気持ちです。

――『♯コールドゲーム』は、羽田さんにとってどんなドラマでしたか?

昨年の『隕石家族』に続き、今回は舞台が氷河期になったので、私にとってはパート2のようなイメージがありました。『隕石家族』からスタッフは同じ、そして俳優も引き続き務められた方がいらしたので、ひとつの座組みたいで、そこもまた舞台のようだったなと思っています。

――もし続編があれば、どのような状況を演じてみたいですか?

せっかくなので、ぜひ三部作になるとうれしいですね(笑)。隕石が落ちて、氷河期になったから、次は石器時代?西部劇もいいかもしれないですよね。みんなでウエスタンな雰囲気になって、きっと、明るく楽しいドラマになりますね(笑)。

——のちに木村家全員が救助されて、外の世界でまた一緒に暮らすような、そんな普通で平和な続編はどうでしょうか?

これは勝手な妄想ですが、たぶん祥子はこの避難所で最後の日まで戦って、みんなを守りながら生き抜いたのではないかという気がしています。避難所にいるメンバーは、最後まで悲壮感なく明るく生き生きと描かれているんです。

だからこそ、救助は来ないだろうという気持ちを勝手に妄想しています。正も悪もなくボーダレスな状態で、一人ひとりの尊厳みたいなものが守られている避難所は、祥子にとっては案外、天国かもしれないですしね。

<結木滉星 コメント>

――クランクアップの感想を聞かせてください。

今はまだ、終わってすぐなのであまり実感がなく、まだまだ明日も撮影があるような気がしています。明日から木村家に会わない日が何日か続いて、やっと実感していくのかなと思って。

本当に、木村家はバランスのいい家族だったので、3人に会えない寂しさは出てくると思います。

――『♯コールドゲーム』は、結木さんにとってどんなドラマでしたか?

役者・結木滉星を成長させてくれた木村大輝という役に感謝していますし、演じることができて本当に幸せだったと思います。

二面性がある大輝の気持ちを作るのはとても難しく、苦戦した部分もありましたが、監督さんを含め、みなさんが支えてくれたおかげで、何とかクランクアップすることができました。

――もし続編があれば、どのような状況を演じてみたいですか?

外の世界でも、木村家4人で暮らしているというのが理想ですね。また新たな困難はあると思いますが、この4人なら立ち向かっていけると思います。

久間田琳加 コメント>

――クランクアップの感想を聞かせてください。

あっという間でした。でも、それは家族としての時間が充実していたからだと思いますし、明日から避難所に通わないと思うと、寂しいです。

撮影で年の離れた方々とご一緒する機会は、今まで経験したことがなかったので、とても刺激にもなりましたし、充実した日々を送っていたと思います。

――『♯コールドゲーム』は、久間田さんにとってどんなドラマでしたか?

20歳になって、最初の一歩だと感じるドラマでした。20歳になってから初めての作品でしたし、陽菜も今まで演じたことのないような役柄だったので、これからも記憶に残ると思います。

――もし続編があれば、どのような状況を演じてみたいですか?

私は夏がとても好きなので、今度は真夏の設定がいいです。この家族と再会して暮らしていきたい。砂漠とか…(笑)。それはそれで、生き延びるのは大変だとは思いますが、木村家のみんなとまた一致団結していきたいです。

<やす コメント>

――クランクアップの感想を聞かせてください。

本当に楽しかったです。撮影は楽しく、もちろん勉強にもなりましたし、休憩のときも、羽田さんと話していたり、現場に行くロケバスの中まで楽しかったですね。

もちろん緊張もありましたが、ずっと楽しい思い出しかないです。また、本当に勉強になりました。プロの役者さんたちは、こういうふうに演じていて、スタッフさんたちはこういうふうに撮っているんだとか、連ドラで長丁場を経験してわかることってあるんですよね。

ホント、楽しさと勉強と感無量です。ありがたい!

――『♯コールドゲーム』は、やすさんにとってどんなドラマでしたか?

すべてを吸収し、学ぶことができたドラマでした。やはり、役者さんが役に向かう姿勢の細かさや、ときには疲れたとかいろんな気持ちもあると思うのに、しっかり気持ちを作ってプロとしてやりきるとか、スタッフの方もプロとしての仕事をやりきっていて、感動すら覚えましたね。

そんな中に、自分は身を置いて一生懸命演じ、そこに居させていただいているという感覚でした。

――もし続編があれば、どのような状況を演じてみたいですか?

結局、場所や状況が変わったとしても、隆は隆のままの続編であったらうれしいです。木村家の状況、が隆は楽しかったと思うんです。「偉そうにしているけど、結局大したことないじゃん」って、家族にイジられているあの感じ。

僕自身も、カメラが回っているところと回ってないところの境目がわからなくなるぐらいに楽しかったです。偽装家族じゃなくて、僕にとっては疑似家族になっていましたからね(笑)。

<第7話あらすじ>

祥子(羽田美智子)の息子・裕翔(川口和空)を救うために、決死の覚悟で外界へ向かった大輝(結木滉星)。

避難所では、大輝に如月(中村俊介)を狙わせたとして小橋(和田琢磨)が懲罰室に入れられ、黒崎(篠原篤)がその地位にとって代わっていた。

祥子は、避難所の前で行き倒れ手当を受けていた山田(福田転球)を問い詰め、山小屋で裕翔が生きていることを知る。襲い来る吹雪の中、なんとか山小屋までたどり着いた大輝だったが、その中には誰もおらず…。