エンターテインメントの裏側に密着する番組『連続ドキュメンタリー RIDE ON TIME』。Season3の第3弾として、Snow Manが特集がスタートした。
12月18日(金)の放送は、Episode1「Snow Manデビュー1年目~壁を越え、見えた景色~」。
12月4日(金)、Snow Manの初主演映画「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」が公開された。この映画は、昨年、デビュー前に主演に抜擢され話題を呼んだ「滝沢歌舞伎 ZERO」の映画版。今年も夏に予定していた同作の公演はコロナ禍で中止となったが、多くのファンに楽しんでもらうため、映画が制作されることとなった。
番組は、この映画制作に向けた稽古や撮影の裏側で見せる彼らの素顔を追っていた。
待望のデビュー!しかし待ち受ける新型コロナという未知の壁
2020年1月、待望のデビューを果たしたSnow Man。彼らの武器は、アクロバティックな動きと、極めて高いダンススキルだ。満を持して発売したデビューシングル「D.D.」はいきなりミリオンを超え、セカンドシングル「KISSIN’ MY LIPS」もミリオンを達成。デビュー1年目では異例の冠バラエティ番組もスタートし、快進撃を続けている。
ジャニーズJr.として積んだキャリアは、長いメンバーで15年。ようやくつかんだデビューだった。目黒蓮は「(デビューして)変わりましたね、だいぶ。『あ、デビューしたんだ』って、自分自身が不思議に思う」と、率直な思いを語り、リーダーの岩本照は「ここからは無限大。誰もが『無理』とか、『ちょっと厳しいんじゃないか』ということにも挑戦していきたい」と、今後の活動への意欲を語った。
3月。お披露目となるデビューコンサートが決まり、そのリハーサルが始まった。待望のデビューコンサートは、東京、大阪、神奈川のアリーナ会場で計14公演。大阪出身で関西ジャニーズJr.として活動していた向井康二は、「Snow Manで大阪に帰ってこれることに意味があると思う。『康二くんすげぇ』って言われたい」と、期待を膨らませる。
さらに、このコンサートは、国内だけではなく、バンコク、シンガポール、ジャカルタ、台北を回るアジアツアーも予定されていた。しかし、新型コロナウイルスの影響が、彼らの活動に大きく立ちはだかる。すべての公演の中止が決定した。
深澤辰哉は「残念というか、ショックですよね。デビューライブだったから、どうしてもやりたかったし」と、やるせない思いを吐露。一方、宮舘涼太は「今までいろいろな経験を経て、いろいろなつらいことも乗り越えてきたSnow Manだからこそ、もう1枚分厚い壁がやってきた。そこをぶち壊せないようじゃ、今後も負けてしまう気がする」と、厳しい状況の中でも前向きな気持ちを語った。
デビュー後の希望に満ちた姿と、コロナ禍の影響を受けコメントする姿を同時に目の当たりにすることになり、SNSでは「本当はデビューコンサート、ツアーだったんだよね…思い出すと泣ける」「コージに早く大阪凱旋させてあげたい」「宮舘くんの考え方、好きだな」などという、ファンの声であふれていた。
自粛明けに悲鳴を上げる体。それでもリハーサルは本気で
Snow Manは、2012年に6人で結成。Jr.として長い経験を積み、懸命に武器を磨き上げていたが、同期や後輩にデビューで先を越され、悔しい思いをしてきた。「もうデビューは無理だ」という声も聞こえてくる中、2019年に転機が訪れる。Jr.にとって登竜門とも言われる舞台「滝沢歌舞伎 ZERO」の主演にSnow Manが抜擢されたのだ。
メンバーの高い身体能力を存分に生かしたダンスやアクロバットのみならず、大量の桜吹雪が舞う美しい演出や、腹筋で上半身を支えながら太鼓を打つ“腹筋太鼓”など、究極の和を表現したエンターテインメントである「滝沢歌舞伎」。その舞台が、彼らを心身ともに成長させ、今年1月のデビューへとつながった。
そして、今年の7月にも「滝沢歌舞伎」の公演は決まっていたが、コロナ禍により中止に。しかし、多くのファンに広く楽しんでもらうため、舞台と映像を融合した新たなエンターテインメント映画「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」が制作されることとなった。
映画撮影に向けた稽古が始まったのは7月。長い自粛期間を終え、久しぶりに9人が集まり、「顔を見れただけでうれしくなる」と喜ぶ一方で、自粛生活のブランクがありメンバーの体は激しい稽古に悲鳴をあげる。9分もの間踊り続ける組曲のリハーサルでは、渡辺翔太が「1年前とか、よくこんなに動けていたなと、俯瞰で見られるくらい別人の体になっている。それくらい焦りを感じた」と不安を語った。
7月下旬には、これまで舞台を上演してきた新橋演舞場での撮影が始まっていた。舞台を映像化するにあたり、メンバーの表情や動きを臨場感あふれるものに仕上げるため、さまざまな演出が練られている今回の映画。9人全員で殺陣を繰り広げる「九剣士」では、メンバー随一のアクロバット能力を誇る佐久間大介が、大きく跳躍するシーンが用意されていた。
踏み込むことで体が数メートル上に押し上げられる装置を使うため、タイミングが合わないと大けがにつながる。佐久間は「最初は何をやるにもアクロバットは怖い。やっていくうちに恐怖心がなくなる。恐怖心に勝つのが一番大事なこと」と話し、何度も練習を重ねる。当初は「わからんな…」と、うまく跳ぶことができなかったが、13回目でコツをつかみ、キレイな跳躍を見せた。
大迫力「九剣士」の映像に、SNSは「『九剣士』やっぱヤバい!」「こんなの、また映画観たくなる!」などと、大盛り上がり。また、いつもなんでもないようにアクロバットをこなし、笑顔を絶やさない佐久間の新しいチャレンジに「さっくん(佐久間の愛称)すごく練習したんだね」「こんなに怖がっているのに13回でできるって、すごいな」と、感激のコメントも多く見られた。
次回、12月25日(金)の放送は、撮影の佳境を迎えた「滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie」の裏側に密着。最年少・ラウールが語るグループへの思いとは。
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