6月30日(水)、映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」の舞台挨拶に、岡田准一、木村文乃、平手友梨奈が登壇した。

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「ザ・ファブル」は、累計800万部の⼈気を誇る南勝久のコミックを原作に、2019年6⽉実写映画化。世界基準アクション、ハッピーな笑い、超豪華キャスト共演が⼤きな反響を呼び、累計130万⼈以上を動員する笑撃の⼤ヒットを記録。本作はその続編で、アクション、キャスト、ハッピーな笑い、ストーリーすべてがバージョンアップしている。

イベントでは観客から寄せられたお悩みに3人が答える「“究極のお悩み”を救出する救出企画」も開催された。

まずは、「保育士の実技試験を4日後に控えている」という方から、「究極に緊張してしまったときの解消法」を聞かれた3人。

平手は自身が緊張しやすいと明かしながら、「乗り越えた感覚がないんですよね。緊張のままやるというか入っていく」と言葉を選びながら回答。対して、あまり緊張しないという木村は、「周囲に話しかけたり、笑えるようないじりをしたり、人を巻き込んでみる」と自身の経験からのアドバイスを送った。

岡田は、木村のコメントを受けて「緊張しない現場を作るのがうまい人が多い、堤(真一)さんとか」と、共演した堤を例に出しつつ、「自分が居やすい場所に変えるようにするとやりやすくなるのかな」とアドバイス。

そして、「緊張ではなく『興奮している』と思うと脳が切り替わるらしいですよ」と付け足すと、司会から「保育士の実技試験ですから」とやんわりツッコミが。

岡田は、「ピアノの実技も楽しんで弾いている!と伝わるほうがいいから、『私は興奮している!』と思ってみては」と答え、「真面目に言っちゃったかな?」と笑いを交えずに答えたことに照れていた。

続いては、「国家試験を控えている」という就活生からのお悩み。「自分の将来について迷ったことは?どのように解決している?」という質問が。

3人とも「いまだに悩んでいる」という共通の意見を示しつつ、木村は自分自身が「いっぱいやりたいことがある」と迷いの最中だと明かしながら、「国家試験というひとつ確立した道があるなら、あと2、3本の道は遊んでもいいのかも」と、その遊びの中から何かが生まれる可能性を示した。

「難しいですね…自分も誰かにアドバイスをできるような経験を積んでいる人間ではないんですが」と言葉に詰まる平手に、「どこ見てるの?さっきからハンマー見てるの?」とイベントの最後に行われる鏡開き用に準備されているハンマーに目線が飛んでいることをツッコみ、場を和ませる岡田。

女優という仕事について、「まだ自分の中で決め切れていない、だから同じなんですよ」と相談者のように悩みの最中にいると吐露する平手に岡田は、「悩みながら進むしかないですよね」とやさしく語りかける。

そして岡田は、「頑張って続けなければいけない。就職してもその頑張りが続けば、今度は求められて選べる立場になれるから」とアドバイスを送り、「僕らも皆悩んでいる。向いていると思ってやっていない、悩みながら進むのが当たり前」と真摯な表情で語った。

司会から「V6に入ったときは悩みましたか?」と聞かれると、「25年前に、『ユー、V6だよ!』って言われて続けて、こうして主演ができて運がいい」と振り返り、「最初は流れでもいつか見つけられる、その気持ちが大事」とエールを送った。

すると相談者から、「悩みを誰に相談するのか?」と続けて質問が飛ぶと、3人とも「相談しないタイプ」ときっぱり回答。「高校生のときから『岡っち、相談してくれないからな』といわれてきた」(岡田)、「何で相談してくれなかったのとよく言われる」(平手)、「自分で決めてから人に会う。これで合ってるよね?と背中を押してもらうだけ」(木村)という答えが並んだ。

ここで平手からも、「趣味というものがなくて、息抜きの方法を知りたい」と岡田と木村に対して質問が飛ぶと、木村は「岡田道場に通うのがいい」と岡田の元に通うように即答。

実はすでに岡田のもとを訪れていた平手。「めちゃくちゃ人見知りだから、連れてこられた宇宙人みたいだった」と、知らない人がいると打ち解けられない平手の様子を岡田が明かすも、平手は「アクションはしたいし学びたい、通わせてもらいたい」と岡田に返し、やる気を見せて岡田を喜ばせた。

そんな平手の20歳の誕生日には「プロテインをあげた」というブレのない岡田に対し、平手は「靴下やハンカチの入ったギフトセット」を贈ったそうで、それには思わず岡田も「これお父さんがもらうやつ!」とツッコんだというエピソードを披露した。

岡田はイベントの最後に、「動けるうちにアクションをやりたい。この映画を観て面白かったら“ファブッて”周囲に薦めてください」とアピールして締めくくった。

映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」は公開中。

配給︓松⽵株式会社
©2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会

最新情報は、映画「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」公式サイトまで。