12月25日(金)25時05分より、フジテレビでは『フィギュア歌謡祭2020』が放送される。
この番組は、12月25日(金)から始まる「全日本フィギュアスケート選手権大会」(以下、「全日本選手権」)に出場するフィギュアスケーターたちの、“特別な年の特別な演技に懸ける想い”を、2020年を彩った名曲にのせて放送するというもの。
それぞれの選手の想いとリンクした楽曲が選ばれており、選手の幼少期の映像、これまでの軌跡など、ファン垂涎のVTRとなっている。
<#5 紀平梨花×「Laughter」(Official髭男dism)>
「『Laughter』は聴いてます。練習中に聴いてますね」と話した紀平。
日本女子のエース、紀平梨花、18歳。彼女には、絶対に叶えたい夢がある。「オリンピックに行って、優勝できたらいいなと思います」。
幼少期から超がつくほどの活発。スケートを始めると、すぐさま羽を広げたその才能。そして、12歳で挑み出したトリプルアクセル。数えきれない程の転倒と、頬をつたった涙。けれど、諦めるなんてできなかった。
「トリプルアクセルという大技をしないという選択もあったと思うんですけど、今は、やり続けてよかったなって思える」と明かす。
2017年、初出場の「全日本選手権」で3位。そして2019年、「トリプルアクセル!これも降りた。紀平梨花、全日本で圧巻の輝き!!」(実況)――ついに優勝を果たした。
それでも激しくうねりゆく世界の潮流。「トリプルアクセルを武器にして一歩先に進んでいた時代ではなく、一歩下がっている状態」。
ロシア勢を筆頭に訪れた「女子4回転時代」。トリプルアクセルに4回転、そんな大技を標準装備する最強ロシア勢と戦うため、彼女は決意する。
「北京オリンピックを見据えて、やっぱり私も4回転に挑戦しなくてはいけない。いいプログラムに仕上げていかないと、全然戦っていけるレベルではないと思うので」と心境を吐露。
「新しい挑戦をして自分に勝ちたい」――。決めた道が、正しいと信じ、自分自身の可能性をリンクの上でただひたすらに創造した。
濱田美栄コーチは「勇気がある子じゃないと、この時代はついていけない。勇気がないと」と言う。
さぁ、世界へとつながる「全日本選手権」。連覇そして世界一へ羽ばたくとき。
「4回転のイメージはすごく良くなってきていて。跳べる確率も高くなってきて、だいぶ掴んできていると思います。やれることはやってきたと思っているので、積み重ねてきた練習とコロナの影響で我慢してきた気持ちを全部ぶつけたいなという感じです。しっかりトップを狙っていける状態なんじゃないかと思います」と力を込めた。
特別な年の、特別な全日本――。
<放送日時&ラインナップ>
12月21日(月)24時35分~ 宇野昌磨×「感電」(米津玄師)
12月22日(火)24時35分~ 鍵山優真&佐藤駿×「炎」(LiSA)
12月23日(水)25時15分~ 坂本花織&三原舞依×「猫」(DISH//)
12月24日(木)24時45分~ 樋口新葉×「群青」(YOASOBI)
12月25日(金)25時05分~ 紀平梨花×「Laughter」(Official髭男dism)
紀平梨花選手は、12月25日(金)に女子ショートプログラム、27日(日)の女子フリーに出場。
詳しい放送&配信スケジュールは、フジテレビのフィギュアスケート・スピードスケート・ショートトラックの総合サイト「フジスケ」まで。