EXITがMCを務める『EXITV~FODの新作・名作をPon!Pon!見せまくり!!~』が、毎週木曜25時25分よりフジテレビで放送中。

ゲストと一緒にFODで配信中のコンテンツについて語りながら、楽しく紹介していくトークバラエティ番組だ。

7月15日(木)放送回にはシークレットゲストとして俳優・画家の片岡鶴太郎が登場した。

“宇宙からの指令”でEXITVに逆オファー!

冒頭のフリートークでは、まだゲストが誰だか明かされていないりんたろー。と兼近大樹がソワソワ状態でゲストを推理する。兼近はスタジオを見渡し、「いつもはある椅子がないから、確実に大きな人だと思う」と考えを巡らせ、「チェ・ホンマンだと思う」と自信満々に答えた。

りんたろー。はそれを受け、チェ・ホンマンについて「整形して俺に寄ってきている」と、お互いにキレイになっていっていることに共感を示すと、兼近が「今日、チェ・ホンマンとりんたろー。が一つになります」と宣言し、笑いを誘った。

りんたろー。は「若い人だと思う」と持論を展開し、みちょぱ(池田美優)と浅田真央の名前を挙げるも、兼近からシークレットゲスト感が弱いと否定されてしまう。そんな兼近はジャスティン・ビーバーとビリー・アイリッシュの名前を出して、テンションを上げていく。

するとここで「番組を見たのがきっかけで逆オファーがあった」とカンペが出ると、「ばしたかさん(石橋貴明)じゃね?」と最高潮に盛り上がるりんたろー。と兼近。

そして緊張感が高まったところでゲストが呼び込まれ、セットの奥からひょっこりと片岡が登場すると、「えぇ~!すげえ!」「鶴太郎パイセンだ!」と2人は大興奮。兼近は飛び跳ねて、「ビリー・アイリッシュ超えていますよ!」と叫んでいた。

片岡は、3月11日放送回(#18、FODにて配信中)のゲスト・東野幸治が「いかに片岡鶴太郎がすごいのか」を熱弁した回を、ヨガで宇宙とつながった後にたまたま見たことで「これは何かご縁がある」と感じたそう。それから番組に逆オファーをしたと明かし、「今日はゆっくりと2人と話したい」と目を輝かせた。

『ザ・ノンフィクション』の魅力は「その人の真実が見えてくる」

ゲストの「マジでラブいFOD作品」を紹介するコーナーでは、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)の魅力を片岡が語った。

『ザ・ノンフィクション』は、“リアルな人間を描きたい”と、1995年10月より放送を開始したドキュメンタリー番組。

作品の“ラブみポイント”を「十人十色の人生が面白い!」と紹介し、「ダメな人や、ものすごく人情家の人を追いかけたりすることで、その人の真実が見えてくる」とドキュメンタリー番組の魅力を語った。

その中で「特に一番好きだった放送回」として、廣中邦充住職が問題や悩みを抱える少年少女を無償で寺に預かり、「平成の駆け込み寺」として1,000人以上の子どもを更生させた“熱血和尚シリーズ”について熱弁した。

片岡鶴太郎の波乱万丈人生ヒストリー

ここで、「片岡鶴太郎 人生ヒストリー!!」と題して、『ザ・ノンフィクション』もびっくりな片岡の波乱万丈すぎる人生年表が紹介された。

20代:『オレたちひょうきん族』モノマネ芸人期
1981年 マッチ(近藤真彦)のモノマネでブレイク

30代:殴って演じて…闘う俳優期
1988年 33歳でプロボクシングのライセンスを取得

40代:画家&書家 アーティスト期
1995年から毎年個展を開催

50代~現在:ヨガマスター期
2017年 インド政府よりヨガマスターの称号を授与

「2人にとって私の存在って、どういうふうに映っていますか?」と自身の印象を尋ねる片岡に、兼近は「ツチノコですね」と伝説の生き物に例えて即答。りんたろー。は「書道家・画家のイメージ」と答えた。

ここで、最初にモノマネ芸人としてブレイクした経緯を「昭和の声帯模写」で名を馳せた片岡鶴八に、高校卒業後に弟子入りしたところから始まったと片岡自身が解説していく。

そして80年代の「漫才ブーム」から『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)が立ち上がった経緯を説明。土曜よる8時にに大人気だったドリフターズの裏番組『8時だョ!全員集合』(TBS系)に対抗すべく、生放送ではなく密室で作り込んだコントを展開。さらに漫才コンビやトリオをピンにバラしたことで、片岡をはじめ明石家さんまや山田邦子らのピン芸人が入り込むことができたと語る。

番組内でマッチや具志堅用高のモノマネで人気を博した片岡は、具志堅の発する「そうですね」が「ちょっちゅね」に聞こえるからとネタにしたことを回顧。当時の具志堅がものすごく怒り、先輩であるガッツ石松に言いつけ、石松から注意された顛末を片岡がモノマネを交えながら明かす一幕も。

片岡が“家元”のモノマネはマッチ、具志堅、にとどまらず、「全裸監督」(Netflix)のモデルとなった元AV監督の村西とおるのモノマネにも及ぶ。

白いブリーフ姿で土曜のゴールデンタイムに村西監督のモノマネを披露したVTRが紹介されると、当時を再現するかのようにおもむろにスタジオでカメラを担ぎ、伝説の村西監督のモノマネを披露する片岡。「ナイスですね!」などのキレの良いおなじみのセリフが飛び出すと、りんたろー。と兼近は大喜びし、片岡のレジェンド芸に浸っていた。

「一番イタかったから」EXIT結成ヒストリーを振り返る

芸人同士の熱いトークは盛り上がり続け、話題はEXITが芸人を目指したきっかけについて及んだ。りんたろー。は『笑う犬の冒険 SILLY GO LUCKY!』(フジテレビ系にて1999年放送、ウッチャンナンチャン、ネプチューン、ビビるなどが出演したコント番組)を挙げ、兼近はお笑い番組からではなく、ピース又吉が書いた小説を読んで芸人を目指したと伝えると、片岡は「つい最近じゃん!」と驚きの表情。

そして兼近から養成所で5年先輩のりんたろー。に「一緒に漫才やりませんか?」と声をかけたと、EXIT結成ヒストリーを説明。片岡から「数多いる中でなぜりんたろー。を?」と理由を聞かれた兼近は、1人でチャラ男漫談をやっていたりんたろー。を振り返り「一番イタかったから」と言い、「案の定、いまだにヤバい」と笑顔で語っていた。

後半のトークでは、片岡が芸人を目指した理由、芸人から俳優への転向、プロボクサー、画家、そして現在のヨガマスターに至った経緯を自らの言葉で語っていく。

番組の最後に、「コントとかやるとき声かけて」とフランクに頼む片岡に兼近は、村西とおるのモノマネをするジャングルポケット斉藤慎二と一緒に「ダブル村西」を熱望していた。

次回は、7月22日(木)25時30分から放送予定。ゲストには引き続き片岡鶴太郎が登場する。

番組の最新情報は、公式Twitterまで。
また、番組を見逃した方は、FOD、TVerで見ることができる。