12月25日(金)、アニメーション映画「映画 えんとつ町のプペル」初日舞台挨拶が都内で行われ、声優を務めた窪田正孝、芦田愛菜、小池栄子、大平祥生(JO1)、製作総指揮・原作・脚本を担当した西野亮廣(キングコング)、廣田裕介監督が登壇した。

同作は、2016年の発売以降、累計発行部数45万部を突破するヒットを記録した西野の絵本「えんとつ町のプペル」を原作としたアニメーション映画。

いつも厚い煙に覆われ、空を見あげることを忘れた「えんとつ町」を舞台に、星を信じる少年ルビッチ(声:芦田)と、ハロウィンの夜にゴミから生まれたゴミ人間プペル(声:窪田)が「星を見つける旅」へと出る冒険物語。西野が絵本を描き始めて8年、映画の制作がスタートしてから4年の年月を経て、遂に完成した。

本日0時に開催された最速上映会では、上映後に拍手とスタンディングオベーションが起こったそうで、芦田は「ルビッチとプペルの友情、関係がステキで、私もそういう友達を大事にしたいし、友達にとってそんな自分でありたいと、友達ついて考えさせられて。見てくださるどんな方にも心に響くことがある作品。たくさんの方に知っていただきたかったのでうれしいです」とニッコリ。

窪田は「すごくワクワクするし、本当に何回でも見られる作品だと思います」といい、「愛菜ちゃんが素晴らし過ぎて頭があがりません」と芦田を絶賛。

芦田も「窪田さんと一緒に演じさせていただいたおかげで、私自身、すごくルビッチの気持ちになれました」と感謝すると、窪田は「おっしゃってくださること全てが完璧」と感慨深い様子で明かしていた。

司会から「この2人でよかったのでは?」と声をかけられた西野は「ほんとに!」と大きな声で同意。また、「コロナ禍で重ね合わせて見られると思う。その中で、ルビッチとプペルの声に微塵の嘘もあってはいけない。お2人は根がルビッチとプベル。非常にピュアな方」と絶賛した。

小池は、ルビッチの母親のローラ役を担当。小池は西野について「普通の芝居の演出を受けたいと思うくらいすごく的確で、引き出してくださった」と感謝。また、「ルビッチとプペルを見て、私はいつから夢を語らなくなったのかと思って。大人になると、自分で限界を作ってしまっていたなと。出会ってよかったと思えた映画でした」と感慨深い様子。

収録中、ローラのセリフでスタジオ中が泣いたそうで、西野は「本当にいいセリフ。小池さんにしか無理っすね」と賛辞の言葉を贈った。

本作で初めて声優に挑戦した大平は「めちゃくちゃ難しかったんですけど、西野さんが助けてくれて。終わった後は達成感があり、ほっとしました。すごく濃くて楽しかったです」と回顧し、本作を見て「めちゃくちゃ泣きました」と爽やかな笑み。

そんな大平を廣田監督は、「注文にガンガン答えようとしてくれる根性のる方。素晴らしい」と褒めたたえた。

年の瀬ということで、来年、チャレンジしたいことを発表する一幕も。西野は「YouTuber」と言い、相方の梶原雄太が“カジサック”としてYouTuberとして奮闘していることもあり、「(梶原が)“カジサック”で頑張っているので、映画が終わったら“ニシサック”として、ジャージ着て来年1年頑張りたい。公約です。それ以外の仕事を全部やめて、YouTuber1本で頑張ります」と宣言。カジサックとの共演も期待されると、「あるかもしれないです」とニヤリ。

大平は、「わさびを食べられるようになる」と答え、「お寿司が大好きなんですけど、唯一わさびが食べられない。20歳になったので、そろその大人の味を味わいたいです」と苦笑い。

また、小池は「体力作り」、芦田は「ラジオではがきを読んでもらう」と目標を。

そして、窪田は「キャンプ」と力を込めて言い、「周りにキャンパーが増えていて。この前、TEAM NACSの音尾琢真さんにお話聞かせてもらいましたし、YouTubeでもいろいろ動画を見てます。サバイバルに強くなりたい。これから世の中大変だから、自然の中でも生きられるようにしたい」と願望を。

司会からYouTuber 西野とのコラボも期待されると、西野は「いいですね。コラボしまくります」と宣言していた。

最後には、芦田が「できないと決めてしまうのは自分だけど、できるかもと挑戦して一歩踏み出そうと決めるのも自分。勇気をもらい、一歩踏み出そういう気持ちになりました。たくさんのメッセージが詰まっていて、どんな世代の方の心にも届くような作品だと思います」とアピール。

窪田は「信じる力って本当にすごい。信じたら、絶対いつか実ると思う。背中を押してくれるこの作品は、2020年の集大成としてふさわしい作品だと思うので、たくさんの人に観てほしいです」と呼び掛けていた。

アニメーション映画「映画 えんとつ町のプペル」は、12月25日(金)全国公開。

©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会
配給:東宝=吉本興業

最新情報は、「映画 えんとつ町のプペル」の公式サイトまで。