6月18日(金)、映画「夏への扉-キミのいる未来へ-」の公開直前イベントが行われ、主演の山﨑賢人、主題歌「サプライズ」を歌うLiSA、三木孝浩監督が登壇した。
この作品は、1956年にアメリカで発表されたローバート・A・ハインライン著の小説「夏への扉」が原作。罠にはめられ、すべてを失った科学者・高倉宗一郎(山﨑)が、かけがえのない存在である璃子(清原果耶)と未来を変えるため、30年の時を超えて救おうとする純愛ラブストリー。
共演には藤木直人、夏菜、眞島秀和、浜野謙太、田口トモロヲ、高梨臨、原田泰造といった、多彩な顔ぶれが集結している。
三木監督とタッグを組むのは、およそ10年ぶりだという山﨑。「10年前は気づけなかった、三木さんの監督としてのこだわりや、この映画のテーマでもある『諦めなければ失敗じゃない』という姿勢も感じて、自分もそういうのが見えるくらい大人にんったんだな」と、しみじみ語った。
すると監督も「おお!そうだよね」と、山﨑の成長ぶりに目を細めた。続けて、「(山﨑には)常に物事に対してフレッシュに身一つで乗り込んでいく心の強さがある。10年ぶりに再会したら、経験値は上がっているけど、役柄を固めてくるというより、セットや演出に柔軟に対応する、いい意味での青くささを失わないでいてくれたのが、うれしかった」と、賞賛した。
今回のイベントでは、主題歌を担当したLiSAも登場し、本作のために書き下ろした楽曲「サプライズ」を歌唱した。
LiSAは、会場いっぱいに響き渡る伸びやかな歌声で熱唱。大迫力の歌を聞いた山﨑は「未来へ向かって頑張ろうって思える、力強い歌声が生で聞けて素敵でした」と感動していた。
そして、一足早く本作を鑑賞した25名のファンと会場をオンラインでつなぎ、トークセッションを実施。山﨑、LiSA、三木監督が、ファンからの質問に答えた。
ファンの1人から、本作を観て「諦めなければ夢につながると思いました」と感想を伝えらえると、山﨑は「『諦めなければ失敗じゃない』というのは、この作品で伝えたいメッセージだったので、感じてもらえてうれしいです」とニッコリ。
続いて、本作の設定にちなみ「もし未来で、冷凍状態で睡眠できるとしたら?」と質問が寄せらると、山﨑は「現状は冷凍はしなくていいかな(笑)。経験はしてみたいですけど、今すぐにって言われると、いろんな遅れが出ちゃいそう。置いていかれそう…。医療技術の進歩を待ってだったらいいかな」と、現実的な回答で笑わせた。
また、3人に向けて「もう一度味わいたい、過去に感動した思い出は?」と尋ねられると、山﨑は考え込んでしまい、回答を三木監督にバトンタッチ。
三木監督は「最初の映画を作ったときに、劇場でお客さんと一緒に映画を見て。見終わった後のお客さんの空気を、その場で一緒に味わえたときは泣きました。ここにたどり着けて良かったと思えた瞬間でした」と回顧。
LiSAは「(コロナ禍で)ライブがすごく少なくなっているので、みんなと思いっきり歌ったり踊ったりしたい。パワーが直接返ってくるライブ会場でのコンサートが、感動的な思い出」と、微笑んだ。
そして山﨑は、「感動するまでの間に過ごした時間があるから、感動できる。撮影では、クランクアップのときは思いがあふれているので。1つの作品にかけているというわけではなく、すべての作品に全力なので、これから撮る作品が終わったときにみんなで感動したいです。過去は振り返りません!」と力強く宣言。
三木監督から「嬉し泣きとかしないの?」と聞かれると、山﨑は「全然すぐ思い浮かばない…」と困り顔。そして「今の連続で未来が作られていくので、今が最高だと思って生きていきます!」と笑顔を見せた。
最後に山﨑は、「みなさんのポジティブなメッセージをいただけてうれしかったです。愛情や友情、いろんな愛を感じてほしい。公開まで、楽しみにしていてください」と締めくくった。
映画「夏への扉-キミのいる未来へ-」は6月25日(金)公開。
©2021 映画「夏への扉」製作委員会
配給:東宝 アニプレックス
最新情報は、映画「夏への扉-キミのいる未来へ-」公式サイトまで。