11月21日(土)23時40分より、真矢ミキ主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『さくらの親子丼』第6話が放送される。
民間子どもシェルターを舞台に、真矢演じる九十九さくらが、温かい食事を通じて秘密を抱えた子どもたちを受け止めていく物語だ。
実兄からの性的虐待という過去のトラウマと、新たに芽生えた岡林大樹(細田佳央太)への気持ちに葛藤する門倉真由子(井本彩花)に、急性白血病の疑いが発覚。ほかにも心の問題を抱え苦しむシェルターの子どもたちの言動から、さらに目が離せない展開となっている。
今回は、子どもキャストのうち、ケンカっ早いが明るくムードメーカー的存在、片桐隼人を演じている遠藤健慎に、撮影中の現在の心境や真矢とのエピソードなどを聞いた。
<遠藤健慎 インタビュー>
――日々の撮影で今、感じていることはありますか?
隼人のキャラクターの味をどう演じるのか、その都度考えて納得できるものにしようと思いながらワンシーン、ワンシーン取り組んでいますが、それでも本編を見ると「俺、もうちょっとできたな」と反省の日々です。ただ、たまに褒めていただけると、素直に喜んでいます(笑)。
――印象に残っているシーンはありますか?
第3話で、隼人が多喜さん(山崎静代)の顔に寸止めのパンチをしたのですが、まばたきもしないで受け止めた多喜さんがとても格好良かったです。
その後僕が泣いて、多喜さんが背中をさすってくれるあの一連のシーンは、思い出に残っています。やさしくて強い人じゃないとできない対応だと思います。
――山崎さんとは何か話しましたか?
撮影終わりで一度ご飯に誘っていただいて、「今後も一緒のシーンが多いと思うので、これから先もいろいろと相談させてください」と言いました。
山崎さんからは、「20歳になったら飲もうね」と誘ってくださいました。そこは素直に甘えたいと思います(笑)!
――真矢ミキさんの印象を教えてください。
初日からあまりに「さくらさん」だったので、役作りをしっかりされている方だと最初は思いましたが、日々ご一緒していると、素のやさしさが役に滲み出ているからこその雰囲気だと思いました。
いつも子どもたち側に寄り添ってくださいます。初対面で「隼人っぽいねー」と言ってくださったのも、うれしかったです。
――今後の目標は?
どんな役でもいいから撮影現場にいたいです。現場に行っていろんな方々とセッションして作品を作り上げるのが本当に好きなので、一生続けていきたいと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
隼人は、めちゃくちゃケンカっ早いけど、実はそんなに強くはなくて、精神的に弱い部分もあるという不安定な気持ちは大事にしています。
僕は、幸いありがたい環境で育ったので(民間シェルターは)知らない世界でしたが、さくらさんに救われていなかったら、隼人ってどうなっていたんだろう。そう考えるととても怖い気持ちになります。
<第6話あらすじ>
真由子(井本彩花)に急性白血病の疑いがあると知ったさくら(真矢ミキ)は、父・門倉稔(中野剛)に会い、真由子が7歳のときに白血病を発症していた事実を聞く。
さらに、病院の記録から、骨髄移植の適合者は真由子に性的虐待を働いていた兄・門倉祐二(金井浩人)と聞き、愕然とする。さくらと雪乃(新川優愛)は、祐司に会う決意をするが…。
一方、真由子は、誰にも話していない過去が、大樹(細田佳央太)にばらされていると知る。
真由子を思った子どもたちは、それぞれに行動を起こし…。