12月19日(土)に東京公演の初日を迎えるエンターテインメントショー「ENTA!3 4U. Zeppin de SHOW」。その公開稽古と取材会が行われ、ふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)が出席した。

ここでは、取材会の模様をほぼ全文でお届けする。

ふぉ~ゆ~の公演には悲鳴が上がる!?

──すでに横浜で公演をされていますが、反響はいかがでしたか?

福田:もうすごいものでですね。海外からも、声が来るんじゃないかという勢いで!

越岡:来てないんだね。

福田:本当に来るんじゃないか、ギリッギリのところで、まだ来てないんですけど。あと一歩というところで。

越岡:一歩のところまで来てるんだね。

福田:それくらいの反響がありますね。

松崎:海近いからね!

辰巳:海近いから!?

松崎:横浜は海近いから。

辰巳:そういう理由ではないと思うよ(笑)。

──コロナ対策で、いろいろな試みがあって、配信も行われているということですから、それこそ海外からも…。

辰巳:そうですよ。海外からも見ていただけるという、この「ENTA!」。海外の人に、もしかしたら見てもらえているかもしれないというこの「ENTA!」。明日から始まる東京公演も配信がありますので。

越岡:全公演ありますからね。

辰巳:いろんな場所からこの「ENTA!」をぜひ見ていただきたいと思います。

──今回のこだわりは、どこにあるのでしょうか?

福田:こだわりはやっぱり、ふぉ~ゆ~“らしさ”。

辰巳:ですね。

──その“らしさ”とは?

福田:…とは!えー…ちゃんとふざける!

(一同爆笑)

松崎:真面目にふざける!かな。

福田:そうだね。真面目にふざけてるね。

辰巳:でも、ジャニーズに入って22年ですから。ありとあらゆるエンターテインメントは、やらせていただきましたから。そのふぉ~ゆ~が、今だからこそできるエンターテインメントをぎゅっと詰め込んだのが、この「ENTA!」です。

ふぉ~ゆ~のちょっと早い福袋みたいな。その日、その日、開けたら何が出てくるか分からないような、そんな驚きのあるステージ。でも、必ず価値のあるステージになっていると思います!

福田:そうですね。毎回、毎回、全然違くて。お客さんが分からなければ、それよりももっと、僕たちも何が起こるか分からない。

越岡:分からないね。スタッフも分からないもんね。

辰巳:横浜公演も、やはり彼(松崎)が暴れましてね。えぇ。

越岡:すごかったよ。

辰巳:予定している時間より、だいぶ伸びちゃった日もありましたね。

福田:そうですね。他のジャニーズのステージだと、普通、黄色い歓声が上がるんですけど、我々のステージの場合、松崎くんに悲鳴が上がります。

松崎:そう。ひやぁあ~!でも大丈夫ですよ。もっと聞かせてほしいですね!

辰巳:ダメなんだよ!

福田:快感に変わってきたみたいですね(笑)。

──悲鳴が上がったのは、どんなシーンだったんですか?

福田:え、聞きます?大丈夫ですか?なんか、うさぎ跳びをするっていう話になったんです。みんなでうさぎ跳びをしようっていう話になった時に、松崎くんがうさぎ跳びを知らないと言い出したんですね。その時点で悲鳴じゃないですか。「思いつくうさぎ跳びをやってみて」って言ったら…(松崎に向かって)やってもらっていいですか?

辰巳:今やってよ!

松崎:大丈夫ですか?

越岡:松崎くんが思う、うさぎ跳び。

松崎:僕が思う、うさぎ跳びは…(土下座をするように、正座をしながら頭を地面に伏せる)。

辰巳:だいぶ落ち込んでいるうさぎなんですよ(笑)。

越岡:うさぎの気持ちには、なれてるよね。

福田:これでね、跳ばなきゃいけないからね。跳んでみよう!

松崎:(その状態のまま、膝で跳び、マイクがゴンと地面に叩きつけられる)

(辰巳、福田、越岡が一気に集まり)

福田:松、マイク!

辰巳:違う、違う!素人か!お前は~。

越岡:マイク壊れるから~。

松崎:(立ち上がり)これが僕のうさぎ跳びです!

辰巳:今、「これが僕のうさぎ跳びです」って言ったじゃないですか。それを、その日は、「これが僕の“うなぎ”跳びです」って言って、お客さんが「ひぇぇぇえ!」ってなるような事態が起こる一幕があったり(笑)。

福田:びっくりしましたね。

──それが“らしさ”ですね(笑)。

越岡:めちゃくちゃ笑ってる(笑)。

辰巳:それが“らしさ”だと、大丈夫かなと思うんですけど。

──ハプニングが多かったんですか?

辰巳:だらけですね。すべてがハプニングのようなショーになってます!(横浜公演は)ほぼ毎日ハプニングでしたね。

この「ENTA!」は、毎年恒例で、芸能人の方にゲストとして来ていただいていたんですけど、今回はこのような状況ということで、ゲストさんを呼ぶコーナーをなくす…のではなく、ゲストさんを呼ばずに、僕らの中から1人がゲストになるというコーナーを設けてやってみたんですけど。

…まぁ荒れますね。誰も分からないんで、どうなるか。だから、スタッフさんも袖ですごい楽しんでるし、お客さんにも楽しんでいただけているなとは思いますね。

──そのゲストは、当日決めるんですか?

辰巳:当日というかステージ上で。

福田:その場で。

辰巳:誰がゲストになるかっていうのもその場で、お客さんと一緒に決めるというか。どんなゲストさんが来るのかもそこで決めると。本当にその日しかないステージになっています。

──ちなみに、横浜にはどんなゲストさんが来たんですか?

福田:初日は…。

松崎:アイドルの方。

福田:男性アイドルの方から、宇宙人まで幅広く。

辰巳:宇宙人も来ましたね。

越岡:プロレスラーも来ましたし。

辰巳:あと、「日本一ケバブを売る、大御所俳優」っていう人も来ましたね。

福田:来ましたね。

辰巳:“イシハラさん”という方だったんですけど(笑)。角刈りでした!

福田:幅広いですよね。

──今日もどんなゲストが来るか、分からないんですね。

福田:全然分からないです。

辰巳:さまざまなゲストさんにオファーはかかっているみたいなんで。

──コロナ対策ということで考えたコーナーですけど、幅が広がったということですね。

4人:そうですね!

辰巳:このような状況の中で、僕たちと僕らを応援してくださっている皆さんと、何を楽しめるかと考えたら、今までにない、さらに楽しい時間を作ることができましたね。

松崎:ピンチをチャンスにしてしまう、ふぉ~ゆ~。

辰巳、越岡、福田:ありがとうございます!

福田:我々が、ピンチをチャンスにするグループ。

4人:ふぉ~ゆ~です!

松崎:ありがとうございます!

4人:サンキュー、サンキューでーす!

新曲3曲追加に、松崎が混乱!?「歌詞と振りが連動しない!」

──今回、一番大変だったことはなんですか?

福田:稽古場で、この「ENTA!」をみんなで作っていたんですけど。スタッフさんを交えて「どんなショーにしたら面白いかな」ってなった時に、話せば話すほど、煮詰まってくるんですよね。

そうすると、どんどんみんな真面目になってくるんですよ。頭が固くなっちゃって。これは「ENTA!」じゃない、と。もっとふざけなきゃいけない、と。つまり、真面目になりすぎちゃったことですかね。

辰巳:どういうことだよ!真面目に作ってるじゃない!どう?松、一番苦労したところは?

松崎:あれですよ、新曲が3曲も増えたこと。

辰巳:新曲に慣れてない人の発言ですよね(笑)。苦労なんだね。

越岡:「うれしい」だよね、普通。

松崎:1回の舞台で、1曲、2曲増えるっていうのが、まぁ…多くて2曲じゃないですか。

辰巳:今までのふぉ~ゆ~はね。

松崎:そうです!でも、一気に3曲来たもんだから、歌詞と振りが連動しない、しない!

辰巳:初心者か!お前は。何年やってんだよ、ジャニーズ!

松崎:23年目になります!

辰巳:やってるんでしょ!嵐さんなんか、全曲新曲くらいでコンサートやるんだからね!

松崎:だから、今回、嵐には勝ったと!

辰巳:…どこで!?

越岡:どこ!?

辰巳:どこをとっても今は負けてたよ?松の発言的には。

松崎:心では勝ってたと!嵐をここで巻き起こした!

辰巳:おぉ!その心は?

松崎:ストーム!ストーム!ストーム!

(呆気にとられる取材陣)

福田:やめろ!やめろ!

辰巳:これは嵐にはない武器です!

越岡:お客さんいてもこの空気になります!

松崎:これが、さっきの黄色い歓声じゃなくて「うぅぁあ!」という歓声に変わるという。

辰巳:やっぱり松がしゃべると、(記者が)松のことを睨むんですよ。書くのをやめて(笑)。

松崎:ペンが止まるんだよね。

越岡:それが正解です!

福田:横浜では、横浜中が松のことを睨みましたからね(笑)。

辰巳:そうです!ご安心ください!

──横浜では、どこか食事とかは行けましたか?

福田:行けてないですね。

辰巳:食事するのが大好きなグループなので、また行けるようになったらいいなとは思いますね。この衣装で行ってやろうかなと思って(笑)。新しい衣装気に入っちゃってるんで!

──そのピンクがちょっと嵐のような…。

4人:(笑)。

福田:やっぱりあやかりたいなと思っております。

越岡:売れてるものには巻かれるスタイルで!

辰巳:やめなさいよ!

福田:どうしたら嵐っぽくなるかな、みたいなことを考えながら…。

辰巳:考えてないよ(笑)。でも、2021年、嵐のようなグループになりたいですからね!

福田:そうですね!

松崎:嵐を巻き起こす!

辰巳:その心は?

松崎:ストーム!ストーム!

──先ほど、新曲の話がありましたが、最初に「ENTA!」をやった時に、「ENTA!2」では新曲を2曲、「ENTA!3」では新曲を3曲歌うと宣言されていましたね。

4人:そうですね。

福田:有言実行で!

──最初にオリジナル曲ができた時は、ファンの皆さんがすごくうれしがっていたということですが、今回は3曲ということで、さらに喜びが…。

越岡:そうですね。

松崎:喜びが、3倍になった~ら~よか、よか…。

(会場爆笑)

辰巳:どこの人なの!?なんで福岡まで気持ちが行っちゃったのかな…。

福田:今回、福岡ないからね!

松崎:そう!福岡も行きたいなっていう思いも乗せましたね!

越岡:乗っちゃったんだ。

辰巳:3曲分の喜びをお客さんと一緒に味わえたらいいなと思っていますね。今回、3曲のオリジナル曲も、コロナ禍の中で、どんな曲をお客さんに届けたいかを考えた時に、「これからふぉ~ゆ~と一緒に頑張っていきましょう」ということをテーマにして作った曲なので、そのへんもぜひ、聴いてほしいですね。

──この思い出をCDにしたいという気持ちはありますか?

松崎:あります!

福田:たしかにね…。

辰巳:何をおっしゃいますか!…あるし!ある!

越岡:ちょっと迷ったでしょ(笑)。

辰巳:いやいや(笑)。

福田:ありすぎちゃってね!

辰巳:22年前からデビューしたいんですから!

越岡:そうですよ!

辰巳:CD出したいのが、夢ですから!

越岡:ふぉ~ゆ~、だって、来年10周年になるみたいなんですけど…やっぱ、CDを出してないと思い入れがねえ!10周年。

(会場爆笑)

辰巳:口悪いな!

福田:びっくりする!たぶん、初めてだよ。ジャニーズのグループで「10周年に思い入れがない」って言うの。やめなさい!びっくりしましたね。

辰巳:毎年勝負だからね!

越岡:そう!

辰巳:気づいたら10年なんですけど。これだけオリジナル曲も増えてきたら、どうにかして、皆さんの日常で耳に届くような形で曲を届けたいなと、本当にふぉ~ゆ~考えています。

松崎:そうですね。

──2021年の目標ができましたね。

福田:決定ですね!

──言葉にしていただきたいんですけど…。

福田:はい!…2021年、ふぉ~ゆ~はファンの皆さまに楽曲を届ける!

4人:(手のひらを差し出すポーズをして)For you。

(ざわつく会場)

辰巳:「CDデビュー」っていう言葉が欲しかったんだよ!絶対に!

福田:じゃあ、もう1回いきましょう。今のところカットしてもらって!(気を取り直し)2021年、ふぉ~ゆ~はファンの皆さまに感動と驚きを届けるために、CDデビューする!For you。

松崎:For you。

辰巳:(笑)。今のご時世としても、CDだけじゃなくて、配信とかいろんな形で音楽を届けられるので、ふぉ~ゆ~らしく楽曲を届けていけたらいいなと思っています。

ふぉ~ゆ~2020年の漢字一字は「喜」「発」「幸」「楽」

──今後の目標がありましたが、振り返って、今年はどんな年でしたか?

福田:(後ろを振り返り)振り返って…。

辰巳:違う!違う!意味は合ってるけど!どう?ザキさん。

松崎:僕、漢字一文字で表します。「喜」っていう漢字を選びます。

福田:おぉ~。

辰巳:普通だった、意外と!

松崎:ぜん…喜びの裏には、ちょっと裏を返すと悪いという字に変換できる…ま、コロナ禍という、ステージに立ちたいけど立てない時期、悔しい思いもあって。でも、こうして「ENTA!」で皆さんの前に立てて、エンターテインメントを届けられるということで。(思い浮かんだ漢字は)インスピレーション!ぜん!

辰巳、越岡、福田:ぜん?

松崎:あ、喜び。(※松崎は「善」を思い浮かべながら、喜びの話をしていた?)

辰巳:僕は、「発」。こういう状況になったからこそ、ふぉ~ゆ~のメンバーの新しい一面を発見したり、僕たちLINEをやらせていただいていますが、LINE LIVEというもので、なかなか会えない中で僕たちから発信して、思いを届けられるということを発見できたので。2021年につながる、いい年になったんじゃないかと思います。

福田:僕は「幸」。

辰巳:あら、みんな前向きね!

福田:理由はですね、こういう状況だからこそ、小さな幸せに気づくことができたっていうことで。今まで当たり前に過ごしていた日常の中に、本当は幸せが潜んでいたんです。それに気づくことができた1年でした。

──例えば、どんな幸せですか?

福田:こうして皆さんとお話できることです。

辰巳:たしかにね。こっしーは?

越岡:まぁ、「密」でしょうね。

福田、辰巳、松崎:おぉ~。

辰巳:その心は?どのミツ?密接の「密」?

越岡:そう。

福田:蜂蜜の「蜜」じゃなくて大丈夫?

越岡:蜂蜜の「蜜」でもいいでしょうけど。

辰巳:いや、ダメでしょ!

松崎:蜂蜜の「蜜」って、漢字一緒じゃないの?

辰巳:違うよ!

福田:怖い、怖い。

辰巳:あとで教えてあげるから、黙ってて!

越岡:…「密」はすみません、嘘です(笑)。

辰巳:嘘なのかよ!時間返せよ!

越岡:本当にすみません(笑)。「楽」。こういう状況下の中でも、いろいろ判断して来てくださったお客さん、ショーとかで本当は声を出したいけど出せない…けど、僕たちと一緒に楽しい時間を共有できている皆さんを見ると、みんなとならどんな状況でも楽しめるなと感じたので…「密」で。

福田:違う!違う!

辰巳:難しいボケしないで!

越岡:すいません!「楽」です(笑)。

──最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

福田:皆さま、我々がふぉ~ゆ~でございます。

辰巳:よろしくお願いします。

松崎:お願いします!

福田:お見知りおきを。2020年、ふぉ~ゆ~、一つ一つ大事に時間を過ごしてまいりました。2021年はさらに飛躍した年にしたいと思います!よろしく、おなしゃす!

4人:サンキュー、サンキューでーす!