井上真央が主演を務める映画「大コメ騒動」(2021年1月8日公開)の本編映像とメイキング映像が12月28日(月)に、公開された。
本作は、1918年(大正7年)、富山県の貧しい漁師町で起こった「米騒動」。日本の女性が初めて起こした市民運動ともいえる出来事で活躍した女性たちにスポットを当てた“大痛快”エンタテインメント。
主演の井上の他、夏木マリ、鈴木砂羽などの女優陣に加え、室井滋、立川志の輔、柴田理恵など富山出身キャストが多数出演。
監督も富山出身、「超高速!参勤交代」の本木克英。主題歌は、米米CLUB が担当する。
日々の暮らしを守るため、井戸端から沸き上がった女性たちの声が、社会を大きく変えていく「笑いあり!涙あり!」の実話を元にしたストーリーだ。
本木監督「家族の命がかかっています!楽しそうにはしないでください!」
解禁された映像は、コメの値段の急騰から始まり、目の当たりにした理不尽な社会に対して「もう我慢できん!!」と立ち上がった女性たちが一挙なだれ込むシーン。
3人の子どもを育てながら働きづめの主人公いと(井上)が、「コメを旅に出すなー!」と掛け声をあげ先陣を切り、それに続く女性たちの大群が、コメを積み荷にさせまいと砂浜を駆け抜ける。
あまりの迫力に慌てふためく業者たちの姿が対照的で、真剣ながらもコミカルな雰囲気も忘れない本木監督の演出にあふれた映像になっている。
あわせて公開されたメイキング映像では、監督から演出を受ける井上の姿や、100人近いエキストラが海岸に集まって撮影が行われた様子が映し出されている。
本木監督は「船に運び出す米俵をおかかたちが奪うシーンでは、エキストラの皆さんがとても“楽しそう”だったんです。でもここは、男たちと激しくぶつかり合うシーン。申し訳ないという思いを持ちながらも『家族の命がかかっています!楽しそうにはしないでください!』とスピーカーで何度もお願いしました」と回顧。
続けて「おかか役の女優陣も思わず『すごいすごい!』とエキストラの皆さんに拍手を送ったほど。浜のおかかたちの、迫力あるシーンになったと思いますよ」と振り返った。
井上は、「いつの世も女性を怒らせたら怖いですが(笑)、自分の力を試すためではなく、大事なものを守るために声を上げていく。生活に根付いているからこそ響く訴えというものがあるのだと思います。今の時代とちょうど重なる部分もあると思うので、そんなことも感じてもらいながら楽しんでいただけたらうれしいですね」と語った。
動画はこちら!
映画「大コメ騒動」は2021年1月8日(金)より、TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開。(2021年1月1日(金)より富山県にて先行公開)
©︎2021「大コメ騒動」製作委員会
配給:ラビットハウス、エレファントハウス
最新情報は、映画「大コメ騒動」の公式サイトまで。