12月23日(水)に放送されたフジテレビ『Live News α』で、男子フィギュア・羽生結弦選手の独占インタビューが紹介された。

羽生選手は、いま何を想い「全日本選手権」の舞台に立つのか、カメラの前で語った。

<羽生結弦「全日本選手権」で新プログラム解禁へ>

――コロナ禍で迎える「全日本選手権」についての想いを聞かせてください。

率直に言えば、出たいという気持ちよりも、リスクの方が自分の中では大きいと思っています。自分が出たいという気持ちとか、自分が試合に出場して演技したいとか、みなさんの前でどうしたい、というよりも。

自分が感染拡大のきっかけに、まずはならないように、自分自身もかからないようにして。

今、いろんな地域で医療が大変なことになっていたり、もちろん財政が大変なことも、ニュースでよく目にしているのでわかるんですけど。ただそれを自分が、今最前線で頑張っていらっしゃる方に、負担にならないようにするのが一番大切だと思っているので。

こういう決断をしたからこそ、責任を持って、しっかりいい演技をするべきだと思っています。

――今シーズン初戦=「全日本選手権」は、ショート、フリーともに「新プログラム」で挑みます

曲名は、見る前に発表されると思うんですけど…“見ていただいての楽しみ”にしたいかなと思っていて。

やっぱり、「バラード第1番」「SEIMEI」と比べちゃうと、もちろんまだ、あそこまでの自信の塊みたいなところまではいってないです。ただ、誰かの心に何か、感情が灯る、何かの気持ちが灯るきっかけになればいいなと思います。

かなり長い期間、コーチがいない中で練習してきて。最初はやはり難しかったんですけど、

――2月の「四大陸選手権」後のインタビューで、なんとなく形として見えてきている」と語っていた4回転アクセルは、その後どんな状態ですか?

ジャンプの配置とか、スピンの配置とか、そういう流れ以外は、全部、ほぼ全部自分が決めてるといっても過言ではないプログラムなので。

4回転アクセルということについて考える時、跳べるイメージも具体的に膨らんできていて。あとは、それに体を乗せられるか、乗せられないかぐらいだと思うので。今回は、やらないですけど。

率直に言えばなんですけど、「アクセル跳びたかったな」という気持ちはもちろんあって。「もっと練習してきたかったな」という気持ちはあったんですね。ただ、それだけじゃないというのを、一人で練習していた時に、改めて気づいて。

このプログラムに対して、4回転アクセル入れて安定させられるのか、それでぐじゃぐじゃになるのか。そういうところを割りきれるようになったなと思っていて。なんか、ちょっと大人になったんですかね。

自分がやるべき演技というのは、今回のショートとフリーで、ある程度出せるんじゃないかなと思います。

フジテレビでは、『全日本フィギュアスケート選手権2020』として、地上波、BSフジ、CSで放送。FOD、TVerでの配信、さらに、FODプレミアムでは初めて全競技を完全生配信することも決定。

また、フジテレビスケート公式Twitterや、フジテレビのフィギュアスケート・スピードスケート・ショートトラックの総合サイト「フジスケ」では、さまざまな企画配信を予定している。